日野バイパス(延伸) 坂下~一番橋北間 進捗状況2021.4

日野市で事業が行われている日野バイパス(延伸)のうち、坂下交差点付近~一番橋北交差点付近の様子を見てきました。

この記事の範囲

日野バイパス(延伸)国道20号のバイパスとして国が事業を行っているものです。将来的には、隣接して事業が行われている日野バイパス(延伸)Ⅱ期八王子南バイパスとともに、東京の東西を結ぶ大動脈となる計画です。

事業概要

日野市八王子市では国道20号20(現道)のバイパスとして、日野バイパス(延伸)日野バイパス(延伸)Ⅱ期の事業が行われています。

施行者は国で、日野バイパス(延伸)は2005年度から、日野バイパス(延伸)Ⅱ期は2017年度から事業が行われています。

なお、沿線では日野市および土地区画整理組合により土地区画整理事業が行われています。土地区画整理事業の施行区域では同事業によって用地を捻出する予定です。

ちなみに、都市計画道路名称は日野3・3・2号東京八王子線八王子3・3・2号東京八王子線です。

基本データ

日野バイパス(延伸)
施行者
延長約3.8km
幅員28~48m
事業化2005年度
2020年5月6日現在
日野バイパス(延伸)Ⅱ期
施行者
延長約1.5km
幅員28~60m
事業化2017年度
2020年5月6日現在

最近の発注状況

工事
発注年度工事名称受注者
※これ以前は情報収集していません。
2017年度国道20号日野バイパス(延伸)豊田地区改良(その1)工事株式会社ガイアート
2017年度国道20号日野バイパス(延伸)豊田地区改良(その2)工事戸田道路株式会社
2019年度R1国道20号日野BP(延伸)豊田地区電線共同溝(その1)工事戸田道路株式会社
2019年度R1国道20号日野BP(延伸)豊田地区電線共同溝(その2)外工事戸田道路株式会社
2020年度R2国道20号日野BP(延伸)川辺堀之内地区改良舗装その1工事戸田道路株式会社
2020年度R2国道20号日野BP(延伸)東豊田地区改良舗装工事常盤工業株式会社
2020年度R2国道20号日野BP(延伸)豊田南地区改良舗装工事福田道路株式会社
2021年度R3国道20号日野BP(延伸)川辺堀之内地区改良舗装他その2工事世紀東急工業株式会社
2021年度R3国道20号日野BP(延伸)川辺堀之内地区電線共同溝工事株式会社ガイアート
2022年度R4国道20号日野BP(延伸)東豊田地区改良舗装他工事株式会社竹中道路
2025年度R7国道20号BP改良他工事大木建設株式会社
委託
発注年度委託名称受注者
※これ以前は情報収集していません。
2017年度29F日野バイパス(延伸)Ⅱ期橋梁予備設計他業務株式会社橋梁コンサルタント
2018年度30B日野バイパス延伸部外用地調査等業務株式会社アタル開発
2018年度30G日野バイパス延伸環境影響評価検討他業務八千代エンジニヤリング株式会社
2018年度30G日野バイパス(延伸)Ⅱ期測量業務国際測地株式会社
2018年度30G日野バイパス(延伸)Ⅱ期地質調査他業務応用地質株式会社
2019年度31G日野バイパス延伸環境影響評価調査他業務八千代エンジニヤリング株式会社
2019年度R1G国道20号日野BP(延伸)環境調査業務(その1)株式会社オリエンタルコンサルタンツ
2019年度R1G国道20号日野BP(延伸)環境調査業務(その2)株式会社長大
2019年度R1G国道20号日野BP(延伸)Ⅱ期橋梁詳細設計他業務セントラルコンサルタント株式会社
2019年度R1G国道20号日野BP(延伸)日野BP(延伸)Ⅱ期橋梁詳細設計他業務セントラルコンサルタント株式会社
2020年度R2G国道20号日野BP(延伸)道路詳細修正設計他業務セントラルコンサルタント株式会社
2020年度R2G国道20号日野BP(延伸)Ⅱ期函渠設計他業務株式会社建設技術研究所
2021年度R3G国道20号日野BP(延伸)2期環境影響評価業務株式会社オリエンタルコンサルタンツ
2021年度R3G国道20号日野BP(延伸)電線共同溝設計他業務株式会社ドーコン
2022年度R4G国道20号日野BP(延伸)2期環境影響評価業務株式会社オリエンタルコンサルタンツ
2022年度R4G国道20号日野BP(延伸)外道路詳細修正設計他業務株式会社建設技術研究所
2024年度R6G国道20号日野BP(延伸)2期外函渠構造検討他業務中央コンサルタンツ株式会社東京支店
2024年度R6G国道20号日野BP(延伸)外環境影響評価業務株式会社千代田コンサルタント
この表の注意事項
データ収集期間:工事2017年度~、委託2017年度~(それ以前は収集していません)
最終更新日:2024年11月28日

自治体等が運営する入札情報サービスなどをもとに情報を収集しています。見落とし等をする可能性があり、すべての契約を網羅しているとは限りません。特に普段とは異なる名称法則で発注されている場合は見落としが発生しがちです。また、入札後随時更新することは労力がかかりすぎて不可能であるため、データ収集開始日以前及び最終更新日以降の情報は掲載できていません
契約額は入札情報サービス記載の当初契約額です。契約変更等があったとしても対応していません。記載がないものは情報収集していません。
発注年度は入札日を基準としています。工事や業務は複数年にまたがる場合があります。
次の委託・工事は原則掲載しません。
・入札情報サービスに掲載されない契約(特命随契、少額随契、見積合わせ、オープンカウンター方式による契約など)
・用地の管理工事
・維持・修繕等の単価契約価契約
・入札不調や取り下げられた案件(公表する一部自治体除く)
・占用企業者による工事(下水道・水道・ガス等)
・物件補償や土地鑑定
・積算照査や発注者支援業務
など

近隣の道路計画

都市計画道路放射第5号線東京八王子線東京都千代田区半蔵門交差点から東京都八王子市高尾山ICに至る都市計画道路です。上記の通り未開通の区間で事業中です。

都市計画道路名称
23区内:放射第5号線
三鷹市内:三鷹3・2・2号東京八王子線
小金井市内:小金井3・2・2号東京八王子線
府中市内:府中3・2・2の1号東京八王子線、府中3・2・2の2号東京八王子線
国立市内:国立3・3・2号東京八王子線
日野市内:日野3・3・2号東京八王子線
八王子市内:八王子3・3・2号東京八王子線

それぞれの区間については下記をご覧ください。


この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

最近の話題

今回この場所を見に行ったのは、「そろそろ工事が始まっているかなー」と思ったからでした。

というのも、3月2日開札の入札で、この部分と思われる入札が行われていました。「思われる」というのは入札公告から判断したもので、もしかすると違うかもしれません。

工事名、工事場所、工事内容、工事概算数量、及び落札者名は以下の通りです(入札公告から転載)。

ここをクリックすると展開します
工事名R2国道20号日野BP(延伸)東豊田地区改良舗装工事
工事場所自)東京都日野市川辺堀之内地先
至)東京都日野市東豊田1丁目地先
工事内容本工事は、一般国道20号日野バイパス(延伸)における 東豊田地区の暫定2車線を整備する工事である。
工事概算数量工事延長 L=610m
・道路土工 約7,200m3
・地盤改良工 約7,400m2
・舗装工 約12,100m2
・カルバート工 約90m
・排水構造物工 1式
・縁石工 1式
・区画線工 1式
・防護柵工 1式
落札者名常盤工業株式会社
工事名R2国道20号日野BP(延伸)豊田南地区改良舗装工
工事場所自)東京都日野市豊田2丁目地先
至)東京都日野市東平山2丁目地先
工事内容本工事は、一般国道20号日野バイパス(延伸)における 豊田南地区の暫定2車線を整備する工事である。
工事概算数量工事延長 L=360m
・道路土工 約7,100m3
・地盤改良工 約4,800m2
・擁壁工 約270m3
・舗装工 約11,100m2
・排水構造物工 1式
・縁石工 1式
・区画線工 1式
・防護柵工 1式
落札者名福田道路株式会社
工事名R2国道20号日野BP(延伸)川辺堀之内地区改良舗装その1 工事
工事場所東京都日野市川辺堀之内地先
工事内容本工事は、一般国道20号日野バイパス(延伸)における 川辺堀之内地区の暫定2車線を整備する工事である。
工事概算数量工事延長 L=440m
・道路土工 約4,900m3
・地盤改良工 約4,800m2
・舗装工 約8,500m2
・排水構造物工 1式
・縁石工 1式
・区画線工 1式
・防護柵工 1式
落札者名戸田道路株式会社

結論としては、これらの工事はまだ行われていませんでした。

2021年の発注予定にも、川辺堀之内地区の「改良舗装その2工事」が予定されています。

もしかすると、あと1,2年程度でこの部分の開通があるかもしれませんね。知らんけど。

工事内容がわかる工事設計書等が取り寄せることができたら、このページに追記するか、もしくは、工事が始まった段階で再び見に行き記事にします。

写真等

撮影位置はこの通りです。

上述の通り、まだこの部分の工事は始まっていなかったので、着工前の様子として記録しておきます。

この部分では、上地図で青色で示した範囲で土地区画整理事業が行われています。

土地区画整理事業が行われている部分は、土地区画整理事業の換地によって道路用地が確保され、その後、国によって国道として整備が行われます。

土地区画整理事業が行われていない部分は、国が基本的に道路予定地のみ土地の取得を行い、その後、国によって国道として整備が行われます。

①日野バイパス「坂下」交差点(地図

日野バイパス坂下交差点付近から横にそれる計画となっています。

写真左側の道路予定地には杭が立てられ、用地が確保されているのがわかります。

②川辺堀之内地区東側(土地区画整理事業範囲外)(地図

このように用地の取得が進んでいました。

用地取得率は調べても少し古いデータしか出てこないので、最新の状況がどの程度なのかよくわかりませんが、見た様子だと残り数件程度に見えました。

写真①~②間では、2019年頃に埋蔵文化財発掘調査が行われていましたが、現在は行われていませんでした。

③日野市川辺堀之内地区(地図

この部分は日野市川辺堀之内土地区画整理事業の施行地内です。事業自体はまだ続いていますが、造成工事は大方終わっていて、日野バイパス(延伸)の用地も確保されています。

ちなみに、最近新聞報道等で話題になっている場所です。

④日野市川辺堀之内地区その2(地図

この先の部分では、2019年頃には埋蔵文化財発掘調査が行われていましたが、現在は終わっていました。

この部分は、写真のように暫定的な道路が整備されています。南側(写真左側)には柵があって立ち入らないようにされていましたが、歩く人がそこそこいましたね。

⑤川辺堀之内地区西側(土地区画整理事業範囲外)(地図

この部分は土地区画整理事業の範囲外で、用地の買収が行われた範囲です。

奥の方まで見通せるようになりましたが、計画線キワの土地の取得が未了の場所があるように見えました。

⑥東豊田地区東側(土地区画整理事業範囲外)(地図

家の基礎だけになった場所も多くみられました。

⑦東豊田地区東側(地図

2017年頃はこんな感じでしたから、ここ数年で大きく進んだのがよくわかります。

⑧東豊田地区(地図

この付近は東豊田土地区画整理事業が行われた範囲で、既に土地区画整理事業は終了しています。

写真⑩の暫定整備が行われた際に若干拡幅されましたが、まだまだ暫定形です。

⑨一番橋北交差点(地図

この辺りはあまり変わっていないですね。

写真にある黄色い「クッションドラム」には、「相武国道事務所」と書かれていて、国道なんだなーと実感しました。

まだ、この道路を「国道」として色分けしている地図は見当たりませんね。

⑩豊田南地区(地図

2019年に暫定整備が行われ歩道が拡幅された豊田南地区では、引き続き、電線共同溝の整備が進められています。

以前の記事でも書きましたが、この先、浅川を横断する付近の日野バイパス(延伸)Ⅱ期では、1月27日に、東京都環境影響評価条例に基づく環境影響評価計画書の提出があったことが告示されました。

撮影日:2021年4月11日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. 匿名 より:

    日野バイパスとぶつかる坂下交差点の構造がどうなるか気になっていますが、何か情報はありますでしょうか?個人的には立体交差だとうれしいなと思っています。

    • 管理人 yunomi-chawan より:

      これは私も気になっていて前から調べているんですが、正確なことはわかりません。

      ただ、相武国道事務所のサイトに掲載されているパンフレットには橋梁構造との記載はないですし、道路構造令的にも立体交差にする必要がなさそうですから、平面なんじゃないかと予想しています。

      現状、この部分の幅員は立体交差できるように土地は確保はされていますね。

  2. 匿名1 より:

    ⑤の写真の正面やや右側のクリーム色外壁の家屋撤去が完了しました。令和3年10月現在

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