八王子市~瑞穂町で行われている国道16号東京環状の「八王子~瑞穂拡幅」のうち、現在事業中で年度内に6車線化予定の松原地区の進捗状況を見てきました。見たのは2017年12月28日。
事業概要
一般国道16号 八王子~瑞穂拡幅は国道16号のうち、八王子市左入町~西多摩郡瑞穂町二本木で行われている事業です。1972年に事業化し、国が事業を行っているもので、道路を拡幅等します。
このうち上記で示した松原地区はもともと2車線だったものを6車線に拡幅するもので、1997年に都市計画変更を行い、2012年4月に4車線化が完了、2018年3月に6車線化が完了しました。
施行者 | 国 |
計画延長 | 約14.6km |
幅員 | 21.0~48.0m |
車線数 | 4~6 |
事業化 | 1972年度 |
うち松原地区 | |
延長 | 約1.7km |
幅員 | 45m |
4車線化 | 2012年2月28日13時 |
6車線化 | 2018年3月31日11時 |
2020年5月29日現在 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
写真等
東京環状と新奥多摩街道などが交わる小荷田交差点から北を見ています。
かつてはここから北側、拝島方面にかけて2車線の狭い道路でしたが、現在は暫定4車線で供用されています。私がいたときは渋滞のような様子は見られず順調に流れていました。
小荷田交差点は国道16号東京環状が屈折する交差点で、かつては右折レーンが1つしかないなど渋滞の発生地点でした。この交差点も改良が行われ、左折の交通島ができたり右折レーンが2つに増設されるなど、改良が行われています。
左側に見える建物は都立多摩工業高校(多摩工高)です。現在、車道の両側で歩道と区切る防音壁の建設が進められていました。道路は無電柱化が図られる予定です。
緑街道入口交差点~松原町五丁目交差点間には、松原町五丁目南交差点、多摩工高入口交差点がありますが、交差点どうしが近接しているため信号を廃止する計画がありました。しかし、地元からの反対があったようで、その後どのような計画になったのかまではわかりません。
歩道部分がカラー舗装されている部分もありました。自転車通行部は歩道に内包されるようです。松原地区は沿道に商業施設はあまりなく、特に東側は住宅が中心のため、沿道アクセスのための副道も整備される予定です。
睦橋通り、江戸街道が交わる武蔵野橋南交差点です。
ここから北側は武蔵野橋となります。
この付近の道路は国道16号東京環状以外にも睦橋通りの拡幅や江戸街道の開通など、大きな変化がありました。
武蔵野橋ではJR青梅線、八高線、五日市線、市道、玉川上水を越えます。橋はもともとあった橋の西側に移設後、元の場所に新しく橋を架け拡幅しています。既に橋は完成に向かっているようです。(写真の左側に拡幅予定)
松原地区の拡幅が今年度中に予定されていることから、2018年(平成30年)1月13日には橋の渡り初めやセレモニーが開かれる予定だそうです。
武蔵野橋北交差点は五日市街道と交わる交差点です。
この辺の交差点一体は右左折が一部制限される箇所があるなど複雑な形態がとられています。
なお、五日市街道は昨年(2017年/平成29年)に都市計画変更が行われました。結果、計画幅員が拡大されたことに伴い、都市計画道路名称(番号)が変更され福生3・3・3の1号新五日市街道線になりました。こちらも近いうちに事業化するものと思われます。
ここから先の区間は4車線への拡幅が完了しています。6車線化の予定はありません。
撮影日:2017年12月28日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント