白線の間隔が広い横断歩道が横浜市神奈川区の反町交差点に設置されたと聞いて見て来ました。
反町交差点は国道1号が交わる4差路で、このうち白線の間隔が広くなったのは桐畑交差点側の1箇所です。
これは、2024年7月26日に「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」が改正施行され、白線の間隔を従来の45~50cmから、45~90cmに変更されたことに伴うものです。この改正は、塗直しのコスト削減などを目的に行われました。
10月には福島県福島市で同様の横断歩道の設置がされていました。NHKの報道によると、今回反町交差点に設置されたことで、関東地方では初の事例となるとのことです。
福島市の事例および改正に係る詳細については、下記記事に記載していますのでご覧ください。今回の記事では割愛します。
反町交差点には、これまで通常の45cm間隔の横断歩道が設置されていました。今回は90cm間隔に広がり、加えてエスコートゾーンが整備されています。音響装置等はありません。
今回の工事で、この横断歩道の白線の長さは70%程度に減少していると見られます。
警察庁の通達では、間隔を広げた横断歩道を設置した場合には、地域住民、学童、学校関係者、視覚障害者等の関係者に向けて、当該横断歩道等を実際に横断する機会を設けるなどの取組に努めることを求めており、NHKの報道では、視覚障害者に安全に横断できるか確認していただいたとのことでした。
個人的には、福島県の事例よりも違和感が少なく感じました。福島県よりも横断長さが長いため、違和感が軽減されているのかもしれません。
撮影日:2024年12月28日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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