仙川駅の南側で建設中の調布3・4・17号狛江仙川線(若葉町)の約320mが5月21日日曜日に開通するということで、開通直前の様子を見てきました。
開通当日の様子は下記をご覧ください。
この事業はおおむね完了しています。
調布3・4・17号狛江仙川線は狛江市元和泉三丁目から調布市緑ケ丘二丁目に至る全長5,070mの都市計画道路です。
このうち、調布市若葉町地内において「若葉町」区間として事業が行われてきました。(上図のⅡ期)
「若葉町」の延長は約650m、幅員16mで、もともと仙川駅の中心を通り抜けていた都道のバイパスのような役割を果たしています。
2002年度には北側の区間が部分開通し、その後2017年5月21日14時に残る約320mの区間も交通開放されました。
※上記看板には「仙川」工区についても記載されているものと思われます。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約650m |
幅員 | 16m |
事業期間 | 1997年11月28日~2025年3月31日 |
北側の開通 | 2002年度 |
南側の開通 | 2017年5月21日14時 |
2021年12月10日現在 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本分の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
今回開通するのは、このうち若葉町2丁目地内の約320mです。
この開通で仙川駅南口の狭隘区間が解消され、一本道でつながることになりますね。約19年にわたって事業を続けてきたことになります。
北端には押しボタン式信号機が新しく設置されました。開通区間の信号機(2箇所)はいずれも黒色のタイプが採用されました。
黒色の信号機は昔からありましたが、町田3・4・37号や立川基地跡地のように都内で新しく開通する道路に比較的多く黒色の信号機が採用されているように思えます。
開通予定の道路には「5月21日日曜日午後2時から通り抜けできます」と看板が設置してありました。
現段階では舗装や植栽工事は完了し、区画線を残すだけという状況でした。
道路は対面通行式の2車線で、両脇に自転車専用レーンが整備される計画です。自転車専用レーンについては既に標識の設置は完了していました。
植栽の低木はツツジですかね。都道ではよく見かける木です。今の季節はピンク色に染まって綺麗でした。
開通区間の道路は電線共同溝が整備され無電柱化されていました。街路灯の電線がもったいないなぁと感じてしまいますね。
従来の都道に合流する形となります。この場所の旧道には歩行者用信号機がありますが、これは新道開通と同時に使用をやめ、新しく設置された交差点の信号機に統合されるようです。
この交差点は五差路になります。成熟した都市に都市計画道路を整備するとどうしてもこうした複雑で鋭角な交差点や狭すぎる残地が残ったりしますね。これを解消するための事業方法もあるようですが、あまり採用されていないのかな?
交差点を反対側から見たところ
左の道路が従来の道路になります。現在のバス路線は従来の道路を走っていますが、新道開通後もそれは変更はないようです。またいずれ変更することはあり得るでしょうかね?
なお、開通区間南端の交差点の旧道側には5月19日にセブンイレブン調布若葉町3丁目店がオープン予定。新道側じゃないのいいのかななど。
撮影日:207年5月14日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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