山梨県甲府市で建設の準備が行われているリニア中央新幹線山梨県駅(仮称)の進捗状況を見てきました。
山梨県駅(仮称)は、甲府市の南側、中央自動車道やアイメッセ山梨に隣接した田園地帯に建設される予定です。
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写真等
撮影位置はこの通りです。
山梨県駅(仮称)は、JR線甲府駅から南へ7km弱、自動車で20分少々の場所に建設される予定です。
南側には新山梨環状道路が、北側には中央自動車道が通っている田園地帯で、駅は嵩上式の高架駅となる計画です。
既に駅周辺の都市計画決定や工事に着手している神奈川県駅(仮称)や岐阜駅(仮称)とは異なり、今のところ整備に向けた都市計画決定はされておらず、現在はその何段階か前となる「まちづくり基本方針(案)」の意見募集を行っているような状況で、整備は遅れています。
駅はこの田園地帯の真ん中あたりを東西に建設される予定で、前出まちづくり方針(案)では、駅の南北での周辺整備が計画されています。
JR東海が駅を整備する区域を除けば用地買収や工事などは行われておらず、稲作を中心とした営農が継続されています。
駅の予定地では既に大方用地買収が完了しているようで、そのうちの西側で遺跡発掘調査を行っていました。
JR東海のサイトによると、駅の建設工事は未契約とのことです。
この枯草の右側が駅の予定地で、タイガーロープによって囲われていました。
枯草部分は駅予定地とならなかった残地と見られます。
駅予定地には「JR東海 管理地」と書かれた張り紙がありました。神奈川県内に比べるとその枚数は少ないように感じました。
駅東側もこのような状況です。
まちづくり方針(案)によると、駅は4階部分に建設される予定で、かなり要塞のような構造物になるのではないかなと想像しています。
JR甲府駅からはそこそこの距離があり、車では国道358号線でほぼ一本道な状況ですが、駅との行き来は面倒くさいなと感じました。ここから3kmほど西にある身延線の小井川駅とのシャトルバスを設けるような報道もありますが、そんな駅に連れて来られても・・・という気はしなくもありません。
まちづくり方針(案)としては、都内とのアクセスは引き続き中央本線を重要視するような記載があります。
駅には隣接して中央自動車道が通っており、まちづくり方針(案)では、駅に直結するようなスマートインターチェンジ((仮称)甲府中央スマートIC)を建設する方針が示されています。
また、南側には県が整備を進める新山梨環状道路が通っているほか、富士河口湖方面に抜ける国道358号とも近く、道路アクセスは良いと感じました。
撮影日:2023年9月3日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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