6月7日に、橋本駅前のリニア中央新幹線神奈川県駅(仮称)の建設現場で行われたイベントが行われ、建設中の駅を見学できると聞き、見て来ました。
イベントは、神奈川県と相模原市が主催する「さがみはらリニア開放区」と、JR東海が主催する「シールド機組立に先立った現場見学会」が同時に行われました。

ってことで、駅予定地。
駅予定地の見学会は、これまで何度か開催されています。このほか、駅予定地隣接地に仮置きされている建設発生土の山には見学スペースが設けられています。
駅は地下に設置される予定で、現在は開削して絶賛工事中です。

既に駅の底まで掘り終わっているようで、開削トンネルの構築にむけて鉄筋が組まれている状況でした。

鉄筋を組むために足場が設けられています。今後は組んだ鉄筋に型枠を当てて、コンクリートを流し込み、トンネルを構築していくと見られます。
以前のイベントでもJV関係者が「地盤はかなりいい」と言っていたように、今回のJR東海関係者も「地盤はかなりいい」と言っていました。これだけの深さでこの構造物を、ほぼオープンで開削しているのはその証ですね。

駅予定地の一部には覆工板が敷かれて、作業スペースとして活用されています。

駅の名古屋方では、JR東海が現場見学会を行っていました。
駅の西側からは、相模川を横断する付近まで第二首都圏トンネルをシールドマシンで掘削する予定で、現在はそのシールドマシンの組み立て直前です。
現在は、駅の西側から国道16号をくぐった先まで、URT工法で16号交差部トンネルを構築済みです。

シールドマシンは750tと350tのクローラクレーンで地下に卸す計画で、すでにその組み立ては行われていました。
クローラクレーンは威圧感を低減するため恐竜を模した装飾が行われていて、750tクローラクレーンは「リーニアス」と、350tクローラクレーンは「ハシロン」と名付けられていました。
なお、シールドマシンは「ススムさん」と名付けられているようですよ。
JR東海と地元自治体はわりと頻繁にこうしたイベントを開催してくれて、行くたびに様子が変わっていくのがわかるのでいいですね。特に写真撮影禁止などの規制がないのがいいです。
撮影日:2025年6月7日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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