笹塚駅~仙川駅間で事業が行われている京王線連続立体交差事業に伴い、代田橋駅~明大前駅間で並走する井ノ頭通りが9月14日に付替えられました。
今回切り替えられたのは、井ノ頭通りのうち和田堀給水所の北側及び東側です。現場付近では、ショートカットするように放射第23号線の事業が別途行われていますが、こちらはまだ用地取得中です。
この区間では、将来高架ができる部分に井ノ頭通りがあり、これを南側に移設する必要がありました。
2019年度には補償代行工事として和田堀給水所の塀などを移設する工事が行われており、2020年度からは道路を移設する工事を行っています。
現在行われている工事は、「連続立体交差事業に伴う付替え道路工事(2-都道413号)」で、公益財団法人東京都道路整備保全公社が発注し、リアル建設株式会社が受注し工事を行っています。
和田堀給水所の北側では、車道が南側に移設されています。
この部分では和田堀給水所側に歩道がありましたが、移設後は京王線側に歩道が設置されています。
現段階では車道の舗装の表層は未施工です。また、現在は車道の横に本工事の作業帯が設けられていて、その線路側に歩道がありますが、将来的には車道の横に歩道が設置されるはずです。
左側が2019年12月20日に、右側は2021年9月20日に撮影したものです。全く同じ場所で撮影はできませんでしたが、このように変化しています。
左側に旧道路の舗装が残されています。
道路の移設により、踏切前が広くなりました。
左が2018年2月23日、右が2021年9月20日です。厳密には撮影位置が30mほどズレていますが、大きく変化しましたね。
歩道は和田堀給水所側から京王線側に移設されましたが、現段階では仮設にとどまっています。将来的には右側の作業帯付近に移設されるはずです。
代田橋駅前にあった代田橋駅前信号は廃止されました。
もともとあった信号機は横断用の信号機でした。歩道が京王線側に移設され、横断する必要がなくなったことからの措置と思われます。
なお、この交差点は三差路になってはいますが、代田橋駅方面の道路の交通量は極めて少なく、もともとこちら側の道路に車両用信号機は設置されていませんでした。
代田橋駅前から環七通り方面への歩道は、もともと和田堀給水所側に歩道が設けられていましたが、その反対側に移設となっています。
南側は既に歩道の工事が完了していますが、北側ファミリーマート付近は工事中のため、マンションの空地部分を通行できるようにしてありました。看板「公社」を「会社」に誤字していますね。
歩道部分の切替えが完了しています。車道の舗装はまだ仮の状態です。
工事に伴い、片側交互通行が実施されていました。
この部分には新しく横断用の信号機が設置されました。夜間押ボタン式で、日中は自動で信号が切り替わります。
大原二丁目交差点の西側にあった横断用の信号機は横断歩道とともに廃止されていました。
この付近では、別途事業が行われている放射第23号線(松原)に伴い取得された用地も増え始めています。
撮影日:2021年9月20日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0290)
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