JR南武線の稲田堤駅 自由通路の北口が使用開始

JR南武線の稲田堤駅で行われていた南北自由通路整備橋上駅舎化は、2024年6月2日11時30分ごろに北側通路部分が使用開始されました。駅案内サインでは「北口」と案内されています。

2023年8月6日初電から自由通路の南側部分と橋上駅舎が使用開始された以降も、自由通路の北側部分の工事が続けられていたもので、今回で全面使用開始となりました。

この事業は川崎市が事業主体となり、自由通路の整備橋上駅舎化を行ったもので、踏切を横断する利用者の安全確保等、駅へのアクセス性の向上を目的に行っていたものです。

2018年には、市とJRとで工事施工に関する協定書を締結し、事業を進めてきました。

工事開始前は、駅の北側(川崎方面ホームの西端)に平屋建ての駅舎があり、各ホームは跨線橋で結ばれていました。
駅の南側に仮駅舎を整備し、2021年6月6日初電から仮駅舎の使用を開始し、従来の駅舎は解体が進められました。
同時に自由通路及び橋上駅舎の建設が進められ、2023年8月6日に自由通路の南側部分と橋上駅舎の使用が開始されました。

今回使用が開始されたのは、上図で赤色で囲った北側階段、エスカレータ、エレベータ部分です。

北口

北口には、南口と同様にエスカレータ(上下)階段のほか、エレベータも整備されています。

稲田堤駅は京王稲田堤駅から近く、乗り換え利用する利用者が多い駅です。
京王稲田堤駅までは、京王稲田堤駅の北口、南口どちらに行くにしても公道を経由する必要があり、北口の方が若干近いです。※ただし途中幅1mちょっとの道路が存在。

仮駅舎移転後は、駅舎が南側に移っていたため、京王稲田堤駅北口に行くには踏切を横断する必要が生じていました。

今回、稲田堤駅北口が開放されたことで、多くの利用者がこの出入口を使用している様子でした。

自由通路デザインなどは南側と同様です。

若干の安っぽさは感じます。

ゲリラ豪雨で雨宿りしている人が多かった

自由通路サイン(市管理部分)では、京王線は南口のみ案内があり、北口には京王線の文字はありませんでした。
これは旧駅舎時代から同様です。

川崎市の令和6年度年間発注予定には、「南武線稲田堤駅駅前空間整備工事」が第3四半期入札の予定で掲載されています。工事概要には「舗装工 安全施設工 電気整備工」とあるほか、自由通路使用開始の報道発表でも「使用開始日以降も自由通路周辺の舗装工事などを進めてまいります」とあった通り、地上部分の整備を行うのではないかと思われます。

撮影日:2024年6月3日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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