[’18春18きっぷ4日目]その2 富岡駅

富岡駅に到着後、駅構内と駅の外を見てみることにしました。電車の折り返しまで21分しかないので足早に済ませます。

富岡駅の駅舎はこのような建物に生まれ変わっていました。

駅を含め、この付近は津波の被害があった場所です。昔の駅舎はもう少し上野寄りにありましたが、復旧の際に若干移転しているそうです。

Googleマップのストリートビューを見ると、津波の被害が見ることができます。

駅舎には隣接してさくらステーションKINONEという、売店と食堂が一緒になったようなお店があります。

どうもJR東日本系のNREが運営しているようです。左にJRの自動販売機もありますが、JRはしっかりと復旧してくれているように思えました。

ちなみに、富岡駅で降りた乗客のほとんどが18きっぷ利用者のようでした。

駅前にはロータリーが整備されています。

右側に見えるバスは、浪江駅(一部原ノ町駅)を結ぶ代行バスと、地域の交通バスです。

代行バス乗り場は、ロータリーの島部分にありました。

向こうには富岡ホテルが見えます。マスコミでも取り上げられていましたね。

手前の建物は何かよくわかりません。

富岡町は一時警戒区域や避難指示解除準備区域などに指定されていましたが、現在は一部区域を除いてそれらは解除されています。

ただ、マスコミ報道でもあるように、今もなお帰還された方は少ないようで、本当の意味での復興にはまだほど遠いと感じました。

駅舎にはこのような線量計が取り付けられていました。

0.068μSv/hということです。都内で0.03~0.04μSV/hというくらいですから、だいたい2倍でしょうか。

券売機も設置され、このように運賃表も掲示されています。

富岡駅と浪江駅の間は切れたままになっています。

ホームに戻ってきました。

このように3番線まであります。現在は左側の3番線しか使われていません。右の1番線に到着したら駅舎まで上り下りしなくて便利なのに…と思わなくもないですが、信号等の関係でできないのでしょうか?

ホームを繋ぐ跨線橋にはエレベータも整備されています。

跨線橋から浪江方面を見ています。

跨線橋からは海が見えました。

こうやって見ると海が近いんだなと思わされます。

ここにも黒い土嚢が見えますが、一時期よりその数は減っているようです。

駅銘板はこのように、仙台方面にはシールが貼られています。復旧時の用意が既になされているのでしょう。

剥がすと「夜ノ森」と書かれているのでしょうか。

そんなこんなしているうちに、折り返し電車の発車時間になりました。

仙台方面へ繋がる日を待って、電車に乗り込みました。

またここに来たいものです。

常磐線
富岡駅(11:30)
[672M 普通 いわき行き]
広野駅(11:47)

撮影日:2018年3月24日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました