最近のAIってすごいですよね。
ここのところ、何かあったらAIにお願いすることが増えて来ましたが、今回、タイトルの通り、Geminiに路面の振動を測定するウェブサイトを作らせてみました。私にプログラム能力はないので、Geminiにお願いしただけです。
夏ごろGeminiにお願いしたら作れなかったんですが、賢くなったのか、最近同じお願いをしたら見事に作ってくれました。
- GPS、加速度センサがついているデバイスが必要です(最近のスマホならほぼついていると思います)。
- GPSの利用を許可をしてください。
- データはサーバー等に送信されておらず、ユーザーのブラウザメモリ内に保存されます(安全です)。
予告なくデザインや機能の変更や、公開を終了する可能性があります。ご了承ください。
サイトの紹介
振動を定期的に観測し、緯度経度とともに記録するサイトです
スマホには、様々なセンサーが登載されていますが、このうちの加速度センサーを用いて、定期的に振動を観測し、GPSの位置情報とともに記録します。
車の停止中に記録が重複しないように、5m以上移動した場合のみ記録するようにしています。
記録したデータは地図上に記録します。ただし、ブラウザ上に一時的に保存されるため、リロードしたら消えます。
スマホを手で持っていると、手の振動も記録されてしまうため、固定して使用します。
画面がスリープになると記録が止まるため、画面が消灯しないようにしてください。
CSVで吐き出せます
表示を変更できます
路面の状態が記録できる・・・かも
路面の状態が悪いと車は揺れる
一般的に、路面の状態が悪いと車は揺れます。この逆が言えるかどうか……は要検証ですが、逆が正しいとするならば、揺れた箇所の路面の状態は悪いと言えるかもしれません。(理系っぽい回りくどさですみません)
正確な路面性状を計測できるわけではない
一般的に、路面の状態を計測する「路面性状調査」と呼ばれる調査では、路面のひび割れ、わだち掘れ、平坦性(以上が3要素)のほか、IRI(国際ラフネス指数)を測定できる特殊な車両を走らせ計測します。また、3要素からMCI(舗装の維持管理指数)を計算し、劣化状況を評価する、ということが行われています。
このサイトは、あくまでスマホの振動を計測しているだけで、路面の状態を評価できるものではありません。また車両の速度によっても値は変わるはずです。(検索すると振動と路面の関連等についていくつか論文がヒットします)
路面性状調査は、延長にもよりますが数百万円するので、スマホ1つでできるなら、やってみる価値はあるかもしれません。
※延長や業務内容が不明なため参考ですが、2024年度には、武蔵野市1900万円、八王子市552万円、福生市625万円などを掛けて調査しています。
マンホール蓋や勾配の変化点は悪くなりがち
マンホール蓋の盛り上がりまたは凹みや、道路の横断勾配に伴う交差点内の凹凸は、データが悪くなりがちでした。ただ、一般的にこれらは許容される凹凸であったり、設計上仕方のない勾配なので、データが悪いからと路面が悪いとも限りません。
計測した感じ、ブレーキやアクセル、ハンドル操作はあまり影響がなさそうでした。(運転が荒い人は知らんで)
また、車のサスペンションがいい車は、計測がうまくいかないかもしれません。
記録したデータ
その他の可能性
路面の状態(ひび割れやポットホール)をスマートフォンで観測するシステムは、様々な会社が商品として販売しています(本当にたくさんあります)。
こういうのもGeminiで作れるんじゃないかなと思ってお願いしたら、割といい感じのができました。路面の状態を「学習」ボタンで色々記録させ、評価はそれを基にAIが行います。これも走行中に自動で診断し、自動でプロットして記録できるようにしました。
ただ、現時点では、立ち止まって撮る分には割とちゃんとできるんですが、車載した場合はほぼ診断不能でした。ちゃんと学習させれば診断確度も上がっていきそうです。
(あまり精度がよくないので公開しません)
あとは、区画線の延長と残存率をAIで測定するもの(そういう製品を販売している会社はあります)も作りたかったんですが、そもそも区画線を認識させるのが難しかったです。でも、来年になったらGemini、作れるようになっていそうですね。
結論
最近のAIすげえ。










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