3月7日土曜日15:00に、中央自動車道E20府中スマートインターチェンジ(府中SIC)の供用が開始されました。
中央自動車道E20高井戸起点の11.5kpに建設されました。ここには府中バス停がある場所で、その合流車線や分岐車線を利用したつくりとなってきます。
この付近の高速道路は堤の上にありましたが、インター建設に当たって、堤を削っています。
インターの利用は、山梨方面への入口と、山梨方面からの出口のみとなっています。
入口はETCを搭載した全長12メートル以下の全車種、出口はETCの有無に限らず全長12メートル以下の全車種が利用できます。
この付近は均一料金区間のため、出口はETC搭載車両でなくても利用できるのが特徴です(八王子料金所や国立府中インターから入るときにすでに払っているから)。
ただし、ETC搭載車両は平成28年度末(予定)まで短区間割引が適用されます。
入口
山梨方面への流入口はこのように設置されました。中央自動車道の本線と平行に、西向きにそのまま堤を上っていきます。
北側の道の停止線は、インターの後ろにありますが、横断歩道は前にあります。
是政橋側から来た場合は、鋭角にインターに入るため、この先のにある西武多摩川線のアンダーパス上の回転路で回転して、東側から入るよう促されています。
ただ、この交差点は西側から来た場合、大型車の左折は禁止されていますが、それ以外は左折も可能なようです。
ETCレーンは2つです。
各地のスマートインターチェンジのように、バーの前で一旦停止が必要です。通り抜けることはできないので、注意が必要です。
管理棟は交差点の東側にあります。
インターは全長12メートル以下の全車種が利用可能なため、ダンプカーも入っていました。
インターの開設が、あまり周知されていないためか、利用車は10分に5台程度とかなり少なかったです。
このインターが開設された7日は、首都高速中央環状線の大橋Jct~大井Jctも開通していたこともあってか、あまりニュースにはなっていませんでした。
このインターは都内初のスマートインターということです。
このインターは山梨方面への入口と、山梨方面からの出口のみですが、東へ少しいくと逆方面への流出入が可能な稲城インターがあります。 稲城インターは、稲城大橋と繋がっていて、出口は府中市内へと、稲城大橋を経由して稲城市内へ。入口は稲城市内から稲城大橋を経由して入るのみで、府中市内からは入れません。
ゲートを抜けると、2つに分岐します。右が本線で、左は誤進入用の脱出ゲートです。脱出にはバーがあり、インターホンで事情を伝える必要があります。
脱出ゲートはそのまま、一般道に繋がります。
大型車は左折のみ可能です。
右折すると、府中市の住宅街となり、狭い道や生活道路があることから、大型車を住宅街に行かせないようにしてあるようです。
出口
上述の通り、中央道のこの区間は均一区間のため、出口用のゲートはありません。ETCの出場を読み取る機械は道路上にありますが、一旦停止も必要ありません。
この部分にETC機器があり、停車や減速することなく通過できます。
高速の出口はこんな交差点。
高速の出口と平行に、高速道路の側道も一方通行で繋がっています。
高速からの出口は右折のみの制限があり、住宅街に流入させない措置が取られています。
側道の信号機は感応式です。
府中バス停
このインターは府中バス停に設置されたと書きましたが、府中バス停は現役です。
インター流入の脱出口のところに階段があります。
バス停はこんな感じです。
ガラス張りで雰囲気はいいですね。
バス停から本線への合流車線が見えました。
バス停の合流車線よりインターからの合流車線の方が優先されています。バス停からインターの方は見にくい気がしますね。
撮影日:2015年3月10日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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