2022年1月28日追記
2022年1月28日に、「多摩都市モノレール町田方面延伸 ルート検討委員会」によってこれとは別のルートを基本とする検討が示されました。
今回は多摩モノレール町田方面延伸ルートのうち、桜美林学園~町田市民病院間を取り上げます。
この区間ではこのようなルートで延伸が想定されています。
ただし、現在正式に決定したものは無く、今後具体化した際に決定して行くことになります。
この区間は(通称)新町田街道または(通称)町田バイパスと呼ばれる道路があります。※正式に決定した名称は無く看板もありません。都市計画道路名称は町田3・3・36号相原鶴間線で幅員25m4車線で決定しています。ただし一部を除いて2車線で供用されていて、中央分離帯が広めにとってある状況です。
この道路のうち忠生周辺では町田市施行の土地区画整理事業「忠生土地区画整理事業」によって1970年代前半に供用されました。その後、小山田桜台地区が造成された1980年代前半に桜美林学園付近が供用開始されたようです。
その後、東京都が道路を町田駅方面に延伸していき、上図のように供用開始されています。現在は木曽団地南交差点~町田市民病院間で工事中です。
写真など
撮影位置はこの通りです。
信号の交差点を右に曲がると多摩センター駅方面です。
右手には桜美林大学を含む桜美林学園があります。
この道路が(通称)新町田街道で、町田駅方面にかけてこのような道路が続きます。並行する町田街道のバイパスとなる道路です。
(通称)新町田街道には都道と市道の部分があります。土地区画整理事業で整備された箇所はおおむね市道で、東京都が建設した箇所はおおむね都道となっているようです。この付近は町田市道です。
この付近は忠生土地区画整理事業によって整備された箇所で、1970年代前半に供用されたものとみられます。この付近も町田市道で、将来的に都道に移管するのか気になるところです。すると思いますけどね。
ここから先は都道になります。
ここでは忠生公園を越えるため橋梁になっています。公園部分が谷になっているような地形です。
橋梁の名前は忠生公園大橋といいます。この橋の桁は上下線で分離した構造ですが、橋脚は上下線で一体となった構造となっています。これはモノレールの支柱を建設できるように設計されたものののようです。
この付近は団地の建設に伴って道路用地は確保されていたものの放置されていた場所で、その後東京都が道路の建設に着手し2007年に交通開放されました。
この付近も幅員25m4車線という都市計画決定ながら、2車線で供用されています。
団地の地面からやや下がった位置に道路があるのも特徴的です。
現在は木曽団地南交差点で丁字路になって道路は終わっています。
以前ここに多摩モノレール延伸の横断幕があったのですがなくなっていました。
ここから先は町田市民病院付近まで街路事業として道路の建設が進められています。
用地の買収はあと少しで、数年以内に交通開放されるものと見られます。
詳しくは別途記事をご覧ください。
この部分には谷があり、(仮称)旭町陸橋の建設が進められています。②の忠生公園大橋とは異なり上下線で分離した橋脚となっています。上下線の間に空間ができるようです。
ちなみに、ここの橋脚建設工事はエムテック・新開工業建設共同企業体が建設を行っていましたが、エムテックの破産に伴い2018年10月ごろから工事が中断されていました。その後エムテックを除いた新開工業建設が工事を再開させています。
左は現在の町田街道で、正面の仮囲いが(仮称)旭町陸橋建設地です。
ここでは町田街道と(通称)新町田街道は「X」のように接続し、それぞれ「┓┗」のように接する交差点となります。(詳しくは次回記事で)
ここから先はモノレール導入空間となる道路が建設されていません。続きは次回取り上げます。
撮影日:2018年8月29日、2019年1月29日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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