多摩市の南多摩尾根幹線道路(唐木田)で行われている4車線化事業ですが、12月に車線が切り替えられました。
事業概要
この事業は概ね完了しています。
南多摩尾根幹線道路のうち、大妻女子大学付近~ぐりーんうぉーく多摩付近では道路の4車線化工事が行われていました。
南多摩尾根幹線道路、(都市計画道路名称:多摩3・1・6号南多摩尾根幹線)は多摩ニュータウン開発に合わせて暫定的に整備されました。広い幅員を持ちながら、一部の区間を除き暫定2車線で整備されていたことから、2015年2月に東京都が『南多摩尾根幹線の整備方針』を策定し、平面4車線で整備することとしました。
唐木田より東側については都市計画変更が必要であったことからその手続きを行っていますが、この唐木田地区については都市計画変更が必要ないことから2017年頃より工事が進められてきました。
南多摩尾根幹線
唐木田工区は上下線に高低差がありましたが、これは維持しながら4車線化を行いました。
大妻女子大学前の交差点は右折レーンの形態を変更したほか、一部箇所では道路の縦断勾配を緩やかにしています。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約960m |
幅員 | 43~56m |
道路区域編入 | 2007年2月16日 |
事業開始 | 2017年頃 |
相模原方面車線片側2車線化 | 2019年3月中旬頃? |
稲城方面車線片側2車線化 | 2019年4月下旬頃? |
2020年5月6日現在 |
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現在の工事
今回、工事が進んだことにより、12月ごろより車両通行箇所が新設部分に移動し、これまでの車道箇所が工事に着手となりました。図の通りです。
なお、歩道等の部分については、まだ着手しておらず、今後の発注により業者が決まります。
模式図を描いてみました。
4車線化はもう暫くかかりますが、年度内には4車線化しそうだと思っています。
工事本体は戸田・朝倉・地研建設共同企業体が行っています。いまのところ工期は2月下旬までとなっています。順調に行けばこの通りになるのではないかなと思います。
あとから電線共同溝設置工事も発注され、戸田道路株式会社が工事を行っています。工事は12月末まで。
こちらもあとから発注された信号工事で、戸田道路株式会社が施工しています。
工期は本体工事と同様に2月下旬までで、今後の切り替えなど連動して行われるのでしょう。
写真
撮影位置は上の地図の通りです。
今回は相模原方面(下り) → 稲城方面(上り) の順に見ていきました。夜間の撮影のため見にくいです。
※交差点名がないため勝手に名前を付けています。
相模原方面車線
大妻女子大東側の交差点から工事区間となります。
車線が切り替えられたことにより、これまで工事をしていた新設箇所に通行部分が移動しています。
この交差点は、稲城方面車線の右折レーンが右に飛び出た形となる計画ですが、これはまだ開放はされていません。
切り替え後も片側1車線で、幅がやや狭くなっています。引き続き通行には注意が必要です。
ちなみに、この部分の上り勾配は工事前と比べてやや緩やかに改良されました。
今回、上下線ともに言えることですが、舗装は完全にしたわけではないようで、今後もう1層舗装するように見えます。
車道の際は右側の段になっているあたりのようです。歩道等についてもかなり拡幅されます(別工事)。
切り替え後も右折レーンが設置されました。4車線化後も引き続き同じ場所に右折レーンが設置されます。
ファミマ前の交差点から先も工事中です。信号機が移設されています。
この部分についても道路線形の変更に伴い若干手が加えられています。
なおこの先多摩境通りまでは10年ちょっと前に、その先町田街道までは数年前にほぼ完成しています。
稲城方面車線
この部分はまだ車線の切り替えが行われていません。
左側車線が消滅したり、信号がやけに短かったりと渋滞の原因にもなるこの場所ですが、4車線化後改善されるといいですね。
車線はまだ切り替えられていませんね。
ここから稲城方面車線も車線が切り替えられれています。
あまり書くことがないですが、こんな感じです。
2ケ所ほど、右側に非常駐車帯のようなものが設置されています。
この辺りが一番上下線の高低差があるでしょうか。
法面は芝生のようなもので緑化されていて、全体的には綺麗な出来です。
右折レーンは右側に飛び出すように設置されますが、現在のところ供用されていません。
舗装などは完了してないようですね。供用には歩道も少し改良する必要がありそうです。
撮影日:2018年12月21日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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