途中バス停わずか1つ 若葉台駅→黒川の短距離バス路線に乗車した

昔から気になっていた「若11 若葉台駅~黒川」というバス路線に乗ってみました。

バス停は「若葉台駅」~「下黒川」~「黒川」と、途中バス停はたった1つ、起終点含めて3つだけの短いバス路線です。運行は小田急バス。

バスは土曜日と休日のみ1往復のみ運行されます。若葉台駅発黒川行きは若葉台駅を22:24に、黒川発若葉台駅行きは黒川を6:17に発車します。乗りにくい時間帯でもありますね。

私は若葉台駅発黒川行きに乗車。

稲城駅→若葉台駅の路線で運行した車両が、この路線に充当されました。

さっそくバスに乗ろうとすると、運転士に「このバスは黒川までしか行きませんが大丈夫ですか?」と聞かれました。

それもそのはず、2つ先で終点。歩いても行ける距離です。日中には黒川バス停から先、鶴川駅方面や柿生駅方面に行くバス路線もあり、それではないことの確認をされたのでしょう。

本当は一番前の席に座りたかったものの、オタク感出したくなかったので後ろの方に座りました。モニタを見ると、2つだけこの先のバス停が表示されていました。

乗客は私一人。4分後、終点黒川バス停に到着です。この調子だと普段は誰も乗っていないことがほとんどでしょうね。

黒川バス停は小田急線の高架下、鶴川街道上にあります。黒川駅前の道路に乗り入れるバス路線はありません(マイコンシティの循環バスがあるけどね)。

この黒川バス停はバス停ポールが小田急と神奈中それぞれで設置してあります。

バスを降りたらすぐに方向幕が「回送」に。

あっという間に発車して行ってしまいました。どうやら野津田車庫まで回送されるそうです。

そもそも、このバス路線なぜあるのかという考察です。

2015年5月15日までの若葉台駅・下黒川・黒川を通るバス路線を書いてみました。

鶴21鶴22(休日1往復のみ)は神奈中バスによる運行なので、小田急バスのみ抜き出してみると下記のとおり。

そう。若11下黒川~若葉台駅のこのルートでの小田急バスの免許維持的な性質があったようです。

ちなみに柿24は主に柿生駅北口~稲城駅を結ぶ路線ですが、系統番号同じで一部調布駅南口に行く路線(休日1往復のみ)があったり、図の稲城台病院入口を経由して若葉台駅に乗り入れる路線(休日1往復のみ)があったりします。

ところが2015年5月16日から柿24のうち、稲城駅→柿生駅北口方向の路線が若葉台駅に乗り入れるようになりました。(柿生駅北口→稲城駅は従来通り若葉台駅に乗り入れない)

すると、若11の免許維持的な性質が薄らいでしまいました。正直なところ、いつ廃止されてもおかしくないのかな……という気がします。
そのあたり詳しくないけど。

Wikipedia情報によると若11は小田急バスで3番目に短い路線らしいです。(小田急バス運賃・距離証明書によると1.3km)

話は戻りますが、若葉台駅バス停4番乗り場を発車する路線、ほとんど免許維持なんですよね。日中普段は「鶴21」や稲城市iバスなどが使っています。

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