稲城市の稲城駅南口駅前広場で行われている改良工事の進捗状況を見て来ました。
昨年度に引き続き、歩道部とバス停上屋などの整備工事が始まっています。

事業概要
稲城市の稲城駅南口駅前広場では、駅南側で行われている多摩都市計画南山東部土地区画整理事業の進捗を踏まえた交通広場の改修工事が行われています。
バスやタクシーの乗車場や待機場のレイアウト変更などが行われる予定です。
道路情報
施行者 | 稲城市 |
路線名 | 稲城市道1496号線 |
工事期間 | 2024年度~ |
最近の発注状況
工事 | ||
---|---|---|
発注年度 | 工事名称 | 受注者 |
2024年度 | 稲城駅南口駅前広場(市道1496号線)道路改良工事(その1) | 株式会社創建 |
2025年度 | 稲城駅南口駅前広場(市道1496号線)道路改良工事(その2) | 株式会社創建 |
委託 | ||
---|---|---|
発注年度 | 委託名称 | 受注者 |
※これ以前は情報収集していません | ||
2021年度 | 稲城駅南口駅前広場(市道1496号線)改良工事設計委託 | 日本設計株式会社 多摩営業所 |
2023年度 | 稲城駅南口駅前広場(市道1496号線)改良工事詳細設計委託 | 日本設計株式会社 多摩営業所 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
写真等
その他設置されていた看板によると、今年度の主な工事内容は、
・歩道の舗装
・シェルター(バス停の上屋)の設置
・ベンチの設置
・案内看板の設置
とのことです。

稲城駅南口広場では、南山東部土地区画整理事業が完成に近づいていることや、同区域内で読売巨人軍による「TOKYO GIANTS TOWN」の整備が進められていることから、既存広場のレイアウト変更を伴う改修が行われています。
もともとこの広場は、1970年代~80年代にかけて行われた稲城第一土地区画整理事業により整備されたもので、供用開始以降大きな改良なく供用が続けられてきました。
2024年度の工事では、主に車道部の改修工事が行われ、既にレイアウト変更が完了しています。
今回の工事では、残る歩道部の施工や、バス停上屋の設置をするようです。
路面には、バス停上屋の支柱部の設置位置と見られるマーキングがされていました。

今回の工事で、降車バス停との間にある植栽なども撤去される模様です。

現地の看板資料などによると、以前から設置済みのバス停上屋の部分も施工範囲に含まれていることから、この部分は交換となるのではないかと思われます。
ところで、バス停に設置される上屋は、屋根と柱があることから建築物として取り扱われることが多く、建築確認をして設置しているところが多いです。ただ古いところはそうではないところも多く存在します。
特定行政庁である東京都の「建築計画概要書等電子閲覧システム」で確認したところ、稲城市内では、長峰小学校バス停(小田急バス)、長峰バス停(京王バス)などは建築確認を取って建築しているほか、他の自治体では、鶴川駅北口(町田市)、登戸駅(川崎市)、向ヶ丘遊園駅北口(川崎市)、永山駅(京王バス)、国立駅南口(立川バス)、国立駅北口(国立市)、狛江駅(小田急バス)、東中神駅北口(UR)などでも建築確認を取っていることが確認できます。
また、建築物とする場合、道路上での設置となるため、建築基準法第44条の建築許可が必要となります。(包括同意基準を設けて簡素化している特定行政庁も多い)
この稲城駅南口のものは同システムに記載がありません。また工事も建築ではなく土木で発注されています。現地にも建築工事でよく見る看板類も見当たりませんでした。ただ、まだシステム反映前の可能性もあると思い、稲城市に建築物なのか等を匿名で問い合わせたのですが、匿名を理由に回答はいただけませんでした。(匿名は回答しないことがあると案内されているが)
建築物じゃないならそれでいいんですが、なんだかなぁ・・・
撮影日:2025年9月27日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント