本州で2番目に長い路線バスに乗った

本州で2番目に長い路線バスはご存知でしょうか。

三重県の松阪中央病院バス停から同県の三交南紀バス停に至る「松阪熊野線(熊野古道ライン)」が本州で2番目に長い路線バスらしいです。(高速道路を使わない路線で)

ところで、同じ紀伊半島には日本一長い路線バスが存在し、昨年乗りに行きました。

仕事終わりひと風呂したあと、バスタ新宿へ。西武観光バスの鳥羽線に乗り松阪駅を目指します。

鳥羽線
バスタ新宿(21:50)
[磯部バスセンター行き]
松阪駅前(6:35)※時刻表上の時刻

時刻表よりも早く6:10頃到着。駅前に飲食店とかあるのかなと思っていたのですが、それらは幹線道路沿いに多いらしく、コンビニ飯で朝食を済ませました。

これから乗る路線バス松阪熊野線は、1日3往復が運行されています。

時刻表を見ると、早朝の1本目は松阪中央病院~松阪駅前間が短縮、その他2本も途中経由地を通過している部分があり、今回は一番長そうなお昼の便に乗ることにしました。

お昼の便は松阪中央病院を11:45発のため、しばし時間をつぶします。

時間つぶしのため、JR名松線へ。JR東海屈指の不採算路線で、途中の家城までは高校生が乗っていましたが、その先はたぶん全員が鉄道ファンでした。これは厳しいだろうな・・・

再び松阪駅に戻り、タクシーで松阪中央病院に向かいます。タクシー乗るの何年ぶりだろう・・・

10分程度で1610円でした。

松阪中央病院バス停でやってきました。今回乗る路線バスです。

見てのとおり普通の路線バスの車両ですが、表面の塗装を見る感じこの路線専用車両になっているようです。

このバス停からは自分含めて5人乗車。1人は私と同じこのバスに乗車することが目的のようで、残り3人は病院訪問者のようでした。

車内は通常の路線バスとほぼ同じですが、背もたれがやや高くなっていて、ドリンクホルダー付き。一部座席にはUSB充電装置が取り付けられています。さらに無料Wi-Fiも装備されていて、とても快適でした。

松阪中央病院バス停から松阪駅前バス停を経由。松阪駅前で3人下車し3人乗車、その先もちょこちょこと乗り降りがあり、進んでいきます。松阪市内区間は短区間の乗車も目立ちましたが、それでも数名でした。

途中VISONを経由。毎度近くを通るたびに何の施設なのか気になりつつ、今回も通過し、ここでの乗り降りはありませんでした。

ここから先はほとんどが国道42号を通っていきます。道も広く快適な道路です。

松阪中央病院バス停から1時間27分、ほぼ定刻で道の駅奥伊勢おおだいバス停に到着。道の駅の駐車場にバス停があり、ここで15分のトイレ休憩となりました。

ここから先はほとんど乗客がいない状態が続きました。

なお、この路線の全区間がほとんどがJR紀勢本線と並行していて、かつ最近は高速道路も伸びてきているので、とりわけ交通困難な地域でもありません。

さらに1時間26分で海山みやまバスセンターバス停に到着。ここでも15分の休憩となりました。ここで松阪方面のバスとすれ違います。

周辺にはバスセンターのトイレと自販機はあるものの、そのほかは特に何があるという場所でもありませんでした。

バスは引き続き国道42号を通って、いくつかの峠を越えていきます。

観光にもよさそうなところを通過するのに、乗客がほぼいないのはもったいないです。

さらに進んで熊野市駅前バス停に到着。

そしていよいよ終点の三交南紀バス停です。運賃表には2700円が並びます。

松阪中央病院バス停から4時間32分で終点の三交南紀バス停に到着です。三重交通の南紀営業所があります。

後ろから別のバスが来たためか、乗ってきたバスはすぐに引っ込んでしまったため、乗り通した感がないエンディングになりました。

さてこの先の私の目的地は和歌山市。

三交南紀バス停の近くにはJR紀勢本線の有井駅があり、GoogleMapsのナビでは徒歩16分と案内されています。

次の列車は16:37で20分の余裕はあるものの、少しカツカツです。

同じく徒歩16分で芝園バス停という別のバス停があります。このバス停の次の便は16:41で、少し余裕があるため、こちらへ向かいました。

知らない土地の知らないバス停でバスを待つのってドキドキするよね。

バスで新宮駅まで向かったあと、特急くろしおに乗って和歌山へ。

紀伊半島を回るこの度は終了となりました。

ちなみに、この路線バス「松阪熊野線」は来年3月末で廃止予定との報道がなされています。

撮影日:2024年9月 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. sho より:

    お疲れ様.おしりが痛くなりそう …

  2. 欲しがりません、死ぬまでは より:

    やるねえ

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