国分寺市内で行われている国分寺3・4・6号小金井国分寺線の進捗状況を見てきました。
事業概要
国分寺3・4・6号小金井国分寺線は国分寺市本多五丁目から国分寺市日吉町三丁目に至る全長2,880mの都市計画道路です。
このうち、東恋ヶ窪および西恋ヶ窪地内において事業が行われています。
2013年4月16日に事業認可を得て東京都が事業を行っています。事業延長は約470mで、計画幅員は16m~26mです。西武国分寺線とは立体交差します。
この道路は1966年に国分寺市が事業に着手したものを、2013年に東京都が引継ぎ、現在は東京都が事業を行っているものです。
市議会録によると、過去の経緯から、用地折衝は国分寺市が行っています。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約470m |
幅員 | 16~26m |
事業施行期間 | 2013年4月16日~2025年3月31日 |
2020年5月12日現在 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本分の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
写真等
前面に横切る道路は府中街道で、左が東村山方面、右が府中方面になります。新設される道路は突き当りまっすぐに東へ抜ける計画です。現在、府中街道から東側に50mほど道路がありますが、進入できないようになっていました。
正面右側に見えるのが熊野神社です。
道路計画地はこの先の東の端までおおむね用地取得が完了しているように見えました。というのも、この道路が事業化する前からずっとこの状態が続いている気がします。何年か前に来た時とほとんど景色が変わっていません。
計画されている道路はそのまま東に進みます。途中で西武国分寺線とぶつかりますが、国分寺市の都市計画図によるとアンダーパスによる立体交差が予定されているようです。
現在、計画する道路と並行に幅の狭い熊野神社通りが通っており、道路が完成すればこの道路の代替となることとなります。なお、熊野神社通り自体は市道なのに、なぜ計画されている道路は東京都が施行するのか気になるところではあります。
この先も同じように用地取得はおおむね完了していました。沿線のマンションは都市計画道路の敷地を避けるように既に建設されており、異様な風景にも思えました。
ここを見に行った9月時点で、熊野神社通りに面する敷地で大型マンションの建設工事を行っている関係で歩道が撤去されており、歩行者は都市計画道路の歩行者通路に迂回するよう促されていました。
後ろに振り返って西武国分寺線を見るとこんな感じ。正直なところ今すぐにでも着工できそうにも見えました。ストリートビューで見ても2010年ごろから景色がほとんど変わっていません。市議会録や都議会録を見ても、この道路に関して活発に議
道路用地だけ開いているのがよくわかります。この先国分寺駅北口方面にかけては比較的広い道路が続きます。この区間だけ熊野神社通りは狭くなっているとも言えますね。なお、東へ行った西武多摩湖線と交差する付近も東京都により拡幅と立体交差が計画されています(第四次事業化計画)。
撮影日:2017年8月30日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
長らく動きが無かった国分寺3・4・6ですが、9月の国分寺市議会で「用地買収が完了した」「所有者が建物等の撤去中」「まだしばらく時間はかかる」「府中街道~熊野神社までの先行整備を要望する」といった話が出ていました。
参考リンクを貼っておきます。
かなり厳しいように思いますが2025年度末を目指すとのことですので、これから動きが出てきそうです。
先行整備も短区間ですが期待したいです。
情報ありがとうございます。
正直2025年度末はギリギリな感じがしますが、特に道幅の狭かった熊野神社前交差点までの先行整備は有益ですね。
あとは西武多摩湖線交差部分もどうなるのか気になるところです。