日野バイパス(延伸) 坂下交差点付近工事進む 進捗状況2023.4

日野市で事業が行われている国道20号日野バイパス(延伸)の進捗状況を見てきました。

国道20号日野バイパスから分岐する予定の坂下交差点付近で工事が進んでいたほか、一番橋北交差点付近でも工事が始まっていました。

事業概要

日野市八王子市では国道20号20(現道)のバイパスとして、日野バイパス(延伸)日野バイパス(延伸)Ⅱ期の事業が行われています。

施行者は国で、日野バイパス(延伸)は2005年度から、日野バイパス(延伸)Ⅱ期は2017年度から事業が行われています。

なお、沿線では日野市および土地区画整理組合により土地区画整理事業が行われています。土地区画整理事業の施行区域では同事業によって用地を捻出する予定です。

ちなみに、都市計画道路名称は日野3・3・2号東京八王子線八王子3・3・2号東京八王子線です。

日野バイパス(延伸)
施行者
延長約3.8km
幅員28~48m
事業化2005年度
2020年5月6日現在
日野バイパス(延伸)Ⅱ期
施行者
延長約1.5km
幅員28~60m
事業化2017年度
2020年5月6日現在

日野バイパス(延伸)Ⅱ期の西側では、別に八王子南バイパスの事業が行われています。八王子南バイパスについては下記をご覧ください。


この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

平山通り以東

平山通り以東では、上記のような工事が行われていました。主に川辺堀之内地区及び東豊田地区を中心に行われています。

撮影位置はこの通りです。

坂下交差点付近の工事

①坂下交差点付近(地図

国道20号日野バイパスから分岐する予定の坂下交差点付近では、道路端部の重力式擁壁や付替水路などを築造する工事が行われています。

工事件名は、「R3国道20号日野BP(延伸)川辺堀之内地区改良舗装その2工事」で、2023年5月31日までの予定で、世紀東急工業株式会社が施工しています。当初は2022年9月30日までの予定でしたが、2023年3月31日まで延伸ののち、再度延伸された形です。

川辺堀之内地区で前回行われていた「R2国道20号日野BP(延伸)川辺堀之内地区改良舗装その1工事」(施工:戸田道路株式会社)の続きの工事にあたります。前回工事では、組合施行の日野市川辺堀之内土地区画整理事業の換地で取得した区域を施工していましたが、今回の工事ではその範囲外の用地買収で取得した区域の施工となっています。

工事は日野バイパスに接する部分まで行われていますが、今回の工事で開通できるまで完成はしないようです。

なお、日野バイパス(延伸)完成後の坂下交差点の形態は、バイパス・バイパス(延伸)どちらも主道路のような形状の平面交差となるようです(詳細はこの部分を施工するまで割愛)

②工事区間西側(地図

工事は現道を切替えながら行われています。

この区間には、そこそこの水量がある用水路があり、これらの切替えも同時に行われていました。

電線共同溝の工事

上記世紀東急工業の工事の西側では、電線共同溝の整備工事が行われています。

工事件名は、「R3国道20号日野BP(延伸)川辺堀之内地区電線共同溝工事」で、2023年3月31日(4月9日時点)までの予定で、株式会社ガイアート東京支店が施工しています。

③川辺堀之内地区で電線共同溝工事が行われている区間(地図

電線共同溝の工事は、戸田道路株式会社で施工したその1工事の区間を中心に行われています。歩道部を中心に施工されていて、南側歩道には堀山が見られました。

東豊田地区の工事(完了分)

④東豊田地区で完了した区間(地図

東豊田地区で行われていた「R2国道20号日野BP(延伸)東豊田地区改良舗装工事」は完了していました。

情報提供で入手した図面では、当初設計ではこの先の一番橋北交差点まで施工するとされていたものが大幅に設計変更され、この付近のみの施工になっています。

若干高低差のある区間で、ブロック積み擁壁なども施工されています。

一番橋北交差点付近の工事

一番橋北交差点付近では、道路を整備する工事が行われています。工事区間は、「R4国道20号日野BP(延伸)東豊田地区改良舗装他工事」で、2023年5月12日までの予定で株式会社竹中道路が施工する予定です。

⑤都道と分岐する地点付近(地図

この付近は、組合施行の東豊田土地区画整理事業により用地が確保されていた区間です。

工事は、一番橋北交差点付近~都道が分岐する地点付近までの施工のようで、この工事完了後は、豊田南地区と同様に片側1車線の暫定形となるようです。

⑥一番橋北交差点(地図

現在は、看板類の設置と場内整備が行われている程度で、道路形態に大きな変更は行われていません。

豊田南地区の工事

⑦豊田南地区の坂の下付近(地図

豊田南地区平山通り東側付近では、側溝などを整備する比較的小規模な工事が行われていました。

施工者は世紀東急工業株式会社で、2023年5月31日までの予定で施工しています。

看板類が車道の真ん中にあるほか、大きい看板に工事件名が記載されていなかったため工事件名は不明ですが、R4国道20号BP改良他工事による施工ではないかと予想しています。

日野バイパス(延伸)及び八王子南バイパスの小規模工事、雑工、修繕及び巡視等をひとまとめにした「国道20号BP改良他工事」(頭に年度番号が付く)が毎年度発注されており、ほぼ毎年世紀東急工業株式会社が受注しています。

⑧坂の上(地図

坂の上から見た様子は特に変化はありません。

平山通り以西

平山通り以西は、引き続き土地区画整理事業を進めている段階で、国の発注する工事は、遺跡発掘調査程度の施工にとどまっています。現在暫定形で整備されているのは、土地区画整理事業によるものです。

上記図で赤色に示した西平山三丁目地内の箇所では、土地区画整理事業による暫定形整備が進められ、道路の切替えが行われていました。ブログ読者のコメント情報によると、1月以前の切替えだったようです。

切替えられたあ道路

この箇所は、前回訪問時(2022年11月)に、施工されていた箇所です。

東京都都市づくり公社が発注する「西平山地区都市計画道路3・3・2号線仮設道路改良工事」で、2023年2月下旬までの予定で、秀峰建設株式会社が施工していたものです。

この切替えにより、平山通りから日野バイパス(延伸)のルートでこの地点まで行き来できるようになりました。

工事中は一時停止などがへんてこな形態になっていたものも解消しています。

この付近に接続予定の日野市施行の日野3・4・24号旭が丘南北線は、財政非常事態宣言に伴う主要工事休止の発表以降、いまだに再開の発表はされていません。事業認可期間であった2023年3月31日までの間に、事業計画変更もされませんでした(市の資料に再度事業認可を取得すると記載あり)。本来であれば今頃その道路も完成し、平山通り~MFLP日野方面のルートが確保されていたんでしょうね。

撮影日:2023年4月9日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0810)

コメント

  1. 平山苑住民 より:

    だんだんと暑くなってきましたね。
    撮影位置マル5マル6の辺りですが、5年7月中旬から現道を工事中側(浅川寄り)に切り替えるとの案内が出ていました、ただ間に合うのかなぁという気もしますが。
    現道を切り替えてからいよいよ未開通のマル4~マル5の整備という事になるのでしょうか。
    マル7付近では、豊田駅方の側道脇の整備が行われていました。

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      情報ありがとうございます。
      現地を見てないのでわかりませんが、切り替えたあとは切り替える前に施工できない部分(この場合なら現在道路の部分)を施工するような気がします。わかりませんが。

      • 平山苑住民 より:

        昨日現地を通りましたが、やはり撮影位置マル5マル6の辺りの道路切替はされておらず現道のままでした。
        看板等の確認は出来なかったですが、工事自体は進んでいる印象があるので近いうちに道路切替されそうな感じではありました。

  2. めぐる より:

    いつも楽しく拝見しております。
    日々変わり行く様子を私も眺めております。

    さて、先日坂下交差点写真➀から写真②のところを通りかかりましたら看板が出ておりました。それによると8月18日に道路の切り替えが行われるようです。
    また、写真⑤から一番橋北交差点付近写真⑥の箇所も道路の切り替えが間近のようです。

    更に写真⑦の豊田南地区の坂の下付近から写真⑧の坂上の区間においては、将来の上り線と言うのでしょうか坂下交差点に向かう道路の擁壁工事が着実に進んでいます。
    段々と形になってきているように感じますね。

    まだまだ暑い日が続きます。ご自愛くださいように。

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