稲城市の若葉台一丁目西交差点の中央分離帯がやっと改良 ほか

稲城市の若葉台地区で交差点の改良工事が行われていたので報告します。

若葉台一丁目西交差点で中央分離帯撤去

2020年1月に「稲城若葉台の交差点レーン変更で渋滞解消なるか!?」という題でブログを書きました。

稲城市の若葉台地区の渋滞解消を目的として、2019年12月下旬頃に周辺の複数の交差点のレーンが変更となった・・・という趣旨の記事です。

2019年12月頃の変更時

若葉台一丁目西交差点についても、左折矢印が追記されたものの中央分離帯はそのままであったため、交差点に進むにしたがって車道が狭まる危険な状況である……と書いたところです。

稲城市役所の「市政への提案」にも

若葉台一丁目西交差点に左折の矢印が追加されました。実際は左折車と直進車が二台並ぶ事が出来ません。渋滞緩和のための処置としては市民をバカにしてるように感じました。抜本的な渋滞解消のための交差点改造はできないでしょうか。

市政への提案(令和2年5月)

という提案(苦情?)がなされ、

若葉台一丁目西交差点のあるニュータウン街路1号線は、東京都が管理する道路であり、交差点の改良につきましては、東京都及び警視庁により実施されております。これまでも、ニュータウン街路1号線の渋滞対策として、多摩東公園交差点から若葉台入口交差点までの交差点において、信号機の処理時間の混雑緩和対策や交通規制(進行方向別通行区分)の変更が実施されておりますが、完全な渋滞解消には至っていない状況でございます。

若葉台一丁目西交差点のご指摘のあった車線は、幅員が5m未満であり、車両が2台並ぶには狭い状況となっております。市といたしましては、ご指摘の内容を東京都へお伝えすると共に、多摩東公園交差点から若葉台入口交差点までのニュータウン街路1号線の渋滞につきまして、引き続き、多摩中央警察署や道路管理者である東京都に効果のある混雑解消の対策を講じるよう要望してまいります。

市政への提案(令和2年5月)

と市は回答するなどしていました。たぶん通る人の大半が同じ感想を持ったんじゃないかなと思います。

2021年1月29日撮影

2020年12月開札の東京都建設局の入札でこの交差点の改良工事の業者が決定し、2021年1月下旬頃に中央分離帯の撤去工事が実施されました。

工事件名は電線共同溝設置工事に伴う復旧工事(2南東-1)及び交差点改良工事(2南東-1)で、南進開発株式会社が施工します。なお、永山駅付近の電線共同溝設置後の舗装等工事と抱き合わせの工事となっています。

1月29日現在、左折レーン・直進レーンともに幅3mと十分な幅が確保されています。

永山方面

永山側も中央分離帯が撤去されたほか、レーンが若干移動しています。

▲左が中央分離帯撤去前(2021年1月13日)、右が撤去後(2021年1月29日)

多摩東公園交差点もレーン増

若葉台一丁目西交差点から少し進んだ南多摩尾根幹線道路多摩東公園交差点も改良が加えられました。

南多摩尾根幹線道路の稲城方面車線

多摩東公園交差点も2018年3月頃に、若葉台側のレーン運用が見直されたところです以前の記事参照。レーン運用変更前は週末を中心に黒川付近まで続いていた渋滞もかなり解消されたように感じます。

今回、南多摩尾根幹線道路側のレーン運用についても見直しが行われました(2021年1月中旬ごろの変更)。

稲城方面車線については「←↑」「→」の2レーンだったものが、「←↑」「↑」「→」の3レーンに増加しています。ただし、レーン増は交差点の前後に限られ、交差点直後に左側車線が減少するなど、むしろ危険な状態となっています。変更から半月が経過した現在、多くのドライバーがこのことを認知しているようで左側車線からあまり直進していない状況でした。左折専用にした方が良かったのではないかと思うくらいです。

相模原方面車線(このときはこの先の街路樹工事で片側交互通行だったため特に渋滞しています)

相模原方面車線については「←↑」「→」の2レーンだったものが、「←」「↑」「→」の3レーンに増加しています。

ただ、この交差点の渋滞は左折車両の滞留などが原因ではなく青信号が短いことが主な原因だと思うので、今回の変更によって渋滞が減少するのかは微妙なのではないか思います。

現在、この交差点より相模原側は南多摩尾根幹線道路4車線化に着手しており、この交差点付近でも準備工事が行われています。
稲城側については都市計画変更の手続きが行われており、2月の都市計画審議会で審議される見込みで、順調にいけば年内にも都市計画変更を行い、1年程度で着手するのではないかと思われます。

なお、この交差点については、4車線化後も平面交差となる計画です。(道路構造令で4車線同士の交差は立体交差とするとされているが、ここは若葉台側が2車線のため立体交差の計画にはならなかった。特例環境配慮書に係り、稲城市長も立体化の意見を出していた。)4車線化には少なくとも数年はかかるものと思われますが、4車線化後は車道が中央に集められ、交差点面積が縮小することからある程度は改善が見込まれるのかなと思います、が、どうなんだろうな・・・。

撮影日:2021年1月29日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. 麻生人 より:

    若葉台一丁目西交差点はほんと「やっと」ですね…😅
    安全のため、直進も左折する時もセンターキープでしたが、これで大丈夫ですかね。

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      分離帯を撤去してから矢印書くべきでしたね。
      後ろから見ていて「おいおいその隙間に入っていきますか・・・」とヒヤヒヤする場面に何度遭遇したことかわかりませんが、幅3mのレーンは一般的なのでたぶん大丈夫です。

  2. 麻生人 より:

    早速、行ってみたところ、きちんと2車線分の幅が確保されていました。
    その先の多摩東公園交差点の東行き方面は相変わらず渋滞で、その先がすぐ車線減少なら確かに直進1車線のままの方がいいですよね😅

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      多摩東公園交差点も含めて、あのあたりは土日になると特に渋滞するんですよね。平日は逆にまったく車が並んでいないこともあって、あのあたりの人々の生活のようなものがわかってしまいます。

      交差点直後にレーンが減るのは、唐木田地区が4車線化する前にもぐりーんうぉーく前の交差点でありましたが、なかなか入れてもらえなかったりと逆に渋滞の発生源になっていた感じがします。

      それと、多摩東公園交差点は歩行者用の信号も青信号が短すぎて、小走りでも途中で点滅してしまいます。あれ以上青を伸ばすとまた渋滞するんだと思うんですが、ちょっと辛いですね。

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