東大和市および武蔵村山市で事業が行われている立川3・2・4号新青梅街道線(第1工区)の進捗状況を見て来ました。

事業概要
立川3・2・4号新青梅街道線は東大和市清水四丁目から西多摩郡瑞穂町大字殿ヶ谷に至る延長8,440mの都市計画道路です。このうち、上記で示した区間では、第1工区として拡幅事業を行っています。
事業認可は2011年12月1日、施行者は東京都で、上立野東交差点から西へ約1,100mの区間で、現況18mの道路を30m~37m(37mは駅拡幅部)に拡幅します。※事業に先立ち、2005年(平成17年)3月11日に渋滞解消の観点から、都市計画道路の幅員を18mから30mに広げる都市計画変更を行った。
2016年の事業認可時点では、多摩モノレールは都市計画決定されていなかったため、幅員30mに拡幅する計画でした。その後、2025年3月6日に多摩モノレール及び駅拡幅部が都市計画決定・変更され、2025年11月27日の事業計画変更認可をもって駅拡幅部が事業区域に編入されました。
2025年11月27日の事業計画変更認可で、事業区域が変更されています。延長が変更されている可能性があるのでご注意ください。
詳細は確認中です。
基本データ
| 施行者 | 東京都 |
| 延長 | 約1,100m |
| 幅員 | 30m~37m(37mは駅部) |
| 事業施行期間 | 2011年12月1日~2035年3月31日 |
| 2025年11月27日時点 | |
用地取得率の推移
※データ出典は各点にカーソルに合わせた際に表示します。
※取得できたデータのみ表示しています。
※市議会答弁は日付の言及があるものはその日付、ないものは発言の日時点
最近の発注状況
| 工事 | |||
|---|---|---|---|
| 発注年度 | 工事名称 | 受注者 | 当初契約額(税込) |
| ※これ以前は情報収集していません | |||
| 2020年度 | 事業用地整備工事(2北北-立川3・2・4Ⅰ工区) | 村松建設株式会社 | |
| 2020年度 | 街路築造工事に伴う歩道橋撤去工事(2北北-立川3・2・4(第3工区)) | 株式会社エスコート | |
| 2023年度 | 事業用地整備に伴う支障物撤去及び整地工事(5北北-立川3・2・4) | 有限会社空園 | |
| 2023年度 | 事業用地管理工事に伴う道路照明移設工事(5北北-立川3・2・4(第3工区)) | 不調 | |
| 2024年度 | 事業用地管理工事に伴う道路照明移設工事(6北北-立川3・2・4(第3工区)) | 四谷電気工事株式会社 | 35,640,660円 |
| 2024年度 | 事業地整備工事(6北北-立川3・2・4) | 有限会社空園 | 10,720,314円 |
| 2024年度 | 街路築造工事のうち事業地整備工事(6西-福生3・4・4) | 有限会社松沢土建 | 29,739,138円 |
| 2025年度 | 事業地整備工事(7北北-立川3・2・4外2路線) | 株式会社大橋組 | 19,024,060円 |
| 2025年度 | 街路築造工事に伴う車道補修工事(7北北-立川3・2・4外1路線(第5工区)) | 株式会社冨士土木 | 187,856,073円 |
| 2025年度 | 事業地整備工事(7北北-立川3・2・4外1路線)その2 | 2025年11月27日開札予定 | |
| 2025年度 | 事業地整備工事(7北北-立川3・2・4外2路線)その3 | 2025年12月4日開札予定 | |
| 委託 | |||
|---|---|---|---|
| 発注年度 | 委託名称 | 受注者 | 当初契約額(税込) |
| ※これ以前は情報収集していません | |||
| 2019年度 | 中窪歩道橋撤去設計(31街-立川3・2・4(第3工区)) | 株式会社トップライズ | |
| 2020年度 | 交通量調査委託(2街-立川3・2・4外2路線) | 株式会社サンビーム | |
| 2020年度 | 道路予備設計(2街-立川3・2・4外3路線) | 株式会社ドーコン | |
| 2020年度 | 用地測量その4(2街-立川3・3・30) | 株式会社大輝 | |
| 2020年度 | 橋梁予備補足設計(2街-立川3・2・4(第4工区)) | 株式会社ドーコン | |
| 2021年度 | 道路予備修正設計(3街-立川3・2・4外3路線) | 株式会社ドーコン | |
| 2021年度 | 橋梁予備補足設計(3街-立川3・2・4(第4工区)) | 株式会社ドーコン | |
| 2022年度 | 土壌汚染任意調査委託 立川都市計画道路事業3・2・4号新青梅街道線(第Ⅰ工区) | 株式会社アガック | |
| 2023年度 | 道路予備修正設計(5北北-立川3・2・4外3路線) | 株式会社ドーコン | |
| 2023年度 | 橋梁詳細設計(5北北ー立川3・2・4(第4工区)) | 株式会社ドーコン | |
| 2023年度 | 地質調査(5北北-立川3・2・4(第4工区)) | 株式会社テイコク | |
| 2023年度 | 土壌汚染任意調査委託 立川都市計画道路事業3・2・4号新青梅街道線(第Ⅲ工区) | 株式会社アガック | |
| 2023年度 | 交通量調査委託(5北北-立川3・2・4外6路線) | 株式会社四門 | |
| 2023年度 | 土壌汚染任意調査委託 立川都市計画道路事業3・2・4号新青梅街道線(第Ⅱ工区) | 株式会社アガック | |
| 2023年度 | 現況補足測量(5北北-立川3・2・4(第4工区)) | 双葉航測株式会社 | |
| 2023年度 | 樹木診断委託(5北北-立川3・2・4) | 東武緑地株式会社 | |
| 2023年度 | 土壌調査委託(5北北-立川3・2・4) | HSSエンジニヤリング株式会社 | |
| 2024年度 | 橋梁予備補足設計(6北北-立川3・2・4)(第4工区)) | 株式会社ドーコン | 19,338,000円 |
| 2024年度 | 道路予備修正設計(6北北-立川3・2・4外3路線) | 株式会社ドーコン | 90,090,000円 |
| 2024年度 | 路床土調査(6北北-立川3・2・4(第3工区)) | 式会社京北地盤コンサルタント | 17,600,000円 |
| 2024年度 | 測量調査(6北北-立川3・2・4外2路線) | 株式会社グラフィック | 11,264,000円 |
| 2024年度 | 横断歩道橋撤去詳細設計(6北北-立川3・2・4(第1・4工区)) | 株式会社ドーコン | 15,070,000円 |
| 2024年度 | 土壌調査委託(6北北-立川3・2・4) | 株式会社アガック | 4,675,000円 |
| 2024年度 | 土壌汚染任意調査委託 立川都市計画道路事業3・2・4号新青梅街道線(第Ⅲ工区) | 株式会社アガック | 473,000円 |
| 2024年度 | 電線共同溝予備設計(6北北-立川3・2・4外2路線) | 株式会社ドーコン | 36,850,000円 |
| 2024年度 | 樹木診断委託(6北北-立川3・2・4外2路線) | 株式会社環境・グリーンエンジニア | 1,639,000円 |
| 2024年度 | 箱型函渠予備設計(6北北-立川3・2・4(第4工区)) | 株式会社ドーコン | 8,800,000円 |
| 2024年度 | 土壌汚染任意調査委託 立川都市計画道路事業3・2・4号新青梅街道線(第Ⅰ工区) | 株式会社環境管理センター | 759,000円 |
| 2024年度 | 路床土調査(6北北-立川3・2・4(第4工区)) | ソイロム株式会社 | 15,510,000円 |
| 2024年度 | 用地測量(6北北-立川3・2・4外1路線) | 山王測量設計株式会社 | 10,780,000円 |
| 2024年度 | 用地測量(6北北-福生3・4・4外1路線) | 株式会社アース設計コンサルタント | 16,280,000円 |
| 2025年度 | 路線補足測量(7北北-立川3・2・4外2路線) | 有限会社プラン・メジュール | 15,455,000円 |
| 2025年度 | 橋梁詳細設計(7北北-立川3・2・4(第4工区)) | 株式会社ドーコン | 38,808,000円 |
| 2025年度 | 道路詳細設計(7北北-立川3・2・4(第3-1工区・暫定形)) | 株式会社ドーコン | 19,866,000円 |
| 2025年度 | 箱型函渠詳細設計(7北北-立川3・2・4(第4工区)) | 株式会社ドーコン | 15,884,000円 |
関連事業
新青梅街道~東京環状の上北台駅~箱根ケ崎駅付近間では、連続的に道路の拡幅が行われています。各区間では、事業認可時期が異なります。
各工区については下記リンクからご覧ください。
【第1工区】立川3・2・4号新青梅街道線
【第2工区】立川3・2・4号新青梅街道線
【第3工区】立川3・2・4号新青梅街道線
【第4工区】立川3・2・4号新青梅街道線
【第5工区】福生3・4・4号新青梅街道線
【第6工区】福生3・4・4号新青梅街道線及び福生3・4・10号東京環状線
この区間で行われている多摩モノレールの延伸については、下記からご覧ください。
多摩モノレール(上北台~箱根ケ崎間)延伸
事業者サイト
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
新青梅街道~東京環状の上北台駅~箱根ケ崎駅付近間では、連続的に道路の拡幅が行われています。各区間では、事業認可時期が異なります。
各工区については下記リンクからご覧ください。
【第1工区】立川3・2・4号新青梅街道線
【第2工区】立川3・2・4号新青梅街道線
【第3工区】立川3・2・4号新青梅街道線
【第4工区】立川3・2・4号新青梅街道線
【第5工区】福生3・4・4号新青梅街道線
【第6工区】福生3・4・4号新青梅街道線及び福生3・4・10号東京環状線
この区間で行われている多摩モノレールの延伸については、下記からご覧ください。
多摩モノレール(上北台~箱根ケ崎間)延伸

将来的に、多摩モノレールを箱根ケ崎方面に延伸する際、拡幅後の中央帯に建設することが想定されています。ただし、2020年2月現在、多摩モノレールに関して都市計画決定はされておらず、計画は確定していません。2020年度(令和2年度)より東京都が多摩モノレール関連の予算を計上しています。
都市モノレールの軌道桁や支柱、駅などのインフラ部は道路の一部として扱われ、道路管理者が建設します。そのほかの車両や配電施設などのインフラ外部は多摩都市モノレール株式会社が整備します。そのため、モノレールの延伸には十分な幅員のある道路が必要となります。
写真等

撮影位置はこの通りです。
ここから先が新青梅街道5です。新青梅街道は東京都心と青梅方面を結ぶ主要な幹線道路で、1960年~70年頃にかけて建設されました。
この付近ではおおむね両側に拡幅する計画となっています。
現在の新青梅街道は4車線でありながら中央分離帯は存在せず、幅員18mで狭く、大型車の流入も多くなっています。
写真左奥では拡幅用地が確保されつつあるのがわかります。
ちなみに、左側の仮囲い内では北多摩西部消防署の改築工事が行われています。
右側のトヨタ自動車販売店(ネッツトヨタ多摩 東大和店)は2019年に建て替えを行い、道路用地を確保したうえで後退しました。
奥に見えるのは東大和警察署です。建物自体は道路計画線に引っかかっていないようですが、前面駐車場の大部分が引っかかっているようです。
靴流通センター跡地の先で第1工区が終わり、第2工区になります。
モノレールに関して

沿道ではこのような看板が見られました。
撮影日:2020年2月4日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。


















コメント