稲城市と稲城南山土地区画整理組合によってそれぞれ施行している多摩7・4・5号東長沼矢野口線ですが、稲城市施行部分で形になり始めていました。
事業概要
この事業は完了しています。
多摩7・4・5号東長沼矢野口線は稲城市大字東長沼5号から稲城市大字矢野口字根方に至る延長約1,120mの都市計画道路です。このうち、上記図で示した区間で事業を行っていました。
京王相模原線より北側の約256mの区間は稲城市が、それより南側の区間は南山東部土地区画整理組合が施行していました。
南山東部土地区画整理事業
稲城市施行区間は、稲城三中付近~京王相模原線付近までの約256mでした。
稲城市施行区間について | |
施行者 | 稲城市 |
延長 | 約256m |
幅員 | 16m |
交通開放 | 2020年12月1日11:40(北端~本郷根方通り間) |
2021年10月1日(本郷根方通り~南端) | |
2021年10月1日現在 |
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写真等
この道路は稲城大橋通りから続く道路で、現在は稲城三中の横で道路が終わっています。
現在ある道路は稲城大橋を除き、1980年代に三沢川の蛇行改修とあわせて整備されたようです。ちなみに三沢川が改修される前はこの付近を流れていたようです。
奥の斜面地は「稲城南山土地区画整理事業」地内で、現在造成工事が行われています。
東長沼矢野口線はこのまままっすぐ進み土地区画整理事業地内に入り、進路を東向きに変えてランド坂通り(通称)124に至ります。
土地区画整理事業地内は土地区画整理組合が施行することになりますが、残りの部分を稲城市が施行しています。6月下旬時点で形になっていたのは北側の数十メートルです。
幅16mの道路で、2車線の平均的な構造になりそうです。
縁石はセミフラット式で、電線共同溝が設置され、植樹桝も用意されています。一部で防護柵も設置されていました。植栽は現時点では植えられていません。また、舗装も完全ではありません。
右側の電線共同溝はそこに蓋を置くと、横断歩道の点字ブロックが設置できるのだろうか・・・?
6月下旬時点で形になってきているのはこの短い区間だけです。
工事の施工者は「株式会社バイタル」で、11月下旬までの予定と掲示がありました。
この先南山方面へは用地の取得は一部を除いてほとんど終わってる状況です。
今回の工事がどこまでの区間行うのかわかりませんが、工事期間からしてもう少し南側も工事しそうな気がします。
稲城市の工事発注もスローペースです。部分開通させるにしても稲城市施行区間に横切る大きな道路がないため、区画整理区域内と同時に開通となるのではないかと予想しています。区画整理側も最近はこの道路にはあまり手を付けていないように見えるので、どうなるのかなという感じです。
ちなみに、この道路沿いと区画整理地内に「南山東部地区地区計画」が決定され、道路沿いは一部を除き「沿道地区C」として
多摩都市計画道路7・4・5号東長沼矢野口線沿道の立地特性を活かすとともに、後背の低層住宅地を保護する地区として、近隣住宅の利便施設及び景観緑化地区の視認性に配慮した中層住宅地区を形成する。
とされています。
撮影日:2018年6月21日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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