稲城若葉台地区と平尾地区、さらにその先の新百合ヶ丘方面とを結ぶ多摩3・4・17号坂浜平尾線の開通に向けた工事が始まったので見てきました。
追記
11月27日10時に開通します。
事業概要
この事業は完了しています。
多摩3・4・17号坂浜平尾線は稲城市の若葉台入口交差点から麻生区境に至る都市計画道路です。
このうち、若葉台入口交差点から上平尾交差点までの区間で事業が行われています(いました)。
上記の図に示すように、東京都、稲城小田良土地区画整理事業、稲城上平尾土地区画整理事業により施行されています(いました)。
東京都施行区間について
東京都施行区間は2012年11月に事業認可を得て事業を進めて来ました。2015年10月には用地買収を完了し、その後工事が進められ、2019年11月27日に暫定交通開放されました。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約420m |
幅員 | 17m |
事業期間 | 2012年11月12日~2022年3月31日 |
暫定交通開放 | 2019年11月27日10時 |
2020年4月25日現在 |
稲城小田良土地区画整理組合施行区間については下記をご覧ください。
タグ:稲城小田良土地区画整理事業
稲城上平尾土地区画整理組合施行区間については、2019年11月27日に交通開放されました。
稲城上平尾土地区画整理組合施行区間については下記をご覧ください。
タグ:稲城上平尾土地区画整理事業
稲城上平尾土地区画整理組合施行区間については、2016年5月30日に交通開放されました。
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
東京都施行区間のようす
4月上旬より新しく工事が始まりました。
工事件名は道路改修工事(30南東-坂浜平尾)その2及び歩道設置工事(30南東-坂浜平尾)その2で、2019年(令和元年)10月下旬までの予定で、株式会社浜興業が施工します。
この工事によって道路の開通に漕ぎつけることになります。
この工事に当たっては、2018年9月と2018年12月に入札が行われましたがどちらも不調になりました。結果、2019年2月に3回目の入札が行われやっと業者が決まりました。このため当初開通予定より遅れる結果となりました。
あとどうでもいいですが、この看板「令和」に対応しています。
新しく始まった工事により、道路新設区間の街築などが行われる予定です。
丁字路の若葉台入口交差点は十字路になる予定で、周辺道路も合わせて改良されます。
こんな感じの交差点になる予定です。
※一部施設は省略しています。変更がある可能性があります。
追記:一部変更がある予定です。
(仮称)坂浜橋は舗装工事など
三沢川に架かる(仮称)坂浜橋は2018年夏ごろに完成しました。工事設計書によると、今回の工事では舗装や白線引きなどが行われる予定です。
ちなみに・・・
奥の京王相模原線の下で右側の歩道が高くなっているのは、京王相模原線の橋台のくいがあるからのようです。
町田方面は3レーン化
現在「←」「↑」で運用されている町田方面は、「←」「↑」「→」の3レーンになるようです。
昔は1レーンだったのですが、左折車両が多い状況があり、道路拡幅(別事業)に合わせて左折専用レーンが設置された経緯があります。
電線共同溝などの設備は既に3レーン化に対応した位置に設置してあります。
多摩市方面は舗装を綺麗に
多摩市方面は若葉台一丁目交差点までの区間で、舗装のオーバーレイ工が行われる予定です。
ちなみに、昨年度は若葉台一丁目交差点~若葉台公園入口交差点で舗装工事を行っていました。
小田良地区のようす
稲城小田良土地区画整理事業地内は土地区画整理組合が施行し、白線以外はおおむね完成しています。
右側には(仮称)稲城小田良ショッピングセンターが開業予定で、こちらもおおむね工事が完了しています。スーパー三和を核テナントとした商業施設になるようです。
もともとショッピングセンターは道路開通に合わせて開業する予定でした。
現在のところ開業予定日は公表されていませんが、稲城市議会では
次に小田良上平尾線と交差する坂浜平尾線の交通開放につきましては、現在検討中であると、東京都より伺っておりますが、小田良土地区画整理事業地区内において、平成30年度内には整備が完了する予定となっております。商業施設におきましては、坂浜平尾線だけでなく、土地区画整理事業地区内の道路からもアクセスが可能であり、現在開業に向け関係機関と協議を進めていると伺っております。このことから、商業施設を含め周辺地域における工事遅延の影響は少ないものと認識しております。
平成31年第1回定例会 3月4日 代表質問
※現段階では議事録が公表されておらず、ビデオより文字起こししたものです。正式な記録ではありません。
と、答弁があり、東京都区間の道路完成前に開業しそうな雰囲気を漂わせています。
道路開通後にはバス路線も開設か
稲城小田良地区内では、バス停でよく見られる白い舗装が設置されており、将来的にバス路線が新設されるものと思われます。
また、小田良地区内で分譲が始まったプラウドシーズン稲城若葉台は駅からバスでアクセスできる点を売りにしていることから、バス路線の開設は濃厚なのかなと思います。
バス路線は「新百合ヶ丘駅~上平尾区画整理」を延長することになるのかわかりませんが、この道路の開通により周辺のバス路線が大きく変化しそうですね。また、念願だった平尾地区から若葉台へのアクセスが向上することになりそうです。「上平尾区画整理バス停」も土地区画整理事業がもうすぐ終わりますので、名前が変更されるのもそう遠くはないでしょう。
撮影日:2019年4月14日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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