武蔵村山市で事業が行われている立川3・4・39号武蔵砂川駅榎線の進捗状況を見て来ました。
2022年度から事業が行われているもので、2025年2月の市議会答弁時点での用地取得率は約49.25%です。

事業概要
立川3・4・39号武蔵砂川駅榎線は立川市上砂町五丁目から武蔵村山市中央四丁目に至る延長約3360mの都市計画道路です。このうち上記で示した区間では、道路を拡幅する事業が行われています。
施行者は武蔵村山市で、都市計画法の事業認可は2022年6月30日(東京都告示第991号)です。施行延長は約367mで、幅員16mの道路となる計画です。
なお、この事業は都道を市が事業主体となり、東京都と連携協力して整備を進める「第三次みちづくり・まちづくりパートナー事業」により行われています。
基本データ
| 施行者 | 武蔵村山市 |
| 延長 | 約367m |
| 幅員 | 16m |
| 施行期間 | 2022年6月30日~2027年3月31日 |
| 車線数 | 2 |
| 2022年6月30日時点 | |
用地取得率の推移
※データ出典は各点にカーソルに合わせた際に表示します。
※取得できたデータのみ表示しています。
※市議会答弁は日付の言及があるものはその日付、ないものは発言の日時点
最近の発注状況
| 工事 | ||
|---|---|---|
| 発注年度 | 工事名称 | 受注者 |
| 未発注 | ||
| 委託 | ||
|---|---|---|
| 発注年度 | 委託名称 | 受注者 |
| ※これ以前は情報収集していません | ||
| 2021年度 | 立川都市計画道路3・4・39号線関係機関協議資料作成委託 | 株式会社ヤチホ 多摩支店 |
| 2021年度 | 立川都市計画道路3・4・39号線(武蔵砂川駅榎線)電線共同溝予備設計委託 | 日本設計株式会社 多摩営業所 |
| 2022年度 | 立川都市計画道路3・4・39号線区域変更公示用図書等作成委託 | 株式会社ヤチホ 多摩支店 |
| 2022年度 | 立川都市計画道路3・4・39号武蔵砂川駅榎線電線共同溝整備に伴う既存ストック等の活用検討委託 | 株式会社国際開発コンサルタンツ 東京支店 |
| 2023年度 | 立川都市計画道路3・4・39号線区域変更公示用図書等作成委託 | 国際測地株式会社 |
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写真等

撮影位置はこの通りです。(周辺のGoogleマップ)

事業区間南側のトレジャーファクトリー前の交差点です。
右折レーンがないことで渋滞が発生しやすい交差点で、この日も混雑していました。
この道路は、都道55号所沢武蔵村山立川線55で、東京都が管理する道路ですが、「みちづくり・まちづくりパートナー事業」により武蔵村山市が事業を進めています。
みちづくり・まちづくりパートナー事業は、都道のうち、『東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)』で位置付けられた優先整備路線以外で、交通の円滑化・歩行者の安全性・利便性の向上など地域のまちづくりに寄与する道路について、東京都と地元市町村が連携・協力して整備を行う事業です。現在は第三次事業中です。

拡幅前の道路は、右折レーンがないのみならず、歩道もすれ違いがやっとの幅のところが多いです。
取得した用地は、よくあるように単管柵等で囲われています。
狭い部分は単管柵を少し下げてくれると歩きやすいんですけどね。

記事冒頭のとおり、2025年2月25日の市議会で、用地取得率は約49.25%と答弁がありました。
半分に近づいてくると、現地でも取得用地が増えてきたなと感じられます。

現在のところ工事は行われていません。
西側に隣接した一帯では、武蔵村山都市核土地区画整理事業が行われており、市のウェブサイトによると2027年度にも工事を完了し、2029年度の換地処分を予定しているとのことです。
区画整理は完成形に近づいてきて、モノレールも事業化したことで、まちづくりは次のフェーズに向かいそうです。
撮影日:2025年11月22日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。




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