相模原駅北側の通称「東西道路」が2018年(平成30年)3月26日正午ごろ交通開放したということで見てきました。
この道路は、戦後米軍により接収され相模総合補給廠として運用されてた土地が2014年に一部返還され、その地に相模原市が建設したものです。
この区域には2017年(平成29年)4月22日に「南北道路」と呼ばれる道路が交通開放されており、東西道路はそれに続く2本目の道路となります。
相模総合補給廠内の新設道路を見てきた
交通開放については市の報道発表等もありました。
交通開放は3月26日正午ごろで、式典などは行われず、信号の点灯式が行われたと聞いています。私は所用があったため午後2時過ぎに現地を見てきました。
道路の西側は、以前は丁字路であった向陽小学校東交差点に接続され、十字路に改良されました。
ここからまっすぐ南北道路まで繋がります。
向陽小学校東交差点の南北側の道路(従来の道路)には右折レーンなどは設けられていません。交通量は少なめですが、渋滞の原因にならなければいいのですが。
道路は2車線で、時速40キロ、駐車禁止の交通規制が敷かれています。
現在はあくまで暫定開放で、道路の構造も簡易的なものになっています。歩道は北側のみに設けられ、車道と歩道は盛ったアスファルトで区切られただけとなっています。
このほか相模原市により、路上喫煙重点禁止地区、空き缶等散乱防止重点地区、自転車等放置禁止区域に追加されています。
東西道路の南側は「一部返還地」で、写真のような看板が掲げられていました。
市としてはこの区域の開発を含め、横浜線の連続立体化、小田急多摩線の延伸等、さまざまな検討をしているみたいです。
北側は共同使用区域となっていますが、金網があったり英語の看板があったり、米軍基地そのものです。
交差点には信号機が設置されました。
南北道路側は一部時差式・歩車分離を組み合わせたような信号サイクルとなっています。正直、交通量もないのにやたら待たされる信号です。
南北道路の右折レーンにはカメラが付けられていたので、信号の長さを調節できるようになっているのかもしれません。
東西道路側の矢印のペイントは破線ではなく実線が正解のような気がするが・・・
南北道路との交差点の信号機は「低コスト型」が採用されました。
フードを無くしたり、軽量化したり、保守性を確保したりしています。また、光る部分の直径は従来一般的な300mmから250mmと小さくなっています。横から見えにくくするインナーフードも採用されたりしています。
形状はメーカーごとに多少異なりますが、各社から開発され設置が進んでいます。神奈川県内では設置が進んでいて、私は上溝付近や西谷付近でも見かけました。ちなみに東京都はまだ設置したという話は聞いていませんし、新設交差点でも従来型LED信号機が設置されているみたいです。
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