4車線化工事が行われている南多摩尾根幹線道路の唐木田区間で4月下旬ごろに4車線化が完了したので、5月5日に様子を見てきました。
2019年3月中旬(?)には相模原方面車線(下り)が片側2車線化しました。
今回、稲城方面車線(上り)が片側2車線化したことで、4車線化が完了しました。
事業概要
この事業は概ね完了しています。
南多摩尾根幹線道路のうち、大妻女子大学付近~ぐりーんうぉーく多摩付近では道路の4車線化工事が行われていました。
南多摩尾根幹線道路、(都市計画道路名称:多摩3・1・6号南多摩尾根幹線)は多摩ニュータウン開発に合わせて暫定的に整備されました。広い幅員を持ちながら、一部の区間を除き暫定2車線で整備されていたことから、2015年2月に東京都が『南多摩尾根幹線の整備方針』を策定し、平面4車線で整備することとしました。
唐木田より東側については都市計画変更が必要であったことからその手続きを行っていますが、この唐木田地区については都市計画変更が必要ないことから2017年頃より工事が進められてきました。
南多摩尾根幹線
唐木田工区は上下線に高低差がありましたが、これは維持しながら4車線化を行いました。
大妻女子大学前の交差点は右折レーンの形態を変更したほか、一部箇所では道路の縦断勾配を緩やかにしています。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約960m |
幅員 | 43~56m |
道路区域編入 | 2007年2月16日 |
事業開始 | 2017年頃 |
相模原方面車線片側2車線化 | 2019年3月中旬頃? |
稲城方面車線片側2車線化 | 2019年4月下旬頃? |
2020年5月6日現在 |
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現在行われている工事
有限会社小池電機商会の施工で道路改修工事に伴う道路照明設置工事(30南東-唐木田の4)その2が行われています。もともと2月下旬までの予定でしたが延長されました。
ひとまず状況
撮影位置はこの通りです。
今回は稲城方面車線(上り)を中心に撮影しました。相模原方面車線(下り)の状況は前回の記事を参照してください。
右側が稲城方面車線(上り)です。
ご覧のように4車線化が完了しました。
稲城方面車線(上り)の右折レーンは右に飛び出た形となりました。南多摩尾根幹線道路では各所でこのような形状が採用されています。
相模原方面車線(下り)は手前に橋があるため、通常通り直進左折レーンと並んで右折レーンが設置されています。
手前のバス停は大妻学院バス停です。もともと150mほど先の橋の上にありましたが移設されました。バスベイはありませんが、車線が若干広くなっています。
稲城方面車線(上り)には2箇所、写真のように右側に広いスペースが設置されました。非常用の停車帯なのかなぁと想像していますが、特に説明はなく、完成後は柵が設置されていました。
このような構造になりました。
上下線の間の高低差には芝生のような草が植えられました。高低差の下部には溝が設置されています。
右側が稲城方面車線(上り)です。
着手前の稲城方面車線(上り)はこの交差点と車線減少部分を先頭に渋滞が発生していましたが、私が見ていた時点では解消していました。この交差点の青信号も少し伸びた気がします。
この交差点の手前側も若干改良が加えられました。
中央分離帯部分に広いスペースがありますが、現在は立体交差の計画はありません。
このようになりました。非常にスムーズに流れています。
このほかの状況など
幅の広い車道
唐木田区間では停車帯は設置されず、かなり広い車線となっています。特に左側の車線はかなり広く、自転車が走っていても車線を跨がずに追い抜きができそうです。
最高速度は変更されず
5月5日時点では最高速度は変更されておらず50km/hのままです。(ぐりーんうぉーく前から相模原方面は法定速度60km/h)
駐車禁止も以前と同じです。片側2車線あるからって路駐する車とかなければいいですけどね。
歩道等の再整備はこれから
車道は4車線化しましたが、歩道等は今後再整備される予定です。
撮影日:2019年5月5日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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