町田市で事業が行われている町田3・4・18号能ヶ谷根岸線(綾部)の進捗状況を見て来ました。一般には芝溝街道として親しまれている道路です。
事業概要
町田3・4・18号能ヶ谷根岸線は;町田市能ヶ谷三丁目から町田市根岸町に至る延長8,410mの都市計画道路です。このうち、上記図で示した綾部交差点付近から袋橋交差点に至る区間で道路を拡幅する事業が行われています。
この区間は一般には芝溝街道や鎌倉街道(重複)と呼ばれています。
施行者は東京都で、事業認可は2018年10月10日です。延長425mで、現在の幅員約9mの道路を幅員20mに拡幅します。両側に歩道を整備し、自転車走行空間の整備や電線類の地中化、街路樹の植栽を行います。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約425m |
幅員 | 20m |
事業施行期間 | 2018年10月10日~2025年3月31日 |
2020年9月19日現在 |
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この一連の道路では慢性的な渋滞が発生しており、順次事業着手が行われてきました。残る未着手の区間でも、2016年(平成28年)に策定した『東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)』において優先整備路線に選定されています。
写真等
撮影位置はこの通りです。
事業認可から時間が経っていないため、用地買収はほとんど行われていません。
ここから先は未着手区間になります。さっさと都県境まで拡幅してほしいんですけどねぇ。
ここから先が事業区間となります。
この付近は両側に拡幅します。右側については変電所の塀のあたりまで拡幅するようです。
この交差点は市道が2本交わる交差点です。やや変則的な交差をしているため、信号は3回に分けて表示されます。
芝溝街道側の西行き(写真手前)は右折レーンが不十分な他、東行きは右折レーンがないため、しばし流れが阻害されています。また信号が3回に分かれているため、赤信号の時間もやや長いようです。
綾部交差点~袋橋交差点間は北側に歩道がなくなります。また、南側の歩道も人がやっとすれ違える程度の幅です。
野津田駐在所も道路用地に引っかかっているようです。
町田市立自由民権資料館前です。この辺りも両側に拡幅するようで、右側はちょうど資料館の門あたりまで拡幅するようですね。市の施設ということもあって、バスベイも兼ねて広くしてある感じなんですかね。
自由民権資料館はこの地域で盛んだった自由民権運動や町田に関する史料を収集展示しています。興味ある人には面白いと思うのでぜひ。
道路の北側はこのように歩道が存在しません。大型車もよく通るので危険です。
この沿道はそこまで住宅が密集しているわけではなく、逆に大きな家も多い感じです。
この先は新袋橋交差点の先まで拡幅が完了しています。航空写真を見る感じ、どうも綾部原トンネルの開通(2005年3月)などに合わせて拡幅したみたいです。
袋橋の方が旧道で、新袋橋の方が新道です。
ここのところ、トンネルができる前の名残で都道18号線はトンネルを迂回する形で現在も指定されています。新袋橋交差点~大蔵交差点間は都道57号線と重複しています。
撮影日:2019年9月19日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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