2019年の台風19号によって被災した山梨県大月市の国道20号法雲寺橋では、新しい橋梁が完成し交通開放されました。
被災からの流れ
法雲寺橋は笹子川に架かる国道20号甲州街道20の橋梁です。1959年に竣工し、橋長は64m、8径間の橋でした。
2019年に発生した台風19号により、笹子川の水位が上がり、P6橋脚が沈下し、路面に段差が生じました。
このことから2019年10月12日より通行止めとなっていましたが、P5~A2橋台間に長い橋桁を架け仮復旧したことにより、2019年11月29日12時に通行止めは解除されています。
被災後の仮復旧状況はこちらをご覧ください
開通時の様子
当日は午前中に開通の式典が現地で開催されていました。隣を通りましたが、私は不参加です(参加できたのかも知りません)。
予告されていた交通開放時刻の5分前、14時55分に、左岸側からパトカーが、右岸側から道路パトロールカーが先導し交通開放されました。
場所が場所なので、集まった人は数名で、しっとりとした開放となっていました。
新しい橋梁
新しく架けられた橋梁形式は、2径間連続プレビーム合成桁橋です。既設橋と比べると、橋脚が少なくなっているほか、プレビームの特徴でもあるように桁高が小さく、スリムな橋に見えます。
新しい橋の幅は約15mで、既設橋と比べて広くなりました。とりわけ、歩道が両側に設置されて広くなっています。なお、上流側の歩道は、現在は既設橋がありその擦り付け区間を含む関係で通行できません。
防護柵や高欄などは、グレーベージュ系のもので統一されています。国道では標準的な色なので、特徴があるわけでもないですね。
既設橋は
新設橋梁が交通開放されたあと、既設橋は通行止めとなりました。
今後解体工事が行われる予定です。入札情報サービスによると、工事件名は「R2国道20号法雲寺橋既設橋撤去工事」で、緊急復旧工事や下部工を行った株式会社飯塚工業と随意契約を結んでいます。
撮影日:2022年4月3日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0000)
コメント
いつも楽しみにしてます、15時05分頃通りました。