放射第35号(川越街道~環八通り) 進捗状況2018.10

練馬区で事業が行われている放射第35号線のうち、環八通り311~川越街道254の進捗状況を見てきました。

事業概要

放射第35号線豊島区豊玉町三丁目から埼玉県境に至る延長約8460mの都市計画道路です。放射第36号線豊島区要町一丁目から練馬区平和台三丁目に至る延長約4270mの都市計画道路です。

このうち上記で赤色で示した区間で事業が行われています。現在の要町通りを延伸し、新大宮バイパスに接続する計画です。

施行者は東京都で、都道として整備されます。なお、事業認可が図の通り異なります。

2004年(平成16年)12月28日に事業認可された区間は、延長約1,330mで、放射第35号線(早宮・北町)と呼ばれています。環八通りとはアンダーパスで立体交差します。


2011年(平成23年)12月1日に事業認可された区間は、延長約1,970mで、放射35・36号線(小茂根・早宮)と呼ばれています。

基本データ

放射第35号線(早宮・北町)
施行者東京都
延長約1,330m
代表幅員40m
事業施行期間2004年12月28日~2031年3月31日
一部暫定開通環八通り~川越街道間(2020年3月30日15時)
一部暫定開通平和台トンネル(2024年2月24日16時)
2024年3月14日現在
放射第35号及び35号(小茂根・早宮)
施行者東京都
延長約1,970m
代表幅員40~50m
事業施行期間2011年12月1日~2031年3月31日
2024年3月15日現在

最近の発注状況

工事
発注年度工事名称受注者
※これ以前は情報収集していません
2020年度石神井川放射第36号線橋梁(仮称)(2)下部建設工事飛島建設株式会社
2021年度氷川台橋鋼けた製作・架設工事(3四-放36小茂根・早宮)株式会社北都鉄工
2021年度街路築造工事のうち排水管設置工事(3四-放36小茂根)リアル建設株式会社
2021年度街路築造工事(3四-放35早宮)株式会社関谷舗道
2021年度街路築造工事及び電線共同溝設置工事(3四-放35北町)辰島建設株式会社
2022年度平和台トンネル吸音板等設置工事(4四-放35早宮・北町)日栄・コスモ建設共同企業体
2022年度横断歩道橋基礎工事(4四-放35北町)不調
2022年度横断歩道橋基礎工事(4四-放35北町)その2不調
2022年度横断歩道橋基礎工事(4四-放35北町)その3不調
2023年度横断歩道橋基礎工事(5四-放35北町)双栄基礎工業株式会社
2023年度横断歩道橋設置工事(5四-放35北町)株式会社エフォート
2023年度横断歩道橋エレベータ棟建設工事(5四-放35北町)不調
2023年度横断歩道橋エレベータ棟建設工事(5四-放35北町)その2不調
2023年度電線共同溝設置工事(5四-放35早宮・北町)桐井電設工業株式会社
2023年度街路築造工事及び排水管設置工事(5四-放36小茂根)七海建設株式会社
2024年度横断歩道橋エレベータ棟建築工事(6四-放35北町)不調
2024年度平和台トンネル排水設備改良工事(6四-放35北町)新明和工業株式会社
2024年度横断歩道橋エレベータ設置工事(6四-放35北町)株式会社彩光建設
2024年度工事用通路整備工事(6四-補230大泉町外2路線)共栄土木株式会社
2024年度街路築造工事のうち排水管設置工事及びトンネル補修工事(6四-放36小茂根外1路線)七海建設株式会社
委託
発注年度委託名称受注者
※これ以前は情報収集していません
2023年度道路詳細修正設計(5四-放35・36小茂根・早宮)セントラルコンサルタント株式会社
2023年度電線共同溝詳細補足設計(5四-放35早宮・北町) 株式会社エース
2023年度横断歩道橋詳細設計(5四ー放35・36小茂根・早宮)株式会社トーニチコンサルタント
2023年度開通記念式典に係る実施計画等作成委託(5四-放35早宮・北町) 株式会社大和田組
2023年度交通量調査委託(5四―放35早宮・北町) 株式会社トーアテック
2023年度交通量調査委託(5四-放35早宮・北町)その2株式会社四門
2023年度エレベーター棟予備設計(5四-放35・36小茂根・早宮)株式会社トーニチコンサルタント
2023年度開通記念式典等に係る会場設営業務委託(5四ー放35早宮・北町) 株式会社大和田組
2024年度地質調査(6四-放35・36小茂根・早宮外1箇所)日本物理探鑛株式会社
2024年度道路詳細修正設計及び電線共同溝予備補足設計(6四-放35・36小茂根・早宮)セントラルコンサルタント株式会社
2024年度道路詳細修正設計(6四-放35早宮・北町)不調
2024年度交通量調査委託(6四-放35・36小茂根・早宮)株式会社四門
2024年度整備効果測定委託(6四-放35早宮・北町)株式会社四門
2024年度道路詳細修正設計(6四-放35早宮・北町)その2不調
2024年度道路詳細修正設計(6四-放35早宮・北町)その3株式会社東京建設コンサルタント
この表の注意事項
データ収集期間:工事2020年度後半~、委託2023年度~(それ以前は収集していません)
最終更新日:2025年3月15日

自治体等が運営する入札情報サービスなどをもとに情報を収集しています。見落とし等をする可能性があり、すべての契約を網羅しているとは限りません。特に普段とは異なる名称法則で発注されている場合は見落としが発生しがちです。また、入札後随時更新することは労力がかかりすぎて不可能であるため、データ収集開始日以前及び最終更新日以降の情報は掲載できていません
発注年度は入札日を基準としています。工事や業務は複数年にまたがる場合があります。
次の委託・工事は原則掲載しません。
・入札情報サービスに掲載されない契約(特命随契、少額随契、見積合わせ、オープンカウンター方式による契約など)
・用地の管理工事
・維持・修繕等の単価契約価契約
・入札不調や取り下げられた案件(公表する一部自治体除く)
・占用企業者による工事(下水道・水道・ガス等)
・物件補償や土地鑑定
・積算照査や発注者支援業務
など


この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

現場に設置されていた工事案内看板

左は環八通りを潜るアンダーパスのトンネルと擁壁工事です。

右はトンネル工事と並行して行われている地下自転車駐車場の設置工事です。練馬区の事業となっています。

工期はいずれも今のところ2019年3月14日までとなっていました。

この看板は防音壁設置工事のものです。大方完了している感じでした(後述)。工期は2018年11月30日まで。

これが道路本体の工事。工期は2019年5月20日までです。

川越街道・新大宮バイパスなどと交わる北端部の暫定整備工事です。

「暫定」なのは、今後国が立体化する計画のためです。工期は2019年1月16日まで。

写真等

撮影位置は上の通り。

①平和台駅前交差点

環八通りと交わる平和台駅前交差点

放射第35号線がアンダーパスの立体交差になる予定です。暫定開通時はここから川越街道まで暫定2車線で本線部(アンダーパス)は供用されないはず。

現場の工事案内看板を見る限りでは、暫定供用時は写真左側(今道路があるところ)に上下線が集約されるみたいです。

②池袋方面

写真真ん中あたりがアンダーパス部分。アンダーパスの工事と並行して、練馬区施行の練馬駅地下自転車駐車場整備工事が行われています。

現場の案内看板によると、10月下旬は主に「躯体工」をするようで、生コンの搬入もあると書いてありました。

③ライフ前のヤード内

こちら側は意外にも整然としている感じ。

④ライフ前

ライフ前には駐輪場がありましたが、工事に伴い仮駐輪場に移動し、ここは歩行者通路となっていました。

航空写真や都市計画図を見ると、ここも道路用地っぽいですがどうなんですかね。

駐輪場のお知らせ

8月20日に仮設駐輪場に移動したとのこと。

⑤ライフの西側

このあたりもアンダーパスの上部とその側道です。

左側に見えるのがライフの仮設駐輪場です。「仮設」であるように、ここも道路用地なのでいずれ使えなくなります。

⑥アンダーパス入口部分

アンダーパスへの入口(右側)とその側道部です。

舗装も一部を除き下層が終わり、防音壁も設置してありました。街路灯は1月の時点でありました。

⑦川越街道方面

こちらも縁石や中央分離帯の設置がおおむね完了し、防音壁もほぼ設置が完了していました。

案内標識用と思われる大き目の柱も立ち、いよいよ道路らしくなってきましたね。

歩道と防音壁・電線共同溝

歩道は未設置個所で整備が進んでいましたが、これ以上の変化はないかなという感じ。東京都の道路工事だと、歩道の舗装や植栽などは開通後に行うことがよくあります。ここはどうするかな。

防音壁は茶色の支柱等と透明部でできたものが設置されていました。圧迫感もそれほどないですね。

歩道には電線共同溝も設置され、地上機器がありました。1月時点では電線共同溝設置工事が行われていて、地下部はありましたが地上機器はまだなかったはず(写真を振り返りながら)。

⑧設置が完了した案内標識

1か所だけ案内標識が設置されていました。アルファベットも大型した最近のタイプです。

アンダーパス等の将来の開通に対応したものではないので、その時になったら付け替え・書き換えるのでしょう。1月の状況を見る限り大分先かな。環七までを一度に開放するんじゃなかいかなと予想しています。

⑨川越街道方面

S字カーブを書きながら川越街道方面へ。

ここでも標識の柱が立っていますね。ここの防音壁はまだ完成していません。

⑩川越街道と交わる北町交差点方面

川越街道254と交わり新大宮バイパス14に接続する、通称北町交差点に向かう部分です。

この部分は国が立体交差として整備する予定で、現在は東京都が暫定工事として整備しています。

※「北町交差点」という名前を示すものは現地には設置されていません。国土交通省の資料などで「北町交差点」や「北町インター」として出ているのでそう書きました。

⑪暫定部分

防音壁の構造も異なり、暫定であることがわかるような構造になっています。

坂道で見通しが悪い気もしますが大丈夫ですかね

⑫暫定部分(池袋向き)

奥の方にライフの看板が見えますね。

新大宮バイパス方面

新大宮バイパス14も交差点近辺で拡幅工事をしていました。工事案内看板を見ると左折・直進・右折の3レーンにするらしく、本線の4車線化工事ではないようです。

新大宮バイパス側から見た池袋方面

左側が拡幅され、道路標識も移動していますね。

北町交差点北東部の道路予定箇所

レーン拡幅に伴い、盛土されていました。

それにしても、立体化するならそろそろ始めないと、放射第35号線・放射第36号線全線開通に間に合わなかったりしないだろうか。。。?

撮影日:2018年10月24日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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