世田谷区で事業が行われている放射第23号線（松原）の進捗状況を見て来ました。
引き続き用地の取得が行われています。
事業概要
放射第23号線は港区北青山三丁目から杉並区松庵一丁目に至る延長12,080mの都市計画道路です。このうち上記で示した環七通りから松原交差点付近に至る区間で道路を新設・拡幅する事業を行っています。
事業認可は2015年12月24日で、施行者は東京都。延長は約1,005mで、幅員は25～33mの道路となる計画です。
京王線は現在連続立体交差事業を行っているため、京王線とは立体交差となります。また、現在和田堀給水所の北側を迂回している井ノ頭通りの新道になります。
なお、この事業では環七通りの一部を拡幅します。
基本データ
| 施行者 | 東京都 |
| 延長 | 約1,005m |
| 幅員 | 25～33m |
| 事業施行期間 | 2015年12月24日～2031年3月31日 |
| 2022年12月9日現在 | |
最近の発注状況
| 工事 | ||
|---|---|---|
| 発注年度 | 工事名称 | 受注者 |
| 未着手 | ||
| 委託 | ||
|---|---|---|
| 発注年度 | 委託名称 | 受注者 |
| ※これ以前は情報収集していません | ||
| 2023年度 | 放射第２３号線（松原）道路予備修正設計 | 宏栄コンサルタント株式会社 |
| 2023年度 | 放射第２３号線（松原）道路予備修正設計(その２) | 宏栄コンサルタント株式会社 |
| 2024年度 | 放射第23号線（松原）道路及び電線共同溝予備修正設計 | 宏栄コンサルタント株式会社 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
写真等
撮影位置はこの通りです。（周辺のGoogleマップ）
環七通りと交わる大原二丁目交差点から西側が事業区間です。
左側は右折レーンを整備した際に用地確保されており、右側では新たに用地取得が進められています。
東京都のサイトによると、2024年4月1日時点の用地取得率は33%とのことです。
和田堀給水所東側も用地取得が進みました。
井ノ頭通り（現道）は2025年1月～3月にかけて連続立体交差事業に関連した道路補修工事が行われています。（そんなに痛んでたっけ）
※工事件名「連続立体交差事業に伴う道路補修工事（6二-都道413号）その2」で株式会社成羽興業施工
放射第23号線は和田堀給水所敷地内を通過する計画です。
和田堀給水所は引き続き更新工事が続けられています。
和田堀給水所の西側では、取得された用地がまとまってきました。
京王線の南側でも同様に取得用地が徐々に増えています。
京王線は連続立体交差事業が行われているところですが、この先左右の区間では下り線の高架が徐々に立ち始めています。
京王線が高架化するまではこの道路も開通しないんじゃないかなと予想しています。
京王線北側も取得用地が増えてきています。
これまでのところ工事は行われていません。
松原交差点南側は依然として変化が少ないですが、北側は徐々に取得用地が増えてきています。
ここのところ年1回程度設計業務が発注されています。
撮影日：2025年3月9日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
いつも拝読させていただいていればおります。 貴重な情報を詳細かつタイムリーに提供頂き大変ありがとうございます。
さて、東京都の公開情報「2024年4月1日時点の用地取得率は33%」ですが、水道局の和田堀給水所敷地が未取得として集計されているということでしょうか?
印象として取得率33%は低く感じられます。
井の頭通り世田谷区立北沢中学校辺りでも道路事業やってます。時間があったら、見てみてください。
甲州街道の松原交差点、京王線の遅延が発生すると大渋滞になるので高架＆道路開通に期待しています。