2021年3月27日10時に交通開放予定の補助第132号線(Ⅲ期)の様子を見てきました。石神井公園駅南側で2006年より練馬区が事業を行っていた都市計画道路です。
このブログではこれまで見に来たことはありませんでしたし、開通後も見に来る予定はいまのところありません。
補助第132号線は杉並区宮前五丁目から練馬区石神井町二丁目に至る延長約6,610mの都市計画道路です。補助第232号線は練馬区石神井町一丁目から練馬区南大泉三丁目に至る延長約4,380mの都市計画道路です。
このうち、上記で示したそれぞれの区間では「Ⅲ期」として事業が行われています。
施行者は練馬区で、都市計画法の事業認可は2006年6月2日です。
施行者 | 練馬区 | |
補助第132号線 | 延長 | 約415m |
幅員 | 16m | |
補助第232号線 | 延長 | 約155m |
幅員 | 16m | |
事業施行期間 | 2006年6月2日~2023年3月31日 | |
2021年3月25日現在 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
現地には交通開放のお知らせとともに、バスルートも変更することが書かれていました。
現在、商店街を運行しているバスルートが新設道路に切り替えられます。(後述)
開通区間の様子
西武池袋線から南側が事業区間となります。全線にわたり、事業化前から細い道路が存在していたため、「新しく開通した」という区間はほんのわずかになります。この付近については、少なくとも昨年暮れの時点で現在のような形になっていました。
石神井公園通りとぶつかる南側の交差点は、開通時に単管バリケードを撤去すればいいだけの状態となっていました。この交差点については信号設置はしないようです。
私が見たときには南行きの交通のみ開放されていました。
左側にある大きな木は、もともと道路予定地のど真ん中(もともとは和田堀緑道)に植わっていたものです。無事に移植されたようで、目立つ場所ですしシンボルツリーのように成長するといいですね。
今回の整備区間は石神井公園前交差点までとなっています。
この先については従来通りの狭いままですが、豊島橋交差点までの区間は、2016年に策定された『東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)』おいて優先整備路線に選定されています。
標準的な16m道路
完成した補助第132号線は幅員16mの標準的な2車線道路となっています。両側に歩道が設置されているほか、自転車レーンが設置されています。
区間北側の歩道はインターロッキングブロック舗装となっていますが、南側はアスファルト舗装となっていました。
練馬区役所のサイトには、歩道部については交通開放後も工事を行う予定であると書かれています。
無電柱化を実施
無電柱化が行われ、電線類は電線共同溝によって地中化されました。区間南側についてはまだ電柱が残っていますが、電線共同溝は整備されているようですので、そのうち引き込むものと思われます。
区間北側には既に植栽が設置されています。現地の案内看板によると河津桜だそうです。
2箇所の横断歩道が整備
石神井公園駅東交差点~石神井公園前交差点間には2箇所の横断歩道が設置されました。いずれも信号機は設置されていません。
和田稲荷神社前の横断歩道は、ストリートビューによると少なくとも2018年には設置されていたようです。
石神井公園通りとの交差点付近の横断歩道については、3月25日現在マスキングがされていました。
路線バス経路変更
道路開通により、商店街を経由していた路線バスについて、新設道路を経由したルートに変更となる予定です。
従来の商店街ルートは要所要所に誘導員が配置されるとともに、歩道もセンターラインもない道路をギリギリ離合する様子が見られました。この危険な様子も見納めとなります。
また、石神井池の前にあった石神井公園バス停(石神井公園駅方面)について、道路開通後より約100m移設となります。
公園の前ではなくなってしまいますが、バスベイも設置された交差点の少ない直線区間への移設となり、安全性は向上しそうです。
今後も変わるまち
石神井公園駅周辺については新たな再開発も計画されており、今後も街の姿が変わっていきそうです。
撮影日:2021年3月25日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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