国道20号日野バイパス(延伸) 川辺堀之内地区で道路築造進む 進捗状況2024.9

日野市で事業が行われている国道20号日野バイパス(延伸)の進捗状況を見てきました。

八王子市側で隣接して事業が行われている国道20号日野バイパス(延伸)Ⅱ期の様子も見て来はしましたが、特に変化はないので割愛します。(Ⅱ期の方はまだ工事着手はされていません)

事業概要

日野市八王子市では国道20号20(現道)のバイパスとして、日野バイパス(延伸)日野バイパス(延伸)Ⅱ期の事業が行われています。

施行者は国で、日野バイパス(延伸)は2005年度から、日野バイパス(延伸)Ⅱ期は2017年度から事業が行われています。

なお、沿線では日野市および土地区画整理組合により土地区画整理事業が行われています。土地区画整理事業の施行区域では同事業によって用地を捻出する予定です。

ちなみに、都市計画道路名称は日野3・3・2号東京八王子線八王子3・3・2号東京八王子線です。

基本データ

日野バイパス(延伸)
施行者
延長約3.8km
幅員28~48m
事業化2005年度
2020年5月6日現在
日野バイパス(延伸)Ⅱ期
施行者
延長約1.5km
幅員28~60m
事業化2017年度
2020年5月6日現在

最近の発注状況

工事
発注年度工事名称受注者
※これ以前は情報収集していません。
2017年度国道20号日野バイパス(延伸)豊田地区改良(その1)工事株式会社ガイアート
2017年度国道20号日野バイパス(延伸)豊田地区改良(その2)工事戸田道路株式会社
2019年度R1国道20号日野BP(延伸)豊田地区電線共同溝(その1)工事戸田道路株式会社
2019年度R1国道20号日野BP(延伸)豊田地区電線共同溝(その2)外工事戸田道路株式会社
2020年度R2国道20号日野BP(延伸)川辺堀之内地区改良舗装その1工事戸田道路株式会社
2020年度R2国道20号日野BP(延伸)東豊田地区改良舗装工事常盤工業株式会社
2020年度R2国道20号日野BP(延伸)豊田南地区改良舗装工事福田道路株式会社
2021年度R3国道20号日野BP(延伸)川辺堀之内地区改良舗装他その2工事世紀東急工業株式会社
2021年度R3国道20号日野BP(延伸)川辺堀之内地区電線共同溝工事株式会社ガイアート
2022年度R4国道20号日野BP(延伸)東豊田地区改良舗装他工事株式会社竹中道路
2025年度R7国道20号BP改良他工事大木建設株式会社
委託
発注年度委託名称受注者
※これ以前は情報収集していません。
2017年度29F日野バイパス(延伸)Ⅱ期橋梁予備設計他業務株式会社橋梁コンサルタント
2018年度30B日野バイパス延伸部外用地調査等業務株式会社アタル開発
2018年度30G日野バイパス延伸環境影響評価検討他業務八千代エンジニヤリング株式会社
2018年度30G日野バイパス(延伸)Ⅱ期測量業務国際測地株式会社
2018年度30G日野バイパス(延伸)Ⅱ期地質調査他業務応用地質株式会社
2019年度31G日野バイパス延伸環境影響評価調査他業務八千代エンジニヤリング株式会社
2019年度R1G国道20号日野BP(延伸)環境調査業務(その1)株式会社オリエンタルコンサルタンツ
2019年度R1G国道20号日野BP(延伸)環境調査業務(その2)株式会社長大
2019年度R1G国道20号日野BP(延伸)Ⅱ期橋梁詳細設計他業務セントラルコンサルタント株式会社
2019年度R1G国道20号日野BP(延伸)日野BP(延伸)Ⅱ期橋梁詳細設計他業務セントラルコンサルタント株式会社
2020年度R2G国道20号日野BP(延伸)道路詳細修正設計他業務セントラルコンサルタント株式会社
2020年度R2G国道20号日野BP(延伸)Ⅱ期函渠設計他業務株式会社建設技術研究所
2021年度R3G国道20号日野BP(延伸)2期環境影響評価業務株式会社オリエンタルコンサルタンツ
2021年度R3G国道20号日野BP(延伸)電線共同溝設計他業務株式会社ドーコン
2022年度R4G国道20号日野BP(延伸)2期環境影響評価業務株式会社オリエンタルコンサルタンツ
2022年度R4G国道20号日野BP(延伸)外道路詳細修正設計他業務株式会社建設技術研究所
2024年度R6G国道20号日野BP(延伸)2期外函渠構造検討他業務中央コンサルタンツ株式会社東京支店
2024年度R6G国道20号日野BP(延伸)外環境影響評価業務株式会社千代田コンサルタント
この表の注意事項
データ収集期間:工事2017年度~、委託2017年度~(それ以前は収集していません)
最終更新日:2024年11月28日

自治体等が運営する入札情報サービスなどをもとに情報を収集しています。見落とし等をする可能性があり、すべての契約を網羅しているとは限りません。特に普段とは異なる名称法則で発注されている場合は見落としが発生しがちです。また、入札後随時更新することは労力がかかりすぎて不可能であるため、データ収集開始日以前及び最終更新日以降の情報は掲載できていません
契約額は入札情報サービス記載の当初契約額です。契約変更等があったとしても対応していません。記載がないものは情報収集していません。
発注年度は入札日を基準としています。工事や業務は複数年にまたがる場合があります。
次の委託・工事は原則掲載しません。
・入札情報サービスに掲載されない契約(特命随契、少額随契、見積合わせ、オープンカウンター方式による契約など)
・用地の管理工事
・維持・修繕等の単価契約価契約
・入札不調や取り下げられた案件(公表する一部自治体除く)
・占用企業者による工事(下水道・水道・ガス等)
・物件補償や土地鑑定
・積算照査や発注者支援業務
など

近隣の道路計画

都市計画道路放射第5号線東京八王子線東京都千代田区半蔵門交差点から東京都八王子市高尾山ICに至る都市計画道路です。上記の通り未開通の区間で事業中です。

都市計画道路名称
23区内:放射第5号線
三鷹市内:三鷹3・2・2号東京八王子線
小金井市内:小金井3・2・2号東京八王子線
府中市内:府中3・2・2の1号東京八王子線、府中3・2・2の2号東京八王子線
国立市内:国立3・3・2号東京八王子線
日野市内:日野3・3・2号東京八王子線
八王子市内:八王子3・3・2号東京八王子線

それぞれの区間については下記をご覧ください。


この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

平山通り以西

撮影位置はこの通りです。

①事業区間西端付近(地図

周辺では、引き続き日野市施行の西平山土地区画整理事業が施行中です。土地区画整理事業の換地によって国道用地が確保されている状況です。

土地区画整理事業では、東側および国道沿いを先行して宅地や道路等の整備を進めているような状況で、国道用地も確保されつつあります。

これまでに、平山通り以西で国土交通省発注の国道工事は行われていません。

②埋蔵文化財の発掘調査中(地図

国道用地が確保された箇所から埋蔵文化財の発掘調査が、引き続き行われている状況です。

埋蔵文化財の発掘調査は、公益財団法人東京都教育支援機構東京都埋蔵文化財センター日野バイパス(平山)分室が発注し、岩倉建設株式会社東京支店日野バイパス埋文調査工事事務所が受注しています。

前々から気になってはいたんですが、埋蔵文化財発掘調査は業務委託として発注されているものもあれば、ここのように工事請負契約として発注されているものもあり、そこの区別ってどうなっているんですかね。あと、ここの建設業の許可表の許可年月日が未来の日付になっていて、おそらく有効期限を間違えて書いています。

平山通り以東

撮影位置及び工事箇所はこの通りです。

③東平山二丁目交差点東側(地図

この付近は2023年秋ごろに切り替えが行われて以降、特段大きな変化はありません。

暫定2車線で供用されていますが、徐々に交通量が多くなってきたような印象を受けます。

最近では、地理院地図でも国道表記されるようになってきました。

④しまむら前(地図

この付近も特段変わりません。

⑤一本橋北交差点東側(地図

こちらも2023年秋ごろにかけて行われた工事で順次切り替えが行われて以降、特段整備は行われていません。

⑥川辺堀之内地区西側(地図

この先の部分では、国道予定地を横断する水路上部等の工事が行われています。

工事件名は、「R5国道20号BP改良舗装工事」で、2024年9月30日までの予定(撮影当時)で、株式会社竹中道路が施工しています。

この工事は、日野バイパス(延伸)と八王子南バイパスの細々した工事を寄せ集めた工事で、八王子南バイパスでも施工をしています。

この部分には水路が流れており、下流側は暗渠となっていて堀之内緑道と呼ばれています。
縦断線形の都合か、国道がもともとのレベルから高い位置に建設されたため、付近の緑道をEPS(発泡スチロール土木工法)によって盛り土をして国道に擦り付ける工事などをしているようです。

⑦坂下交差点付近(地図

日野バイパスとすりつく坂下交差点付近では、引き続き道路の築造工事が進められています。

工事件名は、「R3国道20号日野BP(延伸)川辺堀之内地区改良舗装その2工事」と思われ、2024年9月30日まで(撮影当時)の予定で、世紀東急工業株式会社が施工しています。工期は大幅に伸びています。

正直まだやっていたのかと思いました。

川辺堀之内地区の東側の道路を暫定形に築造するものですが、現在の日野バイパスと接続する工事は行わない予定のようです。ただ、坂下交差点の間口が広くなったためか、川辺堀之内地区への通過交通流入が増え、危険になった印象を受けます。

ここのところ日野バイパス(延伸)の工事発注が鈍化した印象です。

撮影日:2024年9月28日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. 匿名希望 より:

    1日も早く開通を願ってます

  2. 平山苑住民 より:

    いつも楽しく拝見しております。

    本日延伸区間の通行をしました。
    ⑥写真の先、取り壊した住宅の基礎などが残っていたエリアが更地になっていました。
    ⑤~⑥の区間の接続、坂下交差点の整備とこの区間の暫定解放があと数年で見られそうですね、楽しみです。

    • 管理人 yunomi-chawan より:

      坂下交差点付近が広くなったこともあり、川辺堀之内地区を通り抜ける車両が格段と増えて、中途半端な整備状態なので少し危険になってきていますね。さらに危険にならないよう、いっそのこと暫定2車線開通をさせるのも手だとは思いますが、暫定開通させるには最低限でもスーパーアルプス前と同等まで整備してからが望ましいです。

      直轄国道は開通の見通しを数年~5年程度前から公表することが多いですが、日野バイパス(延伸)に関してはそれが未だにないんですよね。暫定なので公表なしでしれっと開通するのかもしれませんが、2024年度当初予算配分はたったの4億円ですから、少し工事が鈍化している感じはします。

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