日野市で事業が行われている日野3・4・3号落川平山線(三沢Ⅱ期)の進捗状況を見てきました。
交差する京王動物園線では、2022年12月11日に終日運休し、橋梁部の拡幅に関係する工事が行われました。
事業概要
日野3・4・3号落川平山線は日野市百草から日野市平山五丁目に至る延長約5,670mの都市計画道路です。このうち上記で示した区間では三沢Ⅱ期として道路を拡幅する事業を行っています。
この道路は川崎街道という通称道路名が設定されています。拡幅前の現況幅員は約10mで2車線となっています。
施行者は東京都で、都市計画法の事業認可の告示は2015年8月20日です。事業延長は約790m、計画幅員は18mで2車線となる計画です。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約790m |
幅員 | 18m |
車線数 | 2 |
事業施行期間 | 2015年8月20日~2029年3月31日 |
2024年4月1日時点 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
写真等
撮影位置はこの通りです。
この先が事業区間です。写真③付近までの区間では、概ね両側に拡幅する計画です。
この場所では右側の自転車店前の部分の用地取得が完了していました。自転車店は建物自体はそのままであるものの、前面部分がカットされています。
自転車店の奥にはドラッグストアのクリエイトSDが新しくオープンしていました(前回2020年11月訪問時には準備中だった)。こちらも同様に道路用地は確保されていますが、駐車場が道路より少し低い位置に建設されており、将来の道路形状を考慮したものなのか気になります。
なお、東京都のサイトによると、2022年4月1日現在の用地取得率は54%で、1年前から5ポイント増加しました。
左右のところどことで用地取得がされている状況です。
いまのところ道路に直接関係する工事は発注されていないものと思われます。
ガスト前も用地取得がされ、ガストの植栽だった部分が無くなっていました。看板類は建替えられているようですが、建物はそのままのようです。
ここから先は概ね南側(左側)に拡幅する計画です。
京王動物園線と交差する部分では、京王線の橋梁を拡幅する工事が引き続き行われています。
工事は東京都が京王電鉄に委託し、京王電鉄が東急建設株式会社に発注して進められています。
2022年12月11日には、京王動物園線を終日運休させたうえで、橋梁を架け替える工事が実施されました(報道発表)。
もともとあった橋台の裏側に新しい橋台を建設し、長い桁を架ける工事が実施されたようです。今の橋桁は、もともとの橋台には接触していない状態でした。現在は単線分の桁が掛けられています。
京王動物園線は単線ですが、ほぼ全線で複線分の用地が確保されています。もともとの橋梁も複線分の桁が架かっていました。
現場に掲示されていたお知らせ等によると、架替え後も複線分の桁を架けるようです。
たぶん現状復旧ということで、何かのために道路の予算で複線分戻すんだと思うんですが、京王は複線にするつもりは今もあるのでしょうか?
撮影日:2023年1月28日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
事業概要の
>日野市百村から日野市平山五丁目
は、日野市「百草」では。
ありがとうございます。修正いたしました。
いつも楽しく拝見しております。
このエリアですと百草団地入口交差点の拡張(特に東行きの右折レーンの設置)が待ち遠しいですが、これは近隣住民のワガママですね。
用地の取得状況によっては先行して設置という可能性はなくは無いような気がします。
高幡変電所前交差点や三沢交差点も同様です。