東村山駅東口広場でリニューアルに向けた実証実験 横断歩道と広場の一部を閉鎖しキッチンカー導入

2月14日と15日の2日間、東村山駅東口交通広場では、一部の横断歩道や道路を閉鎖し、キッチンカーやベンチなどを置く実証実験が行われていたので、15日にその様子を見て来ました。

東京都等が進める東村山駅付近連続立体交差事業で高架化する東村山駅にあわせ、東村山市が駅周辺で進めるまちづくりの一環で、東口広場のレイアウトの変更を計画しているものです

東村山市では、2024年3月に『東村山駅東口駅前広場再整備基本計画』を策定し、
1 まちの顔となる東村山らしい魅力ある交流空間を創出します
2 東西のまちの一体性・連続性を確保します
3 歩車分離された安全で歩きやすい駅前広場にします
4 必要十分な交通機能が適切に配置された便利なロータリーにします
が方針として掲げられています。

市のホームページによると、今回の実証実験は方針の1と3の実現に向けたものということです。

当日は、駅広場を貫く2つの横断歩道のうち、南側の横断歩道を閉鎖。また、青梅信用金庫東側の車道も閉鎖し、タクシープールを交流空間として使用していました。

閉鎖された横断歩道と実証実験の案内

当日は各所に誘導員と市職員が配置されていました。横断歩道にはバリケードがされ渡れなくなっていました。

交流空間

タクシープールは閉鎖され、キッチンカーを営業。広場には芝生に見立てた人工芝やベンチ、机などが設置され、飲食ができる空間として開放されていました。

これまで何度も東村山駅には来ていますが、ここまで人が立ち止まっているのを見るのは初めてかもしれません。

2020年に公布・施行の改正道路法で、「歩行者利便増進道路」いわゆる「ほこみち」の制度が新設され、歩行者利便増進道路に指定された道路では歩道等の中に歩行者の滞留・賑わい空間を定めることが可能となりました。また、同道路では占用の特例が認められ、これまでよりもより柔軟な道路の使い方ができるようになりました。

狛江駅前のほこみち

全国的に「ほこみち」の指定はブームとなっていて、既存道路の改修や広場の新設に合わせてそうした空間が整備されることが多くなっています。

※東村山駅前はまだ実証実験ですので指定はされていません。

市長

そんなんで食事をしていたら市長が登場。いろいろ写真を撮っていました。こういうこと好きそうな市長さんですものね。

撮影日:2025年2月15日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. 一丁目 より:

    郊外駅の宿命として、送迎自家用車の流れの問題はどうなっているのでしょうか。噴水周回部は全面、車両待機可能となったのでしょうか。

    • あり より:

      本来それは駄目でしょう。

    • 管理人 管理人 より:

      そもそも待機はよくないです。
      都内どこ駅前広場も、一部を除き、一般車の乗降場は作っても待機場は作っていません。

      なお、今回は実証実験ですので、そうした需要予測などは交通広場の設計の中で行っていくはずです。

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