東村山市で事業が行われてきた東村山3・4・27号東村山駅秋津線が2019年(令和元年)7月29日14時に交通開放されました。
一般には「さくら通り」という愛称で呼ばれています。
この区間は2009年(平成21年)7月13日に事業認可を得て、東村山市が事業を行っていたものです。
これまで東村山駅東口から東村山市民スポーツセンター先で行き止まりになっていたさくら通りを秋津駅方面に延伸するものです。
東村山市都市計画マスタープランにおいて、この道路はシンボル軸として位置づけられ、「その断面構成(車道、歩道、植栽帯等のあり方)や沿道の空間づくり等に、特徴を持たせていくものとします。」とされています。
この道路は2017年春ごろにはほとんど完成していました。
しかし、約1軒の立ち退きが遅れたため、2017年3月31日に南側の一部を交通開放、北側の一部を自転車歩行者に限り交通開放しました。
このことから、2018年3月14日付で事業認可期間を「2018年3月31日まで」から「2019年3月31日まで」に延長。さらに、2019年3月18日付で「2020年3月31日まで」に延長しました。
今回交通開放された区間は、これらの整備が完了したためです。
2017年春の記事
この事業は完了しています。
東村山3・4・27号東村山駅秋津線は東村山駅東口より北東方向に伸びる都市計画道路です。
東村山市都市計画マスタープランにおいて、この道路はシンボル軸として位置づけられ、「その断面構成(車道、歩道、植栽帯等のあり方)や沿道の空間づくり等に、特徴を持たせていくものとします。」とされています。
このうち、東村山市民スポーツセンター付近~野行通り間の区間において東村山市が2009年より事業を行ってきました。
2017年3月31日には南側の一部区間を交通開放し、北側の一部区間については歩行者と自転車のみの通行として交通開放しました。
2019年7月29日には、残る北側の区間において交通開放を行い、2009年より事業を行ってきたすべての区間で交通開放がなされました。
都市計画道路名称 | 東村山3・4・27号東村山駅秋津線 |
施行者 | 東村山市 |
延長 | 約735m |
幅員 | 16m |
事業施行期間 | 2009年7月13日~2020年3月31日 |
交通開放 | 2017年3月31日 南側区間および北側歩行者・自転車のみの部分開放 |
2019年7月29日 全面交通開放 | |
2020年3月31日現在 |
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開通の状況
当日は午前中に式典が行われ、午後2時に交通開放されました。
ただ事前の情報が「午後開通」だけで、式典のことも、何時に開放されるのかも案内がなかったため、正午前に現地に行きました。そのときには式典は終了していました。詳細を公表しなかったのは私みたいな人を除外するためなんですかね。
14時(正確には13:59)に南北両側から白バイの先導により、交通開放されました。南側からの1号車は待ち構えていた原付二種でした。
北側から来た車も通過。これにて交通開放となりました。
南端・中間・北端
※写真は開通直前に撮影したものです。
開通区間の南端
ちなみに、2017年春頃はこんな感じでした。
開通区間の中間
開通区間の北端
開通した道路の要点
道幅は16m
自転車専用レーンが設置
歩道の状況
歩道の幅は3.5m程度と思われます。標準的な構造であると言えます。
開通区間の北側はアスファルト舗装で植栽はありません。南側はインターロッキングブロック舗装で植栽が施されています。(なんでこんなふうにしたんですかね)
横断歩道などの歩道切り下げ部には、写真のようなユニバーサルデザインブロックが設置されました。車いすのタイヤが通れる幅になっていて、段差を解消しています。
2017年春までに整備が完了していた区間(上図参照)には2017年春の時点で整備されていませんでしたが、今回の開通に合わせ改良されたようです。
残地にはベンチを設置
既存道路と新設道路の間の狭小地も買収されたらしく、写真のようなベンチが設置されていました。
これについても、都市計画マスタープランで「路上の休憩施設の設置も進める」ことが書かれています。
日影となるような木とかあったら良かったかも
街路灯はデザイン性のあるものに
接続する道路も一部通行方法変更
事業中道路も準備
途中で未開通の事業中都市計画道路と交わっていて、その部分の準備工事が行われていました。
交わる都市計画道路は東京都が事業中の東村山3・4・11号保谷東村山線です。新所沢街道の延伸部にあたります。(記事内上図参照)
準備工事が行われているのは南側だけで、北側にはありません。これは南側が2012年に事業開始したのに対し、北側は2018年から事業が行われているためだと思います。
撮影日:2019年7月29日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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