清瀬市で事業が行われている東村山3・4・16号中清戸線の進捗状況を見て来ました。
Ⅱ期区間である新小金井街道~志木街道間で道路整備及び電線共同溝工事並びに下水道(汚水)工事が行われています。

事業概要
東村山3・4・16号中清戸線は清瀬市中清戸五丁目から清瀬市中里五丁目に至る延長約1,010mの都市計画道路です。
このうち、上記で示したけやき通りから南約170mの区間では中清戸Ⅰ期として、2021年12月13日に都市計画法の事業認可を受け、清瀬市が事業を行っています。
また、新小金井街道からけやき通り間では、中清戸Ⅱ期として、2022年9月16日に都市計画法の事業認可を受け、清瀬市が事業を行っています。
さらに、上図で橙色で示した区域では、2021年12月10日に清瀬市中清戸四丁目土地区画整理組合の設立が認可(都告示第461号)され、組合施行による土地区画整理事業が行われています。
基本データ
| 清瀬市施行区間(中清戸Ⅰ期) | |
| 施行予定者 | 清瀬市 |
| 予定延長 | 約170m |
| 予定幅員 | 16m |
| 予定車線数 | 2 |
| 事業施行期間 | 2021年12月13日~2027年3月31日 |
| 2021年12月13日現在 | |
| 清瀬市施行区間(中清戸Ⅱ期) | |
| 施行予定者 | 清瀬市 |
| 予定延長 | 約100m |
| 予定幅員 | 16m |
| 予定車線数 | 2 |
| 事業施行期間 | 2022年9月16日~2027年3月31日 |
| 2022年9月16日現在 | |
| 土地区画整理組合施行区間 | |
| 施行者 | 清瀬市中清戸四丁目土地区画整理組合 |
| うち都市計画道路延長 | 約300m |
| 幅員 | 16m |
| 車線数 | 2 |
| 交通開放 | 2014年3月14日13時 |
| 事業施行期間 | 2021年12月10日~2025年3月31日 |
| 2024年3月14日時点 | |
最近の発注状況(市施行区間のみ)
| 工事 | |||
|---|---|---|---|
| 発注年度 | 工事名称 | 受注者 | 当初契約額(税込) |
| 2025年度 | 東3・4・16号線道路整備及び電線共同溝整備工事(その1) | 有限会社今村組 | 103,290,000円 |
| 2025年度 | 東3・4・16号中清戸線汚水管渠布設工事(その1) | 有限会社富田組 | 22,786,500円 |
| 委託 | |||
|---|---|---|---|
| 発注年度 | 委託名称 | 受注者 | 当初契約額(税込) |
| ※これ以前は情報収集していません | |||
| 2020年度 | 東3・4・16号中清戸線事業認可申請関係図書作成等業務委託 | 株式会社都市計画センター | 13,300,000円 |
| 2021年度 | 東3・4・16号中清戸線Ⅱ期事業認可申請関係図書作成等業務委託 | 株式会社都市計画センター | 1,680,000円 |
| 2022年度 | 東3・4・16号線電線共同溝予備設計業務委託 | 日本測地設計株式会社 | 8,250,000円 |
| 2022年度 | 東村山都市計画道路3・4・16号Ⅱ期に係る建築基準法第42条第1項第4号指定他申請図作成業務 | 株式会社都市計画センター | 1,188,000円 |
| 2023年度 | 東3・4・16号線道路詳細設計及び電線共同溝詳細設計業務委託 | 株式会社都市計画センター | 19,085,000円 |
| 2023年度 | 東3・4・16号中清戸線汚水管渠実施設計委託 | 株式会社キミコン 多摩事務所 | 8,580,000円 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
進捗状況

撮影位置はこの通りです。(周辺のGoogleマップ)
Ⅱ期区間

Ⅱ期区間にあたる新小金井街道~志木街道間では、下記に示す道路整備及び電線共同溝工事と下水道工事が行われています。
下水道工事は、「東3・4・16号中清戸線汚水管渠布設工事(その1)」で、2026年3月19日までの予定で、有限会社富田組が施工しています。
こちらは下水道管理者である下水道課の発注です。汚水管の工事です。
Ⅱ期区間は、Ⅰ期区間よりも遅い2022年に事業認可された路線です。Ⅰ期Ⅱ期ともに、2016年に策定された『東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)』で優先整備路線に含まれていませんでしたが、土地区画整理事業の計画が進んだことから事業着手した経緯があります。

土地区画整理事業区域内は、2024年3月に交通開放されました。この結果、志木街道との交差点は既存道路と互い違いに交差する特殊な形状となりました。
このためか、Ⅱ期区間が先行して工事が進められている状況です。
現在は、埋設物である電線共同溝と、占用企業者である下水道の工事が進められている状況です。
入札情報サービスに詳しい工種などが載っていないので詳しい工事内容は不明ですが、工事件名に「道路整備及び」とあることから、何らかの表面工事も行われるかは、気になるところです。

2025年11月6日に入札が行われた、警視庁発注の「交通信号施設 新設・移設・改良(多現示化)工事」では、この志木街道との交差点と、新小金井街道との交差点の信号機工事が含まれています。(施工=日本リーテック株式会社)
仕様書の内容から、一部信号機柱の移設などが行われるものと思われます。
工期は2026年5月29日までとなっていることから、この期間までに道路の切替えが行われるということなのでしょうか?
土地区画整理事業区域

土地区画整理事業区域内の都市計画道路は、2024年3月14日に交通開放されました。
開通当初は、土地区画整理事業区域内の一部区画街路が未整備だったため、一部区域を置きガードレールで塞いでいましたが、現在は全面的に通ることができます。
なお、この先都市計画道路は、土地区画整理事業区域の境でプッツリと途切れています。
Ⅰ期区間

一期区間も徐々に用地の取得が進められている状況です。
特に通過面積の広かった農地部分も、ビニルハウスなどの解体が進んでいるようでした。

写真⑤と⑥の間のとある土地は、土地収用法に基づく収用裁決により収用された土地が存在します。
また、土地開発公社による先買いを実施している土地もあるようです。

都営住宅に隣接する土地は、都営住宅として東京都が管理していたとちです。
2024年に、清瀬市土地開発公社が売買により土地を取得したようで、現地には土地開発公社の表字幕も掲げられています。
樹木や雑木の伐採が行われ、アスファルトで覆われていました。
撮影日:2025年11月8日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。











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