府中3・4・11号多磨墓地前線 多磨駅西口に交通広場を新設する事業 進捗状況2024.10

府中市で事業が行われている府中3・4・11号多磨墓地前線の進捗状況を見てきました。

多磨駅西口に交通広場を新設する事業で、引き続き用地の取得が行われています。

事業概要

府中3・4・11号多磨墓地前線は多磨駅西側にある全長約230mの都市計画道路です。このうち、あんず通りから交通広場に至る約140mの区間で府中市が事業を行っています。

交通広場の面積は約1,800平米で、道路の幅員は16m(歩道両側にそれぞれ4.5m)となる計画です。

基本データ

施工者府中市
延長約140m
交通広場面積約1,800平米
幅員16m
事業施行期間2016年4月5日~2030年3月31日
2023年3月23日現在

最近の発注状況

発注年度委託・工事名称受注者
2024年度 府中都市計画道路3・4・11号線電線共同溝予備設計委託株式会社近代設計 東京支社
この表の注意事項
データ収集期間:2021年度~(それ以前は収集していません)
最終更新日:2024年10月30日

自治体等が運営する入札情報サービスなどをもとに情報を収集しています。見落とし等をする可能性があり、すべての契約を網羅しているとは限りません。また、入札後随時更新することは労力がかかりすぎて不可能であるため、データ収集開始日以前及び最終更新日以降の情報は掲載できていません
発注年度は入札日を基準としています。工事や業務は複数年にまたがる場合があります。
次の委託・工事は原則掲載しません。
・入札情報サービスに掲載されない契約(特命随契、少額随契、見積合わせ、オープンカウンター方式による契約など)・用地の管理工事
・維持・修繕等の単価契約価契約
・入札不調や取り下げられた案件(公表する一部自治体除く)
・占用企業者による工事
・物件補償や土地鑑定
・積算照査や発注者支援業務
など

 

事業者ウェブサイト


この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

①あんず通りから(地図

あんず通りから東側が事業区間です。

ここから見える景色にはここ数年大きな変化がありません。

府中市議会2024年第2回定例会一般質問における答弁によると、2024年5月末時点の用地取得率は約84%とのことです。

②中間付近(地図

用地取得された箇所は防塵舗装がされていますが、ところどころでアスファルトが剝がされていました。

これまで事業者による工事発注はされていないので、占用物の撤去か何かをしたのでしょうか。

③多磨駅前から(地図

駅側の方が用地取得が進んでいます。

④駅広場北側(地図

こちら側で、前回訪問時と比較して新しく取得した個所がありました。

2024年4月には「府中都市計画道路3・4・11号線電線共同溝予備設計委託」の入札が行われ、株式会社近代設計 東京支社が受注しています。

撮影日:2024年10月20日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. amiz より:

    あんず通りから北方向(小金井市内)の整備計画に関するオープンハウスの案内がありました。
    https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/content/000071372.pdf

    道路整備に関する公聴会?もオープンハウスと言うのですね。

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      情報ありがとうございます。

      公聴会は法律に基づく手続き(都市計画法第16条など)によるもので、法律や条例にもよりますが、そのやり方などはかなり厳格です。

      オープンハウスは説明会の一種ですが、住民等の都合に合わせて訪問し、パネル展示等で気軽に見ていただけるようにするなどの方法や形式のことを言います。

  2. いち三鷹市住民より より:

    いつも興味深い記事をありがとうございます。
    三井不動産「(仮称)府中市朝日町商業施設計画」
    https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2024/1031/
    との関連も気になります。
    これだけ巨大な商業施設を作るには、自治体との調整が必要でしょうから。
    地域住民は、特に交通状況について大きな影響を受けるでしょう。
    人見街道(都道110号線)の[朝日町2]交差点から西へあんず通りまで(踏切含む)も拡幅しなければ、
    「ららぽーと」を作るのは無理なのではないかと思います。

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      この西口広場とは関係がなかったの記載していませんが、その出店計画は大変気にしています。
      多磨駅周辺の特に人見街道への交通流入は避けられず、危険性が増大するのは間違いないと思うからです。
      出典に際しての説明会でそのあたりは何か言及があったのではないかと思われますが、営利目的の一事業者がそこまで対策をするとは考えにくいです。

      なお、野川公園入口交差点~多磨墓地南東角交差点~若松町四丁目北をほぼ直線でつなぐ都市計画道路「府中3・4・12号浅間山線」という都市計画道路があり、東京都の優先整備路線に入っています。
      また、ここのところ事業化に向けた調査や設計と見られる業務委託が発注されており、事業化に向けた準備ではないかと想像しています。
      ただし、仮にいますぐ事業化したとしても開通するのは20年後とかですから、当然商業施設開設には間に合いません。

    • いち三鷹市住民より より:

      同じ様な事を言っていた府中市議会議員がいました。
      https://ameblo.jp/riyor1/entry-12200235588.html
      8年も前(2016年9月)の書き込みです。
      上に書いていただいた様に、東京都は「何かやっている」みたいですが、
      周辺住民にとっては、
      東京都は「何もやっていない」のに、民間事業者はモールの計画を着々と進めている様に見える…、
      と感じられても仕方ないでしょう。

      新人見街道(府中3・4・12号線)は、都市計画決定(1962年)からすでに60年以上経ちながら遅々として進まないため、
      人見街道の早期危険除去(拡幅)を求める声もある様子です。
      この市議会議員は、都議会議員に働きかけていたみたいですが、
      府中市としては、東京都に”陳情”することしかできないんですかね。
      事業者としても、東京都のペースにもはや付き合ってられない、って感じなんですかね。

      • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

        民間の開発と都市計画道路の整備は完全に分けて考えた方がいいです。
        商業施設のために道路を造っているわけでもないですし、都市計画道路ができるまで商業施設の建設を待つ必要はありません。
        法律上建設が可能なものに待ったをかけるのはかなり難しいと思います。

        ただし、商業施設を建設する場合、大規模小売店舗法により「その周辺の地域の生活環境の保持のため、大規模小売店舗を設置する者によりその施設の配置及び運営方法について適正な配慮がなされる」(同法引用)必要がありますし、同法により説明会の開催や意見書の提出などの手続きが定められています。
        そもそも、法律はもとより余所者が入り込んできて商売を営むのですから、周辺への配慮はするのが当然ではあると思います。
        そのあたり、大型商業施設を得意とするイオンは最近は自分で道路を作ってしまうくらい、かなり周辺配慮に力を入れている印象があります。

        都市計画道路の決定自体は半世紀以上前ですが、他の未着手都市計画道路もそうですが、事業化してお金が付くまで基本的には何もやりません。
        事業化に向けての大きな原動力は住民の声や、地元市の声、都議(議員は住民の代表者)の働きかけですから、陳情をすることは決して意味がないことではありません。

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