調布市で事業が行われている調布3・4・26号多摩川三鷹線の進捗状況を見てきました。
布田駅の前～下布田交差点の区間で、東京都及び調布市によって事業が行われているもので、東京都施行区間は「交差点すいすいプラン」による交差点改良が、調布市施行区間は「第3次みちづくり・まちづくりパートナー事業」によって都道を拡幅しています。
事業概要
調布3・4・26号多摩川三鷹線は調布市染地一丁目から調布市深大寺東町七丁目に至る延長約4,830mの都市計画道路です。
このうち、上記で示した区間では、道路を拡幅する事業が行われています。
下布田交差点付近
下布田交差点の前後、赤色で示した約220mの区間では、東京都が「交差点すいすいプラン」に基づき、交差点改良事業として事業を行っています。
都市計画法の事業認可は2010年8月10日で、幅員16mの道路となる計画です。
| 施行者 | 東京都 |
| 延長 | 約220m |
| 幅員 | 16m |
| 事業施行期間 | 2010年8月10日～2025年3月31日 |
| 2022年3月14日現在 | |
調布市事業区間
上図で黄色で示した区間では、調布市の事業として道路を拡幅する事業を行っています。
旧甲州街道～東横イン南側については、「新みちづくり・まちづくりパートナー事業」及びその後継の「第3次みちづくり・まちづくりパートナー事業」によって事業を行っています。
京王線～旧甲州街道間については、2017年8月に道路区域に編入し、事業を行っています。
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
写真等
撮影位置はこの通りです。
布田駅の前～布田駅前交差点間は用地の取得が一気に進み、残地にはセブンイレブン調布布田2丁目店が2022年11月下旬頃オープンしています。広い駐車場が備わっています。
用地取得後の単管柵も若干引っ込んだ位置に設置されており、歩道部が広くなっています。
この区間では今のところ目立った道路工事は行われていないものと思われます。
布田駅前交差点から北側では、用地の取得が完了しているものと見られ、調布市施行の工事が始まっています。
工事件名は「令4調3・4・26号線西側電線共同溝整備工事」で、2023年2月24日までの予定で、有限会社田島建設が施工しています。
工事内容は西側歩道に埋設する電線共同溝を新設するもののようです。
現地にはボディ管と見られる部材が置かれていました。
既に特殊部などの設置が済んでいるように見えたほか、現在の電柱も移設されるなど、変化が見られました。通信線関係の移設はまだですね。電共内への移設はさらに先になることが一般的です。
下布田交差点付近の東京都施行区間では、新たな工事が始まっていました。
工事件名は、「路面補修工事及び電線共同溝設置工事（4北南-下布田）」で、2023年12月8日までの予定で、常盤工業株式会社東京支店が施工しています。
下布田交差点付近では、2020年度発注の前回工事により道路西側の整備がなされ、交差点付近の拡幅がされましたが、三鷹方面車線には右折レーンが設置されないなど中途半端な状況となっていました。
情報提供されている図面によると、今回の工事はその工事の続きで、今回は東側歩道や電線共同溝などの再整備がメインとなるようです。また、今回の工事で同右折レーンは設置される計画のようです。
今回の工事では、前回舗装を仕上げた一部区間もわずか1年程度で再度切削オーバーレイ10cmを掛けることになるようです。まぁ、前回工事後に水道等の占用企業者工事も入っていることや、前回舗装は再生アスファルト合材であることを踏まえると、仮舗装の趣きが強かったのでしょう。
東京都施行区間は今回の工事で概ね完成形となりそうです。
撮影日：2023年1月15日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。（0380）
コメント
布田駅周辺もずいぶん洗練されたけど甲州街道の北側まで開発が進んでいたとは
昨日②の辺りを通りました。
セブンイレブンの角、旧甲州街道面の歩道の一角に人が入れるほどの穴を開けていました。
看板等確認できませんでしたが、場所からして共同溝に関する工事なのかなと感じました。
場所によって大きさや規格はことなりますが、電線共同溝はこんなものを地面に埋めるので、結構大きな穴を掘ります。たぶん電線共同溝でしょうね。
※撮影は別現場
本日、下布田交差点を通行しましたが、北行の右折レーンが解放されてました。
下布田交差点から布田駅前交差点までの工事も本格化してきたようです。
情報ありがとうございます。
近いうちに掲載いたします。