横浜市で事業が予定されている相模鉄道本線(鶴ヶ峰駅付近)連続立体交差事業の着手前の様子を見てきました。
これは、西谷駅~二俣川駅付近で予定されているもので、立体交差後は地下式(トンネル)となる計画です。これによって10箇所の踏切道が除去される計画となっています。
2018年3月に国の着工準備採択がなされたあと、都市計画決定や環境影響評価の手続きが行われており、横浜市の資料によると2022年度に事業認可を取得後、2023年度に着工が予定されています。

事業概要
横浜市の相模鉄道本線(相鉄本線)西谷駅~二俣川駅間では連続立体交差事業が行われています。
施行者は横浜市で、施行延長は約2.8km、構造形式は地下式となる計画です。これにより、10箇所の踏切(うち5箇所は開かずの踏切)が除去される予定です。
事業名 | 横浜国際港都建設都市高速鉄道事業相模鉄道本線(鶴ヶ峰駅付近) |
施行者 | 横浜市 |
施行延長 | 約2.8km |
構造形式 | 地下方式 |
踏切除去数 | 10 |
事業施行期間 | 2022年6月21日~2034年3月31日 |
2022年6月21日現在 |
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写真等
西谷駅側から見ていきます。
踏切道の写真はいずれも南側から撮影しています。
事業区間東端付近
この付近は相鉄・JR直通線の事業にあたり留置線が設置されるなど、鉄道の形が大きく変化した場所ですが、連続立体交差事業が行われると再び変わっていくことになりそうです。
擁壁区間
奥に見える橋が西川島こ線道路橋です。橋には「西川島橋」と記載されています。
横浜市の資料によると、この付近から「擁壁区間」となり、トンネルに潜るため徐々に高度を下げる区間となるようです。
この奥付近でトンネルに潜るようです。
はじめのうちは「箱型この奥付近でトンネルに潜るようです。
はじめのうちは「箱型トンネル」で、次の西谷3号踏切の手前あたりで「円形トンネル」となります。
写真左側には相鉄の変電所があり、このあたりの取り扱いも変わるのでしょうか。
西谷3号踏切
鶴ヶ峰駅
鶴ヶ峰駅は地下駅となる計画です。
この駅付近は現在の鉄道直下にトンネルを掘るわけではなく、やや北側(写真右側)にトンネルを掘る計画となっています。
西谷駅~鶴ヶ峰駅間のS字カーブは若干緩やかになりそうです。
この駅の北西側(写真右側)は帷子川の旧河道に沿って深い谷になっています。この谷の下にトンネルを掘ることになりますから、地下深い駅になりそうですね。
横浜市では連続立体交差事業に合わせて、鶴ヶ峰駅北口周辺地区のまちづくりの検討を行っており、2019年3月には鶴ヶ峰駅北口周辺地区まちづくり構想が策定されました。
現在は具体的な動きは発表されていませんが、今後大きくまちの様子が変わっていくのかもしれません。
鶴ヶ峰1号踏切
鶴ヶ峰2号踏切
鶴ヶ峰3号踏切
鶴ヶ峰4号踏切
かつてはこの踏切の付近に二俣下川駅が存在したそうです。
鶴ヶ峰5号踏切
鶴ヶ峰6号踏切
鶴ヶ峰7号踏切
鶴ヶ峰8号踏切
鶴ヶ峰9号踏切
保土ヶ谷バイパスの下にある踏切道で、交通量はそこそこ多い道路です。。
横浜市の資料によると、この付近の相鉄線は擁壁構造となる計画となっています。この道路自体は橋梁でその擁壁を越えることになるんじゃないかと思います。
左の橋梁が保土ヶ谷バイパスで、立体交差が地下式となったのはこの道路の存在の影響が大きそうですね。
鶴ヶ峰10号踏切(連続立体交差化対象外)
二俣川駅のすぐ東側にある踏切道で、こちらも交通量うあ歩行者の通行量が多いです。
写真を見るとわかるように一方通行の規制が掛かっています。
この踏切道は立体化の対象外となっていて、連続立体交差事業後も踏切は残されるようです。
撮影日:2021年3月18日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
鶴ヶ峰2号踏切、早く改善して欲しいですね。
ここの渋滞があるので、16号から環状2号への選択肢として選びづらい。
保土ヶ谷バイパスが使えると良いのですが、原付で移動するとこういう選択肢が増えるのは嬉しい。
あの辺りはそもそも相鉄線を越えるまともな道路があまりなく、どうしても鶴ヶ峰2号踏切に交通が集中してしまうのかなと感じました。