小田急町田駅の構造が好きなんだけど

小田急線町田駅の構造が好きです。

町田駅を知らない人のために少しだけ説明しておきましょう。

小田急線の町田駅は町田市の中心駅で、小田急の中で新宿駅に次ぐ乗降人員を誇る巨大ターミナルです。横浜線とも乗り換えが可能。ただし、横浜線とは少し離れていて一度改札を出る必要があります。

私が好きなのは小田急線の町田駅の「構造」

駅の北側(新宿側)

駅の北側は通称第一踏切と呼ばれる玉川学園8号踏切があり、すぐ先には町田駅のホームが見えています。

駅の南側(小田原側)

一方駅の南側はホーム部分が一部高架になっています。真下には町田駅前通り町田バスセンターがあります。

なぜこのような構造になっているのかというと、小田急線町田駅が傾斜地に存在しているからです。北側は斜面の上にあり、南側は斜面から張り出しているような格好です。

古い写真を見る限り、かつて車両が短かった時代には張り出していなかったようです。

この部分は境川の低地部分となっていて、小田急線は盛土(築堤)や橋梁によって越えて行きます。横浜線ともちゃっかり立体交差できています。

駅横の坂道と小田急百貨店(右)

そして斜面部分には小田急百貨店町田店が存在していて、これが町田駅の構造の個人的「良さ」をアップさせているポイントの1つ。

小田急線が小田急百貨店の建物を突き抜けるように存在しています。

小田急線の改札階

小田急線の線路の部分は2階と3階の中間に当たる「M3階」。改札階は「2階」にあります。

改札階からはほぼフラット(階段数段)にペデストリアンデッキにつながり、バスセンター側から見れば確かに2階。

北口

しかし北口からは改札階へ「下る」必要があり、改札階は見た目は地下階。

百貨店M3階

それでもって線路が突き抜けるM3階には百貨店のフロアはないのですが、百貨店のエスカレータだけは踊り場の階が存在します。丸い窓があって隣に電車が見え、だけど売り場はないという……小さい頃はこの構造が理解できなかったな。

ただまぁ…もう少しできるのが遅かったらバリアフリーにもう少し配慮されてたのかな…とも。

もう少し言えば、駅から新宿方面に少し行ったところ。芹ヶ谷公園付近もうまーく谷を避けていく様子もよく考えられているなぁと思います。

地形を生かした(?)、地形を克服した(?)この構造は面白いものです。

撮影日:2019年1月6日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. 欲しがりません死ぬまでは より:

    町田市内でも地形を上手く使っているところがあります。
    町田街道の市民病院裏と原町田三塚です。調べてないので自然地形なのか掘割か不明ですけど。滝ノ沢辺りももっとうまく使えるにと感じます。
    最後に湯茶さんは町田のかたですか?
    稲城の府中寄り

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      市民病院裏のスバル脇の橋のところは、もともとわさび沢から病院の方へ行く下の道があったところに、1960年頃に現在の町田街道が整備された際に橋を架けたようですね。

      三塚のところは、もともと成瀬街道が三塚の交差点に繋がっていたのが、原町田側に付け替えられたみたいです。町田街道東側は盛土で、町田街道と交差しているところは、町田街道建設時に少し切っているように見えます。

      滝の沢のところはもともと少し西側を通っていたのが、カーブを緩くするためか、現在の位置に付け替えているみたいです。少し盛っているかもしれませんね。滝の沢はボコボコ水が湧き出しているので、谷をどうにかするのは、今の技術でもあまりやりたくないかもしれません。

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