一度行きたいと考えていた狛江市の多摩川決壊の碑を訪ねました。
小田急線和泉多摩川駅から多摩川沿いに下流へ少し行った左岸の河川敷場所にあるのが多摩川決壊の碑です。
とりわけ名所という訳ではなく、河川敷にこれが置いてあるだけです。
「碑」には碑が建てられた理由が書かれています。
1974年8月31日~9月1日にかけての台風に伴う大雨の影響で多摩川が増水し堤防が決壊。1日~3日にかけて家屋19棟が流出しました。この碑は水害の恐ろしさを後世に伝え、治水の重要性を銘記するものとされています。
このときは私はまだ生まれていませんから、何かがきっかけでこのことを知り、近場でこのようなことがあったのかと驚いたものです。
ここから低水路側を見ると、二ヶ領宿河原堰があります。現在のものは1998年に完成したもので、それまでは40m上流に堰があったそうです。堰の存在が結果として水害を助長させたと言われています。
狛江市のHPには当時の状況が克明に描かれています。
多摩川の河川敷は私の好きな場所でもあります。のんびりとした風が吹いているのがいいのです。しかしその姿を変えることもあります。
あれから多摩川で破堤を伴う災害は起きていないそうですが、毎年のように流れる水害などの映像を見ると、災害はいつ起こるかわからないと感じさせられます。この碑もまた大きな意味を持っていそうです。
コメント
ご存知かもしれませんが、つい最近狛江市和泉多摩川駅以南の多摩川河川敷の土手が塗装されとても綺麗になりました。併せて、多摩川緑地公園も整備されてました。また、和泉多摩川駅すぐ近くのぽかぽか広場も整備工事中(https://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/46,107583,c,html/107583/20200619-140308.pdf)です。
情報ありがとうございます。
舗装工事をしていたのは知っていました。堤防も高くなっているはずです。