川崎市の流線形の横断防止柵が標準構造図集から消滅していた

川崎市の『川崎市土木工事標準構造図集』から、川崎市型と呼ばれる流線形の横断防止柵が消滅していました。

これまで標準で設置されていた横断防止柵

川崎市内の市道にはこれまで、上の写真のような流線形の模様のある横断防止柵が標準で設置されていました。

平成31年4月修正版 川崎市土木標準構造図集より抜粋

『川崎市土木標準構造図集』の平成31年4月修正版まで、このように「川崎市型」の横断防止柵記載がされていました。

令和2年7月一部改訂 川崎市土木標準構造図集より抜粋

しかし、令和2年7月一部改訂版からは、このような横桟型の横断防止柵のみ記載され、上の「川崎市型」は消滅しています。

※平成31年4月修正版にもこの横桟型は記載あり。

2021年上半期に工事がされた箇所の横断防止柵

実際、最近設置されている横断防止柵は、横桟型の横断防止柵が標準で設置されています。(画像は横幅が縮小されたタイプ)

今後、川崎市型の横断防止柵はされないのかもしれません。

撮影日:2021年8月14日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0000)

コメント

  1. gaburieru-nyan より:

    今日もお疲れ様です。

    川崎市型、ガードパイプかわいいですね。

    道路に映る影は、影絵みたいで思わず
    ♪さんぽ♪を、口ずさんでしまいそうです!

    グレーベージュの物も見てみたいです。

    横桟型のものが主流になってきてるのは、安全性が高いからなんでしょうか?

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      横桟は安全性は高いんですかね。
      もともと歩行者の横断抑止用で、車両の防護はあまり考えられていないもののはずですので、汎用性のあるものにしただけかなと思いました。

      色についても、ここ数年で標準構造図集の記述に多少変化がありました。

  2. sho より:

    かわいかったのに.
    きっと,コストと削減でしょうね.
    最近の状況から,しょうがないのかなぁ.

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      川崎市の単価表には川崎市型がまだ載っていました。
      https://www.city.kawasaki.jp/530/cmsfiles/contents/0000017/17853/2021.7tanka-1tei.pdf

      この15ページの部分、「横断防止柵用パネル 2.3×600 ×3,000(4本ビーム)」が新しいタイプなのかよくわかりませんが、その下の「横断防止柵(川崎市型)部材パネル (鳥と魚)L=3000Aタイプ」と比べると半分以下の単価になっていますね。

      • gaburieru-nyan より:

        15ページ参照してみました。
        コスト全然違いますね…。
        備考欄を見ると横桟型 のcolorはダークブラウン1色だけのようですね。

        川崎市型(鳥と魚)のグレーベージュ、探してみたいなと思います。

        この資料、総ページ数140pなんですね。このような資料にも目を通して
        いらっしゃるのですか?

        調べて頂いて、ありがとうございます。

  3. 匿名 より:

    また、いつか、復刻してくれると
    いいですね。

  4. 麻生人 より:

    あちこち歩いてあらためて見てみると、このガードレールでした。なかなか良いデザインですが、無くなるのは残念ですね。

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      大抵の独自に横断抑止柵は、1枚で1組のデザインとなっていますが、川崎市型は4枚で1組という非常にまれで面倒くさそうなデザインでした。
      いつ頃からこれが使われているのか等、調べて見たら面白いかもですね。

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