汚い物(略)が苦手な方はバックバック!!
小平市のやや南寄り。府中街道に面し、玉川上水の南側に「小平市ふれあい下水道館」なるものに行ってきました。
下水道を「ふれあう」なんて、ふれあいたくもない・・・が、毎日お世話にはなってます。
ところで「下水道館」って「下水道管」とかけているのでしょうか。
外観は至ってふつう。公民館のような感じです。
ここに来ようと思ったのは、この近くに住む友人が「こんなものがある」と教えてくれたことに始まります。
どうやら、小平市や国分寺市の小学生は社会科見学で必ず来るところらしいです。私が小学生の時は、羽田空港の近くの昭和島にある「森ケ崎水再生センター」に行った記憶があります。
それはさておき、なんといってもここは下水道管の中に入れるそうではありませんか。行くしかないでしょ。
下水道館の外にはちょっとしたモニュメントがありました。礫泥水加圧セミシールド掘進機だそうです。
ALSOKで警戒。危険物持ち込み禁止。
これは危険なにおいがプンプンするぞ~。さぁ。
ってちょっとまて。
「館内の気圧が下がる為、ドアーを開け放しにしないでください。下水のにおいが充満します」
ええええっ。
か・・・館内は臭いのか?
とりあえず入ってみます。
においはせず。
気圧のお話は、よく分煙のお話であるあの仕組みを利用しているのでしょう。にしてもこれは。
見学料は無料。駐車場完備。バリアフリー対応。地上2階、地下5階になっていまする。
撮影可ということだったので、ちょっと載せます。(ネタバレ注意)
ビデオが上映されていました。ただ、誰もいない。
ビデオの上演時間は地味に長いので、ごめんパス!
「本日の原水」と「本日の処理水」
「本日の原水」ときれいな言葉で書いてあるけど、つまりは・・・そういうことです。ブツは見えませんでした。
にしても、「処理水」がこんなにもきれいになるのかと少し感動です。
江戸時代~現代までの下水道を紹介。詳しくはネタバレになるので割愛。この1室だけでも30分は居られるよ。
地下3階~4階もこんな感じで水道関連の展示。ネタバレになるので割愛。
どれも見ごたえありました。
地下へ下りる階段の中央にはボーリングの断面のようなものも。
「本日の地下水の水位」を示した貼り紙もありました。小平の地下水といえば、武蔵野線新小平駅に地下水があふれ冠水したことも記憶に新しいものです。
最も下の階「ふれあい体験室」
地下5階だけドアが閉まっていました。自動ドアです。
しれっと片隅に置いてあるホワイトボード。
酸素20.9vol%(体積パーセント)
メタン!硫化水素!は0でした。
中学校の理科で習ったとは思いますが、空気中の酸素は21%くらいなので、外気とほとんど(まったく)変わらないといってもいいでしょう。
下水道館の油やコンクリートが固まるとこんな風になるらしいです。すごい。
お待ちかねの体験コーナー
両脇に消毒液完備、非常ベルも備え付け。
この段階で臭いはほとんどしません。
かばんは念のためここに置いていくことにしました。
ファンが回り、空気は外へ出ないようにはなってます。でもちょっと漂う臭気。
この奥に下水道管があるわけです。
っとここにきて足がすくみます。「臭そう」
臭い!
ゴーーっという音ともに流れる黄土色の水。この下水道管は現役。小川幹線といって、小平市の一部地域、約2万世帯、約4万5千人によって使われた水が流れてきています。内径は4.5メートルというから相当大きいです。
写真という媒体が、運良く(悪く?)臭いまでお伝えできません。臭いの程度でいうと、公衆便所より圧倒的に臭く、ボットントイレよりは臭くない。ボットントイレを何度か使ったことある私としては「あれ?なんだ・・・」という感じもしましたが、でもやっぱり臭い。
長居するとにおいが染みつきそうなので足早に退散。
しかしながら、貴重な体験ができました。
日本で唯一、下水道管に入れる場所らしいので、行ってみる価値は十分あると思います。
そして、下水道を学んで、見て、感じることによって、私たちが使った水がどうされているのか、どうなっているのかというのが学べるというのは良いことです。
私たちの生活にはなくてはならない下水道管。ふれあいながら学べる「小平市ふれあい下水道館」
超おすすめ
行くべし!
撮影日:2016年3月1日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント