東京都内で実用初!薄くて平たいフラット型信号機が登場

東京都練馬区及び西東京市界の交差点で信号機の設置工事が行われ、車両用灯器に東京都内で実用初となるフラット型信号機が設置されました。

東京都を除く他の道府県では既に設置が進んでいるフラット型信号機ですが、都内では2007年頃に試験設置されたのを除いて初となります。

設置された信号灯器

設置されたのは、都市計画道路放射第7号線と練馬区道及び西東京市道が交わる十字路です。都市計画道路の暫定開通後、事故が相次ぎ、地元から信号機設置が要望されていた交差点です。(交差点の詳細は下記)

この信号機の設置工事は、件名「交通信号施設 新設・更新(制御機)工事」で、2025年6月26日に入札が公表され、6月26日にムツミ電気工業株式会社が落札して施工しているものです。

8月29日の段階で、設置予定の車両用灯器8灯のうち6灯が設置済みで、そのほか歩行者用信号等8頭も設置済みです。

他の道府県に設置されている低コスト型信号灯

フラット型信号機は、薄型で軽く、薄いため積雪しにくいなどの特徴をもち、最近では光る部分の直径を250mmに小さくした低コスト型が多く設置されています。

東京都を除く道府県では設置が進んでいます。

一方で、東京都(警視庁)は、信号機の仕様書が他の道府県とは異なるとされていて、これまで試験設置されたものを除き、実用信号機では一切設置されてきませんでした。

東京都内では、信号機のLED化が他の道府県よりも早く進み、全国に先駆けて100%を達成しました。警察庁が毎年ホームページ上に公表している「都道府県別交通信号機等ストック数」によると、2016年度末時点で車両用98.6%・歩道用95.2%、2017年度末時点で車両用99.9%・歩道用100.0%、2018年度末時点で車両用100.0%・歩道用100.0%となっており、2018年度中に100%を達成したようです。
※一部2017年度末に達成と書かれたサイトが存在する。
※ただし、2022年3月まで高田馬場付近の公道に、公安委員会意外の者に管理等を委任する委任信号機として電球型の歩行者用信号機が残っていた。

2014年に警察庁がインフラの老朽化や維持に対応するため、低コスト信号機を開発するという報道がなされ、その後2017年には低コスト型が仕様化された時点で、都内では既にLED化が100%に近かったことから、こうしたタイプの導入をする必要がなかったのかなと推測しています。

今回設置された薄っぺらい信号機

今回設置された交差点は、都市計画道路の暫定開通時点で信号機を設置する予定はなく、全線開通後に設置する予定とされていました。しかし、暫定開通後事故が相次ぎ、地元から信号機設置の要望も相次いだことを受けて設置したものです。

2025年度の途中(7月頃)発注分から、警視庁が発注する車両用信号灯は、フラット型での発注が多くを占めていることから、今後はこのタイプが主流となっていくのではないかと予想しています。(多分仕様書が変わったのだろう)
この交差点が1番目となったのは、おそらく当初の予定を割り込む形で設計に加えたからじゃないかな……なんて想像しています。シランケド。

ちなみに、この信号機のメーカーは日本信号でした。銘板も見えましたが、しょぼいレンズしか持ち合わせていなかったのでメーカー名しか読み取れませんでした。

調べていて少し気になったのですが、設計書によると、発注時期が若干異なるため物価上昇等の関係で比較が難しいところですが、このフラット型車両用信号灯(三位式)の機器費は224,000円/灯、U形車両用信号灯(三位式LED)(※従来品)は203,000円/灯で、安くなっていません。(※フラット型の方があとに発注されているため物価上昇が含まれている可能性があります)

この交差点に設置された歩行者用信号機は、従来型のU形歩行者用信号灯(LED)で、コイト製でした。

信号機点灯はもう暫くしてからと思われます。この交差点では改良工事も予定されています。

撮影日:2025年8月29日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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