稲城市の稲城上平尾土地区画整理事業と稲城小田良土地区画整理事業を結ぶトンネルがほとんど完成しました。
※当初タイトルに「市内2か所目の車の通れるトンネルに」としていましたが、春ごろに市内の南山地区でトンネルが貫通していることから10日午後に削除しました。小田良トンネルも春ごろにはトンネルの形になりつつありました。南山のトンネルは山岳方式、小田良トンネルは開削方式であり、工法の違いからどちらが先にトンネルになったかは難しい問題であり、またどちらのトンネルも交通開放の時期はまだ公表されていません。
この事業は完了しています。
稲城上平尾土地区画整理事業は稲城市で行われていた土地区画整理事業です。
土地区画整理組合による施行で、2010年に事業認可を得て事業が進められ、2019年3月1日に換地処分を行いました。2022年3月3日には組合解散が認可され、事業が終了しました。
都市計画施設としては、多摩3・4・17号坂浜平尾線などが整備されました。
事業名 | 稲城上平尾土地区画整理事業 |
施行者 | 稲城上平尾土地区画整理組合 |
準備会結成 | 2005年11月30日 |
組合設立認可 | 2010年7月29日 |
換地処分公告 | 2019年3月1日 |
組合解散認可 | 2022年3月3日 |
事業認可期間 | 2010年7月29日~2022年3月31日 |
施行面積 | 約25.1ha |
施行地区 | 稲城市大字平尾字六号、字十号、字十一号、字十二号及び字十三号並びに同市大字坂浜字十七号及び字十八号の各一部 |
合算減歩率 | 48.84% |
2022年3月3日現在 |
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この事業は完了しています。
稲城小田良土地区画整理事業は稲城市で行われている土地区画整理事業です。
土地区画整理組合による施行で、都市計画施設として多摩3・3・36号小田良上平尾線などが整備される予定です。
事業名 | 稲城小田良土地区画整理事業 |
施行者 | 稲城小田良土地区画整理組合 |
準備会結成 | 2006年3月27日 |
組合設立認可 | 2012年12月25日 |
換地処分公告 | 2023年3月3日 |
組合解散認可 | 2024年9月6日 |
事業期間 | 2012年12月25日~2025年3月31日 |
施行面積 | 約29.5ha |
施行地区 | 稲城市大字坂浜字十三号、字十四号、字十五号、字十六号、字十七号及び字十八号並びに同市大字平尾字十号の各一部 |
合算減歩率 | 54.10% |
2022年9月2日現在 |
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このトンネルはもともと土地区画整理組合によって施工される予定でしたが、両区画整理の進捗の違いなどから稲城市が施行者となって工事が行われています。
工期は2019年7月31日までとなっていました。様子を見たところほとんど完成しているように見えますが、看板がまだ掲示してあり細かい作業をしているのかもしれません。
トンネル上部にある学園通りは多摩川水系と鶴見川水系の分水嶺にもなっている小高い場所です。
トンネルは2017年末ごろより開削によって施工されました。その後築造が進み、今年春頃には埋め戻し作業も行われていました。
最近ではトンネル脇のブロック積み擁壁や、道路のペイントなどの施工が行われていました。
ちなみに、これより先は仮囲いがあって進めません。
7月末ごろにはトンネル名の銘板が取り付けられ、「小田良トンネル」と正式に決まりました。仮称は小田良上平尾トンネルでした。
開削によってトンネルは造られましたが、上部の学園通りは何度か切り回しを行い、通行止めにはなりませんでした。
7月10日に最後の切り替えを行い、復旧しました。
こちらは土地区画整理事業中の小田良方面です。分譲住宅の建設も進んでいます。
小田良のこのあたりは「坂浜」という地名が付いています。区画整理などに合わせ、現在地名をどうするのかを検討しているとのことです。
撮影日:2019年8月7日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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