鮮度落ちの記事になります。写真撮影は2017年11月19日です。
稲城市の榎戸地区(住所:矢野口)では稲城市施行の「稲城榎戸地区土地区画整理事業」が1989年(平成元年)から行われています。土地区画整理事業で区域内の鶴川街道(南多摩尾根幹線)や三沢川の整備も進み街並みができましたが、市施行の区画整理ですのでまだまだ掛かりそうかなという感じです。現在のところ事業期間は2020年度(平成32年度)までとなっていますが、まぁ伸びるでしょう。市議会によると進捗率は88.0%
稲城榎戸地区土地区画整理事業は稲城市で行われている土地区画整理事業です。
多摩3・1・6号南多摩尾根幹線などの都市計画道路や公園などが整備されます。
事業名 | 稲城榎戸地区土地区画整理事業 |
施行者 | 稲城市 |
都市計画決定 | 1988年11月18日(都告第1108号) |
事業決定 | 1989年12月4日(市告第19号) |
施行期間 | 1989年度~2028年度 |
面積 | 25.3ha |
公共減歩率 | 24.04% |
保留地減歩率 | 2.31% |
2020年6月18日現在 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
さて、区画整理事業に伴って区域内の区画街路である、「多摩7・5・2号公園通り梨の道線」の工事が始まりました。この道路は区域を東西に横切る区画街路で、幅員は15~30m。東側地区は暫定整備が完了しています(完成はしていない)。西側は唯一暫定整備も行われていませんでしたが、昨年(2017年)から着工されました。
工事件名は「稲城榎戸地区都市計画道路7・5・2築造(暫定整備)区画道路築造29-56 公1号工事」で、工期は2018年(平成30年)2月下旬までとなっています。稲城市が発行している”土地区画整理事業のおしらせ”などによると、年度内(3月まで)の交通開放を目指しているようです。
この道路は区画街路にしては幅員が広めで、市議会録などによると、最終的には道路にハンプを造るなどして通過交通をあまり入れないつくりにしたいようです。「稲城土地区画整理事業のお知らせNo.27 2010年(平成22年)7月5日付」によると、道路中央に遊歩道を設けたつくりにするようです。都市計画道路名称に「梨の道線」とあるように、稲城らしい道になったらいいんじゃないかなと思います。
個人的には警察が嫌がりそうなつくりだなと思ったのですが、警察などと協議して決まったようです。
今回の工事は「暫定整備」なのでここまでは整備しないと思います。
以下写真の位置は、この地図の番号の位置・向きに対応します。
西日で逆光になってすみません。
土地区画整理事業によってちょっとずつ区画されて用地ができています。稲城市内では組合施行の南山東部土地区画整理や、稲城上平尾土地区画整理なども行われていますが、ここは市施行の土地区画整理事業であり、既存市街地の再区画ですので性格が異なります。
道路はほぼ90度で南~東とカーブします。
道路はこのさき鶴川街道(南多摩尾根幹線)と交わって、工事区間が終了します。この区間の鶴川街道は2006年(平成18年)4月23日15時に交通開放されました。もうそんな昔なんですね。
こんな感じです。書くことがない…。
余談ですが、1990年台以前の道路地図を何冊か買いました。20年、30年も違うだけで、街並みはこうも変わるんだとちょっと驚きと感動しました。「まち」は生きています。
撮影日:2017年11月19日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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