久我山、浜田山、八幡山、千歳烏山という山をご存じだろうか。
そう、杉並区と世田谷区にそびえるあの有名な「山」です。
近くには「富士見ヶ丘」なる「丘」も存在しています。
今回はその山々を縦走してみました。かなり険しい山でした(大ウソ)。
え。指摘されても困るので、そんな山は無いです。暫くお付き合いください。
富士見ヶ丘
まず始めはウォーミングアップとして「丘」からスタート。京王井の頭線の富士見ヶ丘駅です。
基盤地図情報から道路と線路、等高線と標高点のみ抜き出しました。測量法上、地図に書き加えることができないので言葉で説明します。地図の中央付近が富士見ヶ丘駅です。
地図を見る限り、駅の東側に小高い丘があるので行ってみましょう。登山開始です!
富士見ヶ丘駅の南口から出て道路を横断し、正面の道を進みます。
道路脇のブロックを見ると、ほんの少しだけ登り坂なのがわかります。
いよいよ登山らしくなってきました!(きてません)
たぶんこの辺りが富士見ヶ丘駅周辺の最高地点です。たぶんね。
地理院地図によると、標高は48mほど。
最高地点は井の頭線の跨線橋の付近です。地図を見て推測すると、もともとは小さな山だったと思われ、井の頭線が切通しのように突き抜けています。
ちなみに、この付近に「富士見ヶ丘」という地名は存在しません。駐在所や郵便局、中学校の名前にはなっているんですけどね。あと、富士山は見えませんでした。
久我山
次は久我山!
富士見ヶ丘駅から電車に乗って、お隣の久我山駅まで縦走です。
えっ。電車で……それって縦走なのか!?
というか、井の頭線の短い1駅間で電車乗ってる自分が恐ろしい。
例の如く、地図中央付近が久我山駅です。
どうでしょう。北西側に盛り上がりがありますね。これは登山なんじゃないか!?
久我山駅から神田川を上り少し行くと右手に見えてきました。
これは山だよな?
おぉぉ~これは山だ!
一段高いところに久我山稲荷神社がありました。高いところにはこういうのがありがちですね。
ただし!これは久我山(Mt.Kuga)じゃないです。
Wikipediaによると、
「くが」とは空閑地や陸地のことであり、武蔵野の新開地の意と推測される。古くは久ケ山とも。
フリー百科事典:Wikipedia – 久我山
とのことですので、久我山駅に近い標高の高い場所ってだけでした。
この場所の標高は52m程度。一段低い場所より7mほど高い場所です。景色は……うーん。
浜田山
久我山駅から3駅で浜田山駅です。途中の高井戸駅も音の感じが非常に高そうですが通過。
忘れていませんか。私は今、山を縦走しています。
中央付近が浜田山駅ですが、高そうな場所が存在しません。これでは登山もできない!
地名の由来は
現在町域内にある杉並南郵便局付近一帯は江戸時代まで江戸・内藤新宿(現在の新宿区新宿)の商人・浜田屋の所有地で松やクヌギの林(付近では「山」と呼ばれていた)になっていたほか浜田屋の墓があり、彼岸の時は浜田屋の人間が江戸から当地まで墓参りに訪れていた。墓参りの際には、村の子供たちに銭やお菓子などが配られるのが恒例で村ではお祭りのような賑わいであったといわれている。この浜田屋の山から浜田山の地名が生まれ、現在の地名になったと言われている。
フリー百科事典:Wikipedia – 浜田山
とのこと。さらに適当にネットで調べると杉並南郵便局辺りがそうだったみたいなので行って見ることにしましょう。
浜田山駅前。谷口集落とかでしょうか(すっとぼけ)。
浜田山駅から井の頭通りに向けて若干登っている!?
地理院地図によると、駅前から井の頭通りまでの約250mで2mほど登っているみたいです。勾配は0.8%程度。
その杉並南郵便局に到着。
んまぁ、その……。ふーんって感じ。
八幡山
明大前駅で京王線に乗り換えて八幡山駅へ。
いやぁ……極めて平らな土地です。
Wikipediaには
村内にあった八幡神社が由来といわれるが、定かではない。一般的には一丁目の八幡社が由来の神社とされている。
フリー百科事典:Wikipedia – 八幡山(世田谷区)
と、されているので、とりあえず行って見ましょう。
住宅街にある神社でした。意外と立派。別にここが高い場所にあるわけでもなかったです。
千歳烏山
京王線って東京でもトップクラスの登山電車なんじゃなかろうか・・・(東急も末尾に山が付く駅が多い)などと考えているうちに千歳烏山駅に到着。
もう!山なんかないよ!終わり!!
京王永山・高尾山口
行かないよ!
撮影日:2018年11月18日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
楽しい記事をありがとうございました。