川崎市多摩区の稲田堤駅前で行われている駅前空間の整備状況を見て来ました。
自由通路及び橋上駅舎の整備後、駅前空間整備が行われてきましたが、ベンチや車止めなど一部を残してほぼ完成していました。

この事業は川崎市が事業主体となり、自由通路の整備と橋上駅舎化を行ったもので、踏切を横断する利用者の安全確保等、駅へのアクセス性の向上を目的に行っていたものです。
2023年8月6日に自由通路の南口部分と橋上駅舎の使用が開始され、2024年6月2日に北口部分が供用開始されました。

この空間は、自由通路の整備に伴い、北口部分は従来の駅舎があったJR用地部分を、南口は雑居ビルだった部分などを市が買収し市有地となっている部分で、橋上駅舎等工事中には工事ヤードなどとして活用されてきました。
工事完了後、駅舎や自由通路の開放後は暫定整備の状態が続いてきましたが、今年から空間の整備が進められてきました。
舗装部分はストリートプリントによるレンガ風の塗装がされています。型押しはないタイプです。
現地の掲示物には、南側は19日深夜に、北側は20日深夜にエレベータ等の使用ができなくなるお知らせがあったことから、この日に施工したものと思われます。
ストリートプリントは維持管理の観点から導入する自治体が増えてきています。ただ、歩道の透水性舗装にやると空隙が目立ってあまり奇麗に見えないんですよね。

南口側も同様にほぼ完成しました。こちらも同様に車止めなどは施工中です。

南北ともに、階段を下りた正面の歩道には横断抑止柵が設置され乱横断の抑止が図られています。
工事情報

件名 | 南武線稲田堤駅前空間整備工事 |
施工者 | 有限会社一興業 |
工期 | 2025年8月29日まで |
撮影日:2025年8月21日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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