清瀬市で事業が行われている東村山3・4・26号久留米駅清瀬線の進捗状況を見てきました。
依然として用地の取得が進められていますが、工事の前提となる埋蔵文化財の本格調査が始まるようです。
事業概要
東村山3・4・26号久米川駅清瀬線は東村山市栄町一丁目から清瀬市下宿三丁目に至る延長約9,220mの都市計画道路です。このうち、上記で示した関越自動車道交差附近~新座市界までの区間では、道路を新設する事業を行っています。
施行者は清瀬市で、都市計画道路事業の事業認可は2020年4月10日です。延長は約786m、幅員は16mで、2車線の道路となる計画です。
施行者 | 清瀬市 |
延長 | 約786m |
幅員 | 16m |
車線数 | 2 |
事業施行期間 | 2020年4月10日~2035年3月31日 |
2021年2月25日現在 |
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写真等
撮影位置はこの通りです。
新座市との都県境が事業区間の北端です。
新座市側は土地区画整理事業が行われ、くみまちモールなどが整備され道路が接続された結果、未拡幅のこの道路の交通量が激増しました。
土地の取得は、市土地開発公社を用いて取得しています。取得率は近年の市議会でも答弁がないことから不明ですが、目測90%以上はありそうです。
市議会録によると、市土地開発公社により先行取得した用地の買戻しのための予算もついているようです。
現道とはずれる地点には、現場事務所が設置されていました。なんのためのものか看板類はありませんでした。
市議会録及び入札情報によると、本路線では今年度から埋蔵文化財の本格調査を行う予定で、すでに委託件名「東3・4・26号埋蔵文化財本格調査業務(債務負担行為)」が入札済みです。入札は不調となったものの、不落随契によりテイケイトレード株式会社と契約しています。
本路線の一部が「周知の埋蔵文化財包蔵地」に該当するため実施されるもので、この調査は約2年かかる予定です。
この現場事務所もこの調査のためなのではないかと想像しています。
せめてここから北側だけでも先行して整備されるといいんですけどね。
なお、市土地開発公社による先行取得をしたこともあり、用地の取得状況は、一般的な事業と比べるとかなり早いです。
入札情報によると、今年度はすでに「東3・4・26号線電線共同溝予備設計及び一般構造物予備設計業務委託」が発注され、株式会社キミコン多摩事務所が受注しています。
また、下水道設計として、「東3・4・26号久米川駅清瀬線汚水管渠実施設計委託」が発注され、同じく株式会社キミコン多摩事務所が受注しています。
市議会録によると、2025年度は詳細設計を行い、2026年度から道路築造を開始する予定とのことです。(清瀬市 令和6年3月予算特別委員会 03月12日-03号)
事業区間はここまでです。
この南側も幅員がやや狭いので、せめて旭が丘交番までの区間の拡幅を、次期事業化計画に掲載してほしいところです。
撮影日:2024年9月16日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
新築の家っぽいのも有ると思いましたが、立ち退きするんですかね?