青梅市で事業が行われている青梅3・5・5号新奥多摩街道線の進捗状況を見てきました。
東青梅駅南側駅前の道路をバイパスする道路です。都道ですが、みちづくり・まちづくりパートナー事業により青梅市が事業を行っています。
青梅総合高校前で街築等の工事を行っていました。
事業概要
青梅3・5・5号新奥多摩街道線は、青梅市河辺町六丁目から青梅市西分町一丁目に至る延長約3060mの都市計画道路です。このうち上記図で示した区間では、道路を拡幅する事業を行っています。
この道路は東京都が管理する都道(立川青梅線)ですが、第三次みちづくり・まちづくりパートナー事業により青梅市が事業を行っています。幅員15mの道路として整備される計画です。
施行者 | 青梅市 |
延長 | 不明 |
幅員 | 15m |
2023年10月2日現在 |
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写真等
撮影位置はこの通りです。
写真左方向の道路が事業区間です。
現在の奥多摩街道は写真右側に進み、東青梅駅南口前を経由するルートが本線になっています。歴史的に見ると、1950年代?まで右の道路はなく、左の道路が本線だったようですね。
全体的に道路を新設するものではなく、拡幅することがメインとなっています。
ほとんどの区間で用地の取得は概ね完了しているように見えました。
この区間では電線共同溝が整備されているようで、特殊部が見られました。都道のため、東京都マークのCCBOXです。
沿道には保健所や市の施設など、公共施設が多いです。
正面では、青梅3・5・24号根ヶ布長淵線と交差します。
写真左側には、青梅街道方面に向けて2020年5月に道路が整備開通しました。
写真右側は別途道路を広げる事業が始まっています。
青梅総合高校に沿う区間では、街築等の工事が始まっていました。
工事件名は、「都市計画道路3・5・5号線街築等工事」で、2024年3月15日までの予定で、株式会社多摩組が施工しています。
看板を見る感じ、高校側の街築を行うように見えます。
かつてはオレンジ色のネット右側付近が道路端部でした。左側に拡張した形です。
なお、青梅市中心市街地活性化基本計画や青梅市の統計などによると、東青梅駅付近は1999年から人口が減少傾向です。駅前に元気がないなという印象です。
事業区間は奥の角付近までと思われます。
都市計画道路自体は正面に抜ける計画ですが、事業化していません。
撮影日:2023年10月8日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
青梅総合高校前を通った時に「ガードレール内が広いなー」ぐらいの感想でしたが、駅前をバイパスする道路を作っていたんだ。
バイパスが必要なほど駅前って混んでいた印象がありませんが、出来たら便利になるのでしょうね。
駅前はほとんど渋滞しているイメージはありませんね。
2つの踏切が近接している成木街道入口付近は、かつては東青梅駅以西から単線であったことから、下り線到着→上り線待ち合わせ→上り線到着→下り線発車まで長時間の遮断があったのも、東青梅駅構内単線化に伴って短くなったんじゃないかなと思います(調べてませんが)。
道路の整備は渋滞解消などを目的としたものではなく、公共施設整備とそれに伴う歩行者の安全確保及び根ヶ布長淵線の整備に向けた整備という性格が強いのではないかと思います。
国道20号を半蔵門で左折しますと、そのあとずーーーーっと右左折しないでひたすら交差点を真っ直ぐ進むと、東青梅の勝沼で突き当たるんですよね。
その意味で、ちょっと感慨深いこの界隈です。
ここは70年位前に旧道化した一方通行路を奥多摩街道のメインルートに戻すようですね。
ただ、現在の駅前ロータリーを経由する道が特に渋滞しているという訳でもなく、その現道も新道と幅員が全く同じ15m、特に屈曲する箇所もない、なんか計画自体が微妙な感じがするんですよね。強いて言えば現道のカーブを曲がる車とロータリーを出る車がぶつかる可能性が考えられなくもないかなー・・・位。あ、一通が解消すれば福祉センターや健康センターには行きやすくなるか・・・。
拡幅に反対する理由は全く無いんですけど、都がこっちに金を出す位なら成木街道入口交差点と千ヶ瀬二丁目交差点の間(青梅3・5・24号根ヶ布長淵線、青梅市道幹32号線)の方を都の事業にして欲しかったよ・・・。都道28号線と45号線を繋ぐ路線なのに・・・。
都道に挟まれた区間なので道路法的にも都道にできそうなものですが、やらなかったですね。
多摩地域の市町道の整備も、だいたい都や国の補助金が入ってますので、市単独費だけで整備することはまずないです。