岐阜県中津川市で建設が行われているリニア中央新幹線岐阜県駅(仮称)の進捗状況を見てきました。
岐阜県駅(仮称)は、JR中央本線の中津川駅の隣にある美乃坂本駅に隣接して建設される予定で、現在は駅の建設工事のほか、中津川市施行の土地区画整理事業も行われています。
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写真等
撮影位置はこの通りです。
これが岐阜県駅(仮称)が建設される予定の美乃坂本駅です。平屋建ての小さな駅舎が線路の南側にあり、ホームとは跨線橋で結ばれています。
駅前は小さな広場となっていますが、交通広場と言えるほどのものではなく、契約駐車場と数台分のタクシー乗り場、駐輪場などがある程度です。
現在の駅のホームは島式のホームがあるだけで、エレベータなどのバリアフリー設備もありません。
列車の本数は1時間に2本程度で、列車が来るたびに駅周辺が賑やかになっている印象でした。
リニア中央新幹線は、現在の駅の北側(写真左側)に建設される予定で、在来線ホームは橋上駅舎化(自由通路も整備)される計画です。リニアの駅とは屋根などで結ばれる予定のようです。
正面付近に左右に横たわるようにリニア中央新幹線が建設される予定で、在来線とリニアの間に交通広場が建設される予定です。
周辺では、中津川市施行の「中津川都市計画事業リニア岐阜県駅周辺土地区画整理事業」が施工中です。リニア開業までの交通広場やアクセス道路等の概成を目指しています。
写真正面右側には千旦林川が流れていて、写真に見えるのはアクセス道路の橋台と見られます。河川も一部土地区画整理事業で付け替えられる予定であるほか、河川を管理する岐阜県と連携して「かわまちづくり」の登録が行われ、恵那山の眺望を活かし、千旦林川沿いに回遊できる空間を整備し、駅利用者や地域住民が川沿いに集まることでにぎわいが創出されることを目指しています。
駅の西側には県道が通っていて、苗木街道踏切が存在しています。踏切手前に設置された「踏切廃止絶対反対」と書かれた大きな看板が目立ちました。
この付近に交通広場ができる予定ですが、建物の移転もまばらな状態でした。
工事の進捗に伴い、県道の一部が付替えられていました。
リニア工事の進展に伴い、市道(市道坂本69号線)の一部が付け替えられています。
将来的にこの辺にアクセス道路ができるものと思われます。
左の林の奥に美乃坂本駅があり、右側にリニアの駅ができます。
リニアの橋脚建設などが進められていたほか、東京方面の山の掘削も進められているようでした。
この駅付近から分岐して、東京方面に車両基地が建設される予定です。
高圧送電鉄塔の建設も進んでいます。
撮影日:2023年7月14日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
はるばる美濃まで出向かれて
お疲れ様です